肝斑(かんぱん)治療

頬骨・おでこ・口元などに左右対称で現れるシミを改善する肝斑(かんぱん)治療

肝斑とは

肝斑(かんぱん)とは、主に両頬や額、口の周辺などに左右対称に現れるシミの一種です。30~50代の女性に多く出現する傾向があります。輪郭がはっきりしておらず、薄い褐色でぼんやりと広がっているのが特徴です。目の周りには出現しないため、周囲と比べて色が抜けたように見える場合があります。
肝斑治療には、メラニンの生成を抑制するトラネキサム酸の飲み薬や、低出力のレーザーでメラニン色素を破壊するピコレーザーなどが用いられます。適切な治療を行わないと肝斑が悪化する可能性もあるため注意が必要です。

ピコレーザーによる肝斑治療の症例写真

施術名:
ピコレーザー
施術の説明:
レーザーを照射して、肝斑やシミ、毛穴の開き、しわなどを改善する施術です。
施術の副作用(リスク):
腫れ、痛み、赤み、熱感など:数時間~1週間程度
まれに起きる副作用(リスク):
かゆみ、発疹、点状出血、かさぶた、水疱、色素沈着など
施術の価格:
6,600円(税込)~

肝斑の治療方法

肝斑の治療方法には、内服薬や外用薬、レーザー・光治療、ピーリング、点滴・注射などがあります。
肝斑は左右対称性の「そばかす(雀卵斑)」や「ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)」と判別が難しい場合もあるため、美容皮膚科や皮膚科で正しい診断を受けることが大切です。
TCBスキンクリニックでは、患者様のお悩みやお肌の状態に合わせて適切な治療方法をご提案します。

内服・外用薬による治療

肝斑治療に用いられるトラネキサム酸

肝斑治療に用いられる内服薬には、トラネキサム酸があります。トラネキサム酸は、メラニンを生成するメラノサイトの活性を抑制する作用があり、シミや肝斑などの色素沈着の改善に有効です。当院では、トラネキサム酸をはじめ、シミや肝斑の治療に効果的な内服薬を組み合わせた「シミ肝斑セット」のプランをご用意しています。
また、外用薬はトレチノインやハイドロキノンなどの塗り薬や、ドクターズコスメのゼオスキンが肝斑の改善に適しています。ターンオーバーを促進してメラニンを体外に排出したり、メラニンの生成を抑制したりして、肝斑を薄くする効果が期待できます。

レーザー・光による治療

肝斑を改善するレーザー治療には、ピコレーザーが用いられます。ピコレーザーには3種類の照射モードがありますが、肝斑にはピコトーニングが有効です。
ピコトーニングは、低出力のレーザーでメラニンを破壊する治療です。肌のターンオーバーが促進されるため、シミや肝斑の改善、肌のトーンアップ効果が期待できます。

ピコトーニングによる肝斑の治療方法

マイクロニードルとRF(高周波)を用いたポテンツァやサーマニードルなどの治療も、肝斑の改善に適しています。
針で肌に微細な穴を開けると、皮膚の自然治癒力が活性化して、ターンオーバーが促進されます。また、RFの照射によってコラーゲンやエラスチンが増生されるため、美肌効果や肌の引き締めが期待できます。
肝斑をはじめ、ニキビ跡やニキビ、毛穴の開きなどを同時に治療したい方におすすめです。

ポテンツァやサーマニードルによる肝斑の治療方法

ピーリングによる治療

肝斑治療に用いられるマッサージピール(コラーゲンピール)の薬剤の画像

当院では、肝斑に効果があるピーリング治療として、マッサージピール(コラーゲンピール)をご用意しています。
マッサージピールで使用する薬剤には、メラニンの生成を抑制するコウジ酸が配合されているため、肝斑の改善や美白効果が期待できます。

点滴・注射による治療

肝斑治療に用いられる白玉点滴・白玉注射の画像

白玉点滴・白玉注射は、メラニンの生成を抑制する作用や抗酸化作用が期待できる治療で、シミやくすみ、肝斑の改善に有効です。
点滴・注射による治療は定期的に受けていただくことによって、持続的な効果を実感しやすくなります。

こんなお悩みの人におすすめ

  • 両頬・額・口の周辺などに左右対称でシミが現れている
  • シミの輪郭がはっきりしておらず、ぼんやりと広がっている
  • 妊娠・出産や、経口避妊薬の服用によってシミが発症した
  • 肝斑を改善して透明感のある肌を目指したい

肝斑の施術一覧

レーザー・光・超音波による治療

内服・外用薬

ピーリングによる治療

点滴・注射

肝斑の原因

額に出現した肝斑の症状

肝斑の原因には、女性ホルモンや紫外線の影響、睡眠不足、ストレス、物理的な刺激などがあげられます。しかし、その原因は明確には解明されていません。
妊娠や出産、経口避妊薬をきっかけに出現したり、紫外線の量が増える夏に目立ったりすることから、女性ホルモンや紫外線と深い関係があると考えられています。ホルモンバランスの乱れや紫外線によるダメージは、メラニンを生成するメラノサイトを活性化させます。メラニンが過剰に生成されると、体外に排出しきれないメラニンが肌内部に蓄積されるため、肝斑の出現につながる可能性があります。
また、睡眠不足やストレスに加え、洗顔や過度なマッサージによる物理的な刺激が加わると、肝斑が悪化する可能性もあるため注意が必要です。

肝斑とシミの違い

肝斑とシミの違いや見分け方を解説したイラスト

シミには老人性色素斑(日光性黒子)、そばかす(雀卵斑)、炎症後色素沈着などがあります。一般的なシミである老人性色素斑は、紫外線が主な原因で、輪郭がはっきりとした円形や楕円形をしています。色は薄茶色から茶色で、大きさや発生する部位はさまざまです。
一方で肝斑は、女性ホルモンの乱れや物理的な刺激が主な原因で、多くの場合は頬骨や額、口の周辺などに左右対称で現れます。輪郭がぼんやりとした薄い褐色で、比較的広範囲に及ぶのが特徴です。

肝斑の見分け方や治療方法を解説

肝斑治療の料金

TCBスキンクリニックでは患者様にご満足いただける施術を多数ご用意しております。
施術ごとの詳しい価格については
料金表をご覧ください。

料金表を見る

よくある質問

肝斑はレーザー治療で取れますか?
肝斑に効果的なレーザー治療として、「ピコトーニング」があります。ピコレーザーという機器を用いた治療法で、低出力のレーザーの照射によってメラニンを破壊し、肌のターンオーバーを促進させることで肝斑を改善します。強い出力のレーザー治療は肝斑を悪化させる可能性があるため注意が必要です。
肝斑治療は保険適用されますか?
当院は美容を目的とした治療を提供しているため、自由診療となり保険が適用されません。
肝斑は自然に消えますか?
肝斑は、自然に消えることはほとんどありません。ただし、閉経後に自然に薄くなる場合があります。個人差があるため、肝斑が気になる方はお気軽に当院にご相談ください。
肝斑になりやすい人の特徴はありますか?
妊娠中の女性や経口避妊薬を服用した女性、更年期にさしかかる30~50代の女性は、ホルモンバランスの変化を伴うため、肝斑ができやすい傾向があります。
肝斑の人がやってはいけないことは何ですか?
肝斑は物理的な刺激によって悪化する可能性があります。スクラブ入りの洗顔やピーリング化粧品の使用、洗顔やスキンケア、メイク、マッサージなどで肌を強くこする行為はお控えください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【札幌駅前院】
院長 栗林 理佳
詳しいプロフィールを見る
栗林 理佳 医師
経歴
横浜市立大学医学部 卒業
茅ヶ崎市立病院
日本医科大学 皮膚科
東京中央美容外科 札幌駅前院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員
日本皮膚科学会 正会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医

医療広告ガイドラインについて

TCBスキンクリニックでは、医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
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豊富な経験と高い技術で、美容のお悩みにお応えします

TCBの施術内容は当院の
医師より監修されております

多様なジャンルの専門医、医学博士が在籍し
高いレベルの施術を提供しております

TCBでは高い技術を持つ経験豊富なドクターが在籍し、患者様の願いと理想の実現に全力を尽くしております。
日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
TCBグループの所属ドクター達は美容外科医や医療の第一線で腕を磨いた外科医など高い技量を持ったドクターで常に高いレベルの施術を提供いたします。