ニキビができたら皮膚科に行くべき?受診のタイミングについて解説

ニキビができたら皮膚科に行くべき?受診のタイミングについて解説

ニキビは、多くの方が一度は経験する肌トラブルです。軽度であればセルフケアで治せる可能性もありますが、悪化してしまった場合や繰り返す場合は、皮膚科や美容皮膚科での治療が必要になる場合があります。この記事では、皮膚科での治療が有効なニキビの種類や、受診するタイミング、皮膚科での治療を受けるメリットについて詳しく解説します。

皮膚科での治療が有効なニキビの種類

ニキビにはいくつかの種類がありますが、特に皮膚科や美容皮膚科での治療が効果的なニキビがあります。以下のニキビは、適切な対処を行わないと悪化し、治りにくくなる可能性があります。

赤ニキビ(炎症性ニキビ)

赤ニキビは、皮脂が毛穴に詰まって炎症を起こした状態です。赤く腫れた状態になり、痛みを伴う場合が多くなります。赤ニキビの段階では、外用薬や内服薬などを使用した治療が必要です。セルフケアでは悪化しやすく、放置するとニキビ跡が残るリスクが高くなるため、早めに皮膚科での治療を受けることをおすすめします。

膿ニキビ(化膿性ニキビ)

膿ニキビは、炎症がさらに進行し、膿を持った状態です。ニキビのなかに膿がたまり、痛みや腫れが強くなります。膿ニキビの状態ではセルフケアが難しく、皮膚科や美容皮膚科での専門的な治療が必要です。膿を除去したり、炎症を抑えたりする薬物治療が行われ、肌への負担を抑えながら治療を進めることができます。

しこりニキビ

しこりニキビは、皮膚の奥深くで炎症が起こり、大きく硬いしこりができるニキビです。しこりニキビは治りにくく、長期的に肌に残る可能性があります。皮膚科や美容皮膚科では、抗生物質の内服や外用薬、注射などの治療法などをご用意しています。早期に治療を行わないと、跡が残るリスクがあります。

皮膚科での治療を受けるメリット

皮膚科や美容皮膚科での治療には、セルフケアでは得られないいくつかのメリットがあります。専門医の診察を受けると、適切な治療法を選択し、早期にニキビを改善することが可能です。

早期に症状を改善できる

皮膚科や美容皮膚科では、ニキビの状態に応じた治療法を提供しているため、セルフケアよりも早期に症状を改善できます。赤ニキビや膿ニキビ、しこりニキビのような炎症性ニキビは、放置すればするほど悪化し、治りにくくなります。皮膚科や美容皮膚科での治療を受けると、早期に症状を抑え、肌へのダメージを抑えることができます。

ニキビの悪化を防ぐ

セルフケアでは、ニキビを無理に潰したり、誤ったスキンケアを行ってしまったりする場合があります。誤ったセルフケアが原因でニキビが悪化し、跡が残る場合も少なくありません。皮膚科や美容皮膚科では、炎症を抑えるための治療や、正しいスキンケアの指導を受けることができ、ニキビの悪化を未然に防ぐ効果が期待できます。

自分に合った治療法が見つかる

ニキビの原因や肌質は一人ひとり異なるため、効果的な治療法も個々に異なります。市販の薬やセルフケアでは、全ての方に同じような効果が得られるわけではありません。皮膚科や美容皮膚科では、患者様一人ひとりの肌の状態に合わせた治療法を提供しているため、自分に効果的な治療を受けることができます。

ニキビ以外の疾患を判断できる

ニキビと思っていた症状が、実は他の皮膚疾患である場合もあります。粉瘤や脂肪腫、毛嚢炎(もうのうえん)など、ニキビに似た皮膚トラブルも存在します。皮膚科医は、ニキビ以外の疾患を見分けることができ、適切な診断と治療を提供してくれるため、症状が長引く場合や疑わしい場合は早めに受診することが重要です。

受診のタイミング

ニキビができたときに皮膚科や美容皮膚科を受診するべきタイミングは、症状の進行具合やセルフケアでの改善が難しい場合に左右されます。以下のような状況が見られる場合は、早めに皮膚科で診察を受けることをおすすめします。

ニキビが炎症を起こしている

赤ニキビや膿ニキビなど、炎症が見られるニキビは、早期に治療することが大切です。炎症が進行すると、皮膚の深部にまでダメージを与え、跡が残るリスクが高まります。痛みや腫れがある場合は、セルフケアをせずに皮膚科や美容皮膚科で適切な治療を受けることが有効です。

セルフケアで改善されない

市販薬やスキンケアを試しても、なかなか改善が見られない場合は、皮膚科や美容皮膚科での治療が必要です。セルフケアがうまくいかない場合や、ニキビが悪化している場合は、専門医による治療を受けると、早期に改善を図ることができます。

ニキビが繰り返しできる

ニキビが繰り返しできる場合も、皮膚科や美容皮膚科を受診することをおすすめします。特に、同じ場所に何度もニキビができる場合は、ホルモンバランスや肌質に問題がある可能性があります。皮膚科や美容皮膚科での専門的な診察を受けると、再発を防ぐための治療法が見つかる場合があります。

まとめ

ニキビができたら、早めに皮膚科や美容皮膚科を受診すると、症状の悪化を防ぎ、早期に改善することが可能です。赤ニキビや膿ニキビ、しこりニキビなど、炎症が見られる場合は特に注意が必要で、放置すると跡が残るリスクがあります。また、セルフケアで効果が見られない場合や、繰り返しニキビができる場合は、専門医の診察を受け、自分に合った治療法を見つけることが大切です。
TCBスキンクリニックでは、さまざまなニキビ治療をご用意しています。ニキビでお悩みの方はお気軽にご相談ください。無料カウンセリングを承っています。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
院長 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
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