糸リフト（スレッドリフト）

糸リフト（スレッドリフト）とは

糸リフト（スレッドリフト）とは、医療用の特殊な糸を顔の皮下組織に挿入し、皮膚や筋肉を引き上げるリフトアップ治療です。糸にはコグ（トゲ状の突起）があり、皮下組織に引っかけて顔のたるみを引き上げることで、ほうれい線やマリオネットラインの改善、フェイスラインの引き締めなどに効果的です。
また、糸を挿入する刺激でコラーゲンの生成が促されるため、肌のハリ・弾力アップをサポートする美肌効果も期待できます。
TCBスキンクリニックでは、切らない糸リフトとして「TCB小顔リフト」「小顔美肌再生（リフトアップ）」「クリアファインリフト」の3種類をご用意しています。患者様のお悩みや症状に合わせて適切な治療をご提案することが可能です。

糸リフト（スレッドリフト）に期待できる効果

糸リフトの主な効果は、リフトアップによるたるみやほうれい線、マリオネットラインの改善、たるみ予防などです。糸の挿入で皮下組織が物理的に引き上げられることでリフトアップ効果が期待できるため、小顔を目指したい方にもおすすめです。さらに、糸によってコラーゲン生成が促進され、肌質の改善にもつながります。

ほうれい線やマリオネットラインなどの改善

糸でたるみを引き上げると、下垂した皮下脂肪をもとの位置に引き上げることができ、ほうれい線やマリオネットラインの改善が期待できます。加齢により皮下組織の靭帯がゆるむと、皮下脂肪を支えきれずにたるみが生じ、ほうれい線やマリオネットラインが目立つようになる場合があります。糸リフトは、加齢とともに気になりやすい部位にアプローチが可能な治療です。

フェイスラインのリフトアップ・小顔効果

糸を顔の皮下組織に挿入し、皮膚や筋肉を直接引き上げてリフトアップすると、輪郭が整い、小顔効果が期待できます。また、糸の挿入による傷を修復する過程で皮下組織が収縮するため、引き締まったフェイスラインを目指せます。

たるみの改善・予防

糸リフトは、皮下組織を引き上げるため、たるみの改善に効果的です。
また、糸が皮下組織に挿入されると、周囲の組織に軽い炎症反応が起こります。修復の過程でコラーゲン生成と組織収縮が促されて肌が引き締まるため、たるみを予防する効果も期待できます。

肌質改善

糸リフトは、たるみやほうれい線などの改善に加え、肌質改善効果が期待できる治療です。糸を挿入する際の刺激によって真皮層の細胞が活性化し、コラーゲン生成が促進されます。肌のハリや弾力アップに有効です。

糸リフト（スレッドリフト）の症例写真

TCB小顔リフト

TCB小顔リフトは、体内で自然に吸収される医療用の糸を使用した、たるみやほうれい線などの気になる部位にアプローチが可能な、切らない小顔治療です。頬やフェイスラインに糸を挿入し、たるみやほうれい線、マリオネットラインなどの改善を目指します。
糸が体内で溶けていく過程でコラーゲンの生成が促進されるため、肌のハリや弾力をアップしたい方にも適しています。効果に個人差はありますが、持続期間は通常6ヶ月～1年程度です。

小顔美肌再生（リフトアップ）

小顔美肌再生（リフトアップ）では、3種類の糸（2種類は溶ける糸、1種類は溶けない糸）を使用します。患者様のお悩みやご希望のイメージに合わせて糸を選択し、切らずにほうれい線やフェイスラインのたるみ、マリオネットライン、目元のしわなどの改善を目指します。
糸の刺激によりコラーゲンの生成が促されるため、肌のハリ・ツヤ向上をサポートする美肌効果や、将来のしわ・たるみ予防にも有効です。持続期間に個人差はありますが、通常3～5年程度です。

クリアファインリフト

クリアファインリフトとは、体内で自然に吸収される医療用の糸を真皮層に挿入し、肌のハリや弾力の向上を促すことで、口元や頬などのたるみ予防・改善をサポートする治療です。
クリアファインリフトで使用する細い針のなかに糸が収納されており、針を刺して抜くと、糸だけが体内に残る仕組みです。針による手技と埋め込まれた糸が真皮層の筋肉を刺激するため、コラーゲンやエラスチンの生成が活性化され、若々しく引き締まった肌へ導きます。個人差はありますが、治療後1～2年程度は、肌のハリや弾力の改善が期待できます。

TCBスキンクリニックで使用する糸の種類

TCBスキンクリニックの糸リフトで使用する糸には「溶ける糸」と「溶けない糸」の2種類の素材があります。

【参考文献】
Mini-midface Lift Using Polydioxanone Cog Threads
Combined press cog type and cog PDO threads in comparison with the cog PDO threads in facial rejuvenation
Outcomes in Thread Lift for Facial Rejuvenation: a Study Performed with Happy Lift™ Revitalizing

溶ける糸

溶ける糸は「PDO（ポリジオキサノン）」「PCL（ポリカプロラクトン）」「PLLA（ポリ-L-乳酸）」といった、医療分野で使用されている素材でできています。
TCBスキンクリニックの糸リフトでは、TCB小顔リフトや小顔美肌再生ソフト、クリアファインリフトで使用します。

PDO（ポリジオキサノン）

PDO（ポリジオキサノン）は、自然なリフトアップ効果が期待できる特徴があります。糸が体内に吸収されるまでの期間は、6～12ヶ月程度です。

PCL（ポリカプロラクトン）

PCL（ポリカプロラクトン）は柔軟性があり強度にも優れた糸で、長期持続が期待できる点が特徴です。糸が体内に吸収されるまでの期間は、24～36ヶ月程度です。

PLLA（ポリ-L-乳酸）

PLLA（ポリ-L-乳酸）は、硬めの素材で引き上げ効果を実感しやすい特徴があります。糸が体内に吸収されるまでの期間は、18～24ヶ月程度です。

溶けない糸

溶けない糸は、芯がポリエステル、外面とコグがシリコンで構成されています。コグは4方向に高密度で配置されており、糸自体に高い伸縮性があるため、リフトアップ力が期待できます。主に40代以降のエイジングケアを目的とする方におすすめです。糸は吸収されずに体内に残るため、引き上げる力はキープしやすい点が特徴です。
TCBスキンクリニックの糸リフトでは、小顔美肌再生ストロングで使用します。

TCBスキンクリニックの糸リフトが選ばれる理由

TCBスキンクリニックではダウンタイムや痛みに配慮した治療の提供を目指しています。患者様一人ひとりの状態やご希望に適した糸リフトをご提案しています。

切開を伴わない糸リフトでダウンタイムを抑える

TCBスキンクリニックの糸リフトは、メスを使用しないリフトアップ治療です。切開を伴わないため、ダウンタイムを抑えながら自然で若々しい印象が目指せます。切開を伴う治療に抵抗がある方にもおすすめです。

麻酔による痛みの軽減をサポート

TCBスキンクリニックでは、安心して治療を受けていただけるよう、痛みへ配慮した治療を行っています。治療方法によって使用する麻酔は異なりますが、痛みを軽減するために局所麻酔や表面麻酔などをご用意しています。必要に応じて、各種麻酔をオプションで追加することも可能です。痛みがご不安な方は、お気軽にご相談ください。

患者様のお悩みに合わせて適切な治療をご提案

TCBスキンクリニックでは、「TCB小顔リフト」「小顔美肌再生（リフトアップ）」「クリアファインリフト」の3種類の糸リフトをご用意しています。また、小顔美肌再生では「溶ける糸」と「溶けない糸」を使用しており、患者様のお悩みや理想のイメージに合わせて選択します。
丁寧なカウンセリングのうえで、患者様一人ひとりのお悩みに合わせた適切な治療をご提案します。

糸リフト（スレッドリフト）のダウンタイム・リスク

糸リフトの注意点

糸リフトは、たるみの改善やリフトアップ、小顔効果などが期待できる治療です。しかし、糸の皮膚へのかかり方にばらつきが生じると、肌表面に凹凸ができたり、仕上がりに左右差が出たりする場合があります。また、溶ける糸・溶けない糸に関わらず、体内に糸を挿入するため、ごくまれに感染症や合併症などが発生する可能性もあります。気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
TCBスキンクリニックでは、事前にカウンセリングを行い、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療をご提案しています。さらに、治療後のアフターケアとしてフォローアップ体制を整えています。糸リフトのダウンタイムや経過について不安な点や不明な点があれば、お気軽にご相談ください。

糸リフト（スレッドリフト）の料金

施術の流れ