サブシジョンに効果はなし？失敗すると言われる理由について解説

サブシジョンは、クレーター型のニキビ跡治療において改善が期待できる施術です。
しかしその一方で、治療の効果を実感できない、あるいは治療が失敗したと感じるケースも存在します。
この記事では、サブシジョンで効果が実感できない理由や、治療を受ける際の注意点について解説します。

サブシジョンとは？

サブシジョンとは、皮膚の内部にできた繊維性の組織を切断し、クレーター状のニキビ跡を改善する治療法です。医療用の針（カニューレ）を使用して、皮膚の下にできた硬い繊維組織を物理的に剥離することで、肌表面の凹みを改善します。

サブシジョンで効果がない・失敗したと感じる3つの理由

サブシジョンを受けて効果がない、もしくは失敗したと感じる主な理由には、以下の3つが考えられます。

1. （1）ニキビ跡のタイプが適していない

   サブシジョンは全てのニキビ跡に適応しているわけではありません。真皮層より深くまでクレーターの凹みが生じている場合は、期待した効果が得られないことがあります。
   サブシジョンの対象となるのは、以下のようなクレーター型のニキビ跡です。

   • ボックスカー型：四角く広がった浅い跡
   • ローリング型：波打ったような跡

   一方、以下のニキビ跡には、サブシジョン単独での効果は限定的である場合があります。

   • アイスピック型：深くて細い穴のような跡

   サブシジョンでは、アイスピック型のニキビ跡に対して十分な効果を得ることが難しく、失敗したと感じてしまうかもしれません。この場合、サブシジョンではなく別の治療法を検討する必要があります。

2. （2）治療回数が不十分

   サブシジョンは、1回だけの治療で劇的な変化が得られる方は少なく、複数回の治療によって徐々に効果を実感できます。個人差はありますが、一般的には3～5回の治療が必要です。医師の指示に従い、焦らずに治療を続けることで改善につながります。

3. （3）アフターケア不足

   サブシジョンを行った後の肌はデリケートな状態です。適切な保湿や紫外線対策を行わないと、治療の効果が低下したり、炎症などの肌トラブルを引き起こす可能性があります。施術後には、医師の指示に従って、しっかりとアフターケアを行いましょう。

サブシジョンの効果はいつから実感できる？

サブシジョンは、数週間～1ヶ月程度で効果が現れます。個人差はありますが、複数回の施術が必要となるケースが多く、回数を重ねるごとに効果を実感しやすくなります。
施術直後には赤みや腫れ、内出血などが生じる場合がありますが、通常1〜2週間程度で落ち着いていきます。

サブシジョンを受ける際の注意点

サブシジョンを受ける際には、以下の点を確認しておくことが重要です。

ご自身の肌質を理解する

自分の肌質やニキビ跡の種類、状態を正確に把握し、医師と相談しながら治療の計画を立てることが大切です。また、アレルギーや持病がある場合は、必ず医師に伝えましょう。

日焼けを避ける

サブシジョン直後の肌は、針による刺激でバリア機能が低下し、炎症を起こしやすい状態です。日焼けにより紫外線ダメージを受けると、炎症がさらに悪化し、赤みや腫れ、痛みが強くなる可能性があります。紫外線から肌を保護するため、サブシジョン後は徹底した日焼け対策を行ってください。

適切な保湿を心がける

サブシジョン後の肌は乾燥しやすくなっています。乾燥は肌の回復を遅らせる原因となるため、保湿剤をしっかりと使用し、肌のバリア機能をサポートすることが重要です。乾燥した状態では、肌の再生が遅れ、サブシジョンの効果が十分に得られない可能性があります。
洗顔後や入浴後には、普段よりも意識的に保湿ケアを行うことをおすすめします。

まとめ

今回は、サブシジョンに効果がない、失敗すると言われる理由について解説しました。
サブシジョンは、クレーター型のニキビ跡に悩む方にとって、肌のコンプレックスを軽減するための有効な手段の1つです。
しかし実際に受けてから、効果がない・失敗したと感じてしまう方もいます。ご自身のニキビ跡がサブシジョンの適応かどうか、カウンセリングの際に診断を受けることが大切です。
TCBスキンクリニックでは、無料カウンセリングを実施していますので、お気軽にご相談ください。