顔ダニとニキビの見分け方は?効果的な対処法を解説

投稿日:2024年09月20日

顔ダニとニキビの見分け方は?効果的な対処法を解説

顔にできるブツブツがニキビなのか、それとも顔ダニが原因なのか迷ったことはありませんか?
顔ダニとニキビの症状は見た目が似ているため、区別が難しい場合があります。
この記事では、顔ダニとニキビの見分け方を解説し、原因や対処法を紹介します。肌トラブルでお悩みの方はぜひご覧ください。

顔ダニとは

顔ダニは、正式には「デモデクス(Demodex)」と呼ばれる微小な寄生虫で、すべての人の皮膚に存在する常在菌です。顔ダニは毛穴の中に生息し、皮脂を餌にして繁殖します。通常であれば特に問題はありませんが、増殖が進むと肌トラブルを引き起こします。主に顔や頭皮に寄生し、毛穴詰まりや炎症の原因となり、ニキビや湿疹といった症状を引き起こすことがあります。免疫力が低下している場合や、皮脂の分泌が過剰な場合に増殖しやすくなります。見た目の症状がニキビと似ているため、見分けるのが難しいことが特徴です。

顔ダニが増える原因

顔ダニが増殖する原因はいくつかあります。以下では、具体的な原因について説明します。

化粧品の油分が落ちていない

毎日のメイク落としが不十分な場合、化粧品の油分が毛穴に残ることがあります。この油分は顔ダニの栄養源となり、過剰に繁殖する原因になります。ファンデーションやコンシーラーなど、油分が多く含まれている化粧品を使用している場合は、十分にクレンジングを行わないと、顔ダニの増殖を招いてしまいます。化粧をした日は必ず洗顔料を使い、油分をしっかりと落とすことが大切です。

糖質や脂質の多い食事

糖質や脂質の多い食事は皮脂の分泌を促進し、顔ダニの繁殖につながります。脂質や糖質を過剰に摂取すると、消化しきれなかったエネルギーが体内で皮脂として分泌されやすくなります。特に、脂っこい食べ物や甘いものを好む食習慣が続くと、皮脂の過剰分泌が進み、顔ダニの活動が活発になります。食生活を見直し、バランスの取れた食事を心がけることが、顔ダニの増殖を抑えるために重要です。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れも、顔ダニが増える原因の1つです。男性ホルモンの分泌が増加すると、皮脂の分泌が活発になり、顔ダニの繁殖も進みます。ストレスや睡眠不足、過労などがホルモンバランスを崩す主な要因です。これにより、顔ダニが過剰に増え、毛穴詰まりや炎症を引き起こしやすくなります。生活習慣を整え、ホルモンバランスを保つことが、顔ダニの増殖を抑えるポイントです。

顔ダニとニキビの見分け方

顔ダニによる肌トラブルとニキビは似ており、見た目だけでは区別が難しいことがあります。しかし、いくつかのポイントを押さえることで見分けることが可能です。ここでは、顔ダニとニキビを見分けるための具体的な方法を解説します。

見た目で判断できる違い

顔ダニが原因の場合、ブツブツは顔全体に広がりやすく、赤みを伴うことが多いです。一方、ニキビは通常、顔の一部分に集中して発生し、白ニキビや黒ニキビ、赤ニキビといった特定の形状を取ります。顔ダニによる肌トラブルは、表面が凸凹していて、ニキビよりも広範囲にわたることが特徴です。また、ニキビは膿がたまる場合が多いですが、顔ダニの場合は膿が見られないことが一般的です。

痒みや痛みの違いをチェック

顔ダニが原因の肌トラブルは、かゆみを伴うことが多いです。特に、夜になるとかゆみが強くなる特徴があります。一方、ニキビは炎症が進行すると痛みを伴う場合がありますが、かゆみは比較的少ないです。もし、肌トラブルにかゆみが伴っている場合や、夜間にかゆみが強くなる場合は、顔ダニが原因である可能性があります。痒みが続く場合は、自己判断せず専門医に相談することをおすすめします。

顔ダニ・ニキビのトラブルを感じたら専門医に相談を

顔ダニやニキビによる肌トラブルが続く場合や、自己判断で治療を続けても改善しない場合は、医師の診断を受けることをおすすめします。

皮膚科での診断・治療が必要な理由

顔ダニやニキビによる肌トラブルは、自己判断でのケアでは改善が難しいことが多いため、皮膚科での診断が必要です。顔ダニが原因の場合、専用の外用薬や内服薬を使った治療が有効であり、早めに適切な処置を行うと症状の悪化を防ぐことができます。ニキビについても、症状がひどい場合や市販薬で効果が出ない場合には、抗生物質や炎症を抑える処方薬を使用することが重要です。専門医の治療を受けることで、肌トラブルを早期に改善し、再発防止にもつながります。

放置すると悪化する場合の症状

顔ダニやニキビを放置すると、症状が悪化する可能性があります。顔ダニが増殖し続けると、炎症が広がり、皮膚の赤みや腫れがひどくなることがあります。また、ニキビも放置すると、膿がたまり化膿したり、ニキビ跡が残ったりするリスクが高まります。症状が軽いうちに治療を開始すると、肌へのダメージを抑えることができます。

まとめ

顔ダニとニキビは、見た目が似ているため区別が難しいですが、見た目の広がり方や痒みなどの症状に違いがあります。顔ダニは主に皮脂の分泌が過剰になることで増殖し、かゆみや赤みを引き起こします。一方、ニキビは炎症が進行すると痛みを伴うことが多いです。どちらの症状でも、放置すると悪化するため、早めに専門医の診断を受けることが大切です。TCBスキンクリニックでは、無料カウンセリングを実施しています。一人ひとりの肌状態に合わせた治療をご提案いたしますので、肌トラブルでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
院長 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

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