線維芽細胞療法(肌の再生医療)

線維芽細胞療法(肌の再生医療)

線維芽細胞療法(肌の再生医療)とは

線維芽細胞療法(肌の再生医療)とは、肌のハリや弾力を保つ「線維芽細胞」を利用した肌再生治療です。手術や脂肪、異物の注入などを一切行わず、患者様自身の肌細胞(真皮線維芽細胞)を培養し、移植します。
肌細胞が減少する主な原因は加齢と紫外線です。加齢や紫外線などのダメージを受けると、肌細胞が作り出すコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンの量が減少し、たるみやしわなどが発生します。失った肌細胞を増やしてコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンが生成されると、老化症状が改善され、肌老化が起こる前の状態に戻す効果が期待できます。また、クレーター肌やニキビ跡、毛穴の開き、目の下のクマなどの改善にも有効なため、透明感のある肌を目指すことが可能です。

線維芽細胞療法の認可を受けた医療機関

TCBスキンクリニックは、再生医療第二種医療機関より再生医療提供の認可を受けた医療機関です。

線維芽細胞療法の認可を受けた医療機関

線維芽細胞を利用した肌再生医療で、老化によるたるみやしわ、ほうれい線などの症状を改善し、肌老化が起こる前の状態に戻すサポートをします。

肌細胞(真皮線維芽細胞)とは

肌細胞(真皮線維芽細胞)とは、肌の真皮に存在する細胞です。肌を構成する三大要素である「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」などを作り出します。肌細胞(真皮線維芽細胞)を注入することで、肌のハリや潤いを保つ働きが期待できます。

コラーゲン

コラーゲンは繊維状のタンパク質で、組織や細胞をつなぎ合わせる接着剤のような役割を果たします。コラーゲン線維は肌のハリに欠かせない成分で、真皮の70%程度を占めています。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸とは、コラーゲンとエラスチンの隙間を埋めるムコ多糖類の一種で、真皮の構造を安定させる役割があります。肌の潤い保つために重要な成分であり、ヒアルロン酸1gで6L程度の水分を保持できるとされています。

エラスチン

エラスチンは、身体の弾力性やハリの形成に役立つタンパク質です。コラーゲン同士を結びつけ、弾力のある肌を作る役割を担っており、真皮の5%程度を占める成分です。

こんなお悩みの人におすすめ

向いている人

  • クレーター肌やニキビ跡を改善したい
  • たるみやしみなどの老化症状が気になる
  • 人工物を使用する肌治療に抵抗がある
  • 肌老化の速度を遅らせたい

向いていない人

  • 注射が苦手
  • 複数回の治療が難しい
  • 即効性を求めている
  • 目に見える大きな変化を望んでいる

肌老化の原因と仕組み

肌(皮膚)は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造でできています。たるみやしわなどの老化症状は、肌細胞(真皮線維芽細胞)の減少や機能の低下によって真皮が衰え、薄い状態になることが原因です。肌細胞は20代をピークに減少していきます。
また、紫外線や摩擦などの外部刺激による影響でコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの量が減少すると、肌老化のスピードが速くなる場合があります。肌細胞が減少した場合、自力で増やすには限界があるため、肌の再生能力を高める線維芽細胞療法が効果的です。

肌老化の原因と仕組み

線維芽細胞(肌の再生医療)の効果

線維芽細胞(肌の再生医療)の効果

線維芽細胞療法(肌の再生医療)の美容効果として、クレーター肌やニキビ跡、たるみなど、さまざまな肌トラブルの改善があげられます。

クレーター肌やニキビ跡を改善

自身の皮膚から抽出した肌細胞(真皮線維芽細胞)により、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンが生産されるため、肌の凹凸(クレーター)やニキビ跡の改善に有効です。ニキビの炎症によるダメージで真皮が破壊されると、肌に凹凸やニキビ跡が残る場合があります。肌の凹凸やニキビ跡ができた真皮に肌細胞を注入することで、肌に厚みや弾力が戻り、滑らかな肌へと導きます。

たるみやしわ、ほうれい線などの老化現象を改善

線維芽細胞療法は、加齢による顔のたるみやしわ、ほうれい線、毛穴の開きなどの改善に効果的です。肌細胞(真皮線維芽細胞)を注入すると、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなど、肌の弾力と潤いを維持する成分が生成されます。肌細胞によって肌のハリやツヤが増加するため、老化症状が気になる方に適しています。

肌老化の速度を抑える

線維芽細胞療法によって移植した肌細胞(真皮線維芽細胞)は、自身の細胞として定着します。若々しい肌作りに欠かせないコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンの成分が生成と活動を繰り返すため、肌老化の速度を緩やかにする効果が期待できます。

線維芽細胞療法の解説動画

線維芽細胞の特徴

線維芽細胞療法は、手術や脂肪、異物などの注入を一切行わずに、老化症状が起こる前の肌状態に戻す効果が期待できる点が特徴です。
また、培養した線維芽細胞は、専門施設で凍結保管します。凍結保管しておくと、採取時の若い細胞を移植することができます。1~2年程度のペースで保管した肌細胞を補充すると、肌組織が定期的に改善されるため、健康な肌を維持しやすくなります。

線維芽細胞療法の症例写真

  • 線維芽細胞療法(肌の再生医療)の治療前の画像01
  • 線維芽細胞療法(肌の再生医療)の治療後の画像01
  • 線維芽細胞療法(肌の再生医療)の治療前の画像02
  • 線維芽細胞療法(肌の再生医療)の治療後の画像02
施術名:
線維芽細胞療法(肌の再生医療)
施術の説明:
自身の皮膚を採取し、培養した線維芽細胞を移植してしわやたるみといった肌の老化症状を改善する治療です。
施術の副作用(リスク):
腫れ、赤み、内出血:3~7日程度
まれに起きる副作用(リスク):
疼痛、痒み、アレルギー反応、感染など
施術の価格:
1,622,500円~4,262,500円(税込)

線維芽細胞療法の治療部位

線維芽細胞療法の治療部位

美肌治療比較表

適応 線維芽細胞 ヒアルロン酸 ポテンツァ フィロルガ注射 糸リフト HIFU
毛穴の開き -
ニキビ跡 - - - -
ハリ・ツヤ -
乾燥 -
フェイスラインのたるみ - -
顔全体の小じわ
ほうれい線などの深いしわ

施術の流れ

STEP.01 カウンセリング予約

STEP1 カウンセリング予約

ご予約はWEB・LINE・電話にて承っています。施術を受けるか迷っている方でも、カウンセリングは無料のため、お気軽にご相談ください。

STEP.02 カウンセリング

STEP2 カウンセリング

個室のカウンセリングルームで、患者様のお肌に関するお悩みを伺います。
その後、お肌を診察し、適切な投与回数や部位、ダウンタイムなどについて丁寧にご説明します。

STEP.03 採血(検査用)

STEP3 採血(検査用)

規定のウィルスや細菌の検査を行います。
検査結果で可能と判断された方のみが施術を受けられます。

STEP.04 皮膚組織の採取・採血

STEP4 皮膚組織の採取・採血

耳裏や腹部などの皮膚から細胞を採取・採血をします。

STEP.05 線維芽細胞培養

STEP5 線維芽細胞培養

線維芽細胞の培養を行います。

STEP.06 投与

STEP6 投与

4~5週間後に培養した線維芽細胞を水光注射で投与します。
※目元は手打ちで行います
※投与回数に応じて繰り返します。

リスク・ダウンタイム

治療時間 1時間程度
通院 あり
麻酔 皮膚採取:局所麻酔
※静脈麻酔も使用する場合があります。
細胞移植:なし
※オプションで表面麻酔の追加が可能です。
ダウン
タイム
腫れ・赤み・内出血:3~7日程度
シャワー・入浴・メイク・運動・飲酒 シャワー・メイク:当日から可能
入浴・運動・飲酒:翌日から可能
副作用
・リスク
疼痛・痒み・アレルギー反応・感染など
※まれに起こる場合がございます。
治療を
受けられない方
  • 高血圧の方
  • 医師から投与を受けている方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方
  • 指定する感染症検査の結果が陽性の方
  • 抗生物質に対して過敏症の既往歴がある方
  • 心疾患や悪性腫瘍、代謝疾患(糖尿病・痛風)を有している方
治療後の過ごし方
  • 1ヶ月間は細胞を定着させるため、エステやマッサージなど肌に刺激となる行為はお控えください。
  • 線維芽細胞療法は、医薬品医療機器等法において承認されていないため、自由診療となります。
  • 当院で使用する線維芽細胞は、再生医療等提供計画に従い、国内細胞培養加工施設で適法に製剤されたものを利用しています。
  • 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
  • 諸外国にて、現時点では重大なリスクの報告はありません。
  • 未承認医療機器・医薬品のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。

よくある質問

線維芽細胞療法(肌の再生医療)にはどのようなデメリットがありますか?
注射部位に腫れや赤み、内出血などが生じる場合がありますが、通常は3~7日程度で落ち着きます。また、自然治癒力を活用した治療のため個人差はありますが、3回の投与から徐々に効果を感じ始める方が多く、複数回の通院が必要になります。ご不安な点や気になる点がございましたらお気軽にご相談ください。
線維芽細胞療法(肌の再生医療)の効果はいつから出ますか?
個人差はありますが、効果が現れ始めるまで3~6ヶ月程度かかります。効果の持続期間は2~3年程度です。
線維芽細胞療法(肌の再生医療)の効果を得るには、治療の年齢制限がありますか?
線維芽細胞療法に年齢制限はありません。自身の肌細胞(真皮線維芽細胞)を培養し、移植するため、どの年代の方でも治療効果が期待できます。
ヒアルロン酸やボトックス注入などの美容医療とはどのような違いがありますか?
ヒアルロン酸やボトックスなどの注入は対処療法のため、効果を持続させるには定期的な治療が必要になります。線維芽細胞療法は、衰えた肌の機能の再生を促す治療のため、対処療法に比べ効果が長期間持続できる特徴があります。
線維芽細胞療法(肌の再生医療)は保険適用されますか?
当院は美容を目的とした治療を提供しているため、自由診療となり保険が適用されません。

本ページの監修医師

TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。

TCBスキンクリニック
【新宿東口院】
院長 高柳 佑衣子
詳しいプロフィールを見る
高柳 佑衣子 医師
経歴
東京女子医科大学医学部 卒業
順天堂大学附属順天堂医院 皮膚科
越谷市立病院 皮膚科
東京曳舟病院 皮膚科
同愛会病院 皮膚科
東京中央美容外科 新宿東口院 副院長
東京中央美容外科 渋谷西口院 院長
東京中央美容外科 秋葉原院 院長
東京中央美容外科 新宿東口院 院長
備考
日本皮膚科学会 正会員
日本医師会 認定産業医

医療広告ガイドラインについて

TCBスキンクリニックでは、医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

医療広告ガイドライン

線維芽細胞療法(肌の再生医療)の料金表

TCBの各種おトクなご優待

カテゴリー 施術名/価格(税込)
線維芽細胞療法(肌の再生医療)
皮膚採取+培養 ¥275,000(税込)
※移植はプランにより別途下記料金がかかります。
スタンダード(顔) 3回 ¥1,980,000(税込)
※皮膚採取+培養は別途料金がかかります。
ウルトラプラス(顔) 3回 ¥3,168,000(税込)
※皮膚採取+培養は別途料金がかかります。
ウルトラプラスプレミアム(顔) 3回 ¥3,960,000(税込)
※皮膚採取+培養は別途料金がかかります。
単回投与(顔) 1回 ¥1,320,000(税込)
※皮膚採取+培養は別途料金がかかります。
1回 ¥132,000(税込)
オプション施術
3回 ¥396,000(税込)
オプション施術
手の甲 1回 ¥132,000(税込)
オプション施術
手の甲 3回 ¥396,000(税込)
オプション施術
血液検査 ¥27,500(税込)
対象院
新宿三丁目院・大宮西口院・梅田大阪駅前院

来院前にLINE友達登録でお得に施術が受けられる!毎週お得なキャンペーン配信中

MENU 診療内容のご案内

豊富な経験と高い技術で、美容のお悩みにお応えします

TCBの施術内容は当院の
医師より監修されております

多様なジャンルの専門医、医学博士が在籍し
高いレベルの施術を提供しております

TCBでは高い技術を持つ経験豊富なドクターが在籍し、患者様の願いと理想の実現に全力を尽くしております。
日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
TCBグループの所属ドクター達は美容外科医や医療の第一線で腕を磨いた外科医など高い技量を持ったドクターで常に高いレベルの施術を提供いたします。