顔の中心にできるニキビは、見た目にも影響を与えやすく、多くの人にとって悩ましい問題です。原因は皮脂の過剰分泌やホルモンバランスの乱れなど多岐にわたり、適切な対処が必要です。本コラムでは、顔の中心にニキビができる原因や対処法、予防する方法について詳しく解説していきます。
顔の中心にニキビができる原因
顔の中心部にニキビができると、目立ちやすくストレスの原因となります。
ここでは、ニキビの原因である、皮脂の過剰分泌、毛穴の汚れや詰まり、ホルモンバランスの乱れについて解説します。
皮脂の過剰分泌
顔の中心部、Tゾーンと呼ばれるおでこや鼻の周りは、皮脂腺が多く存在します。Tゾーンは皮脂の分泌が活発で、毛穴が詰まりやすい環境が整っています。皮脂が過剰に分泌されると毛穴が詰まり、アクネ菌が繁殖してニキビが発生します。ストレスやホルモンバランスが乱れている場合は、皮脂分泌が促進されるため、顔の中心にニキビができやすくなります。
毛穴の汚れと詰まり
日々のメイクや外部の汚れが毛穴に詰まると、顔の中心部にニキビができやすくなります。鼻や顎周りは毛穴が目立ちやすく、汚れがたまりやすい箇所です。メイクをしっかり落とさなかったりクレンジングを怠ったりすると、毛穴に汚れが残り、ニキビが発生します。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは、顔の中心にニキビができる大きな要因のひとつです。生理前やストレスが多い時期には、男性ホルモンの影響で皮脂の分泌が増加し、毛穴が詰まりやすくなります。また、睡眠不足や食生活の乱れもホルモンバランスを崩し、ニキビが発生するリスクを高めます。
部位別のニキビができる原因
顔の中でも目立つ部位にできるニキビは、原因が異なることが多く、それぞれに合った対処法が必要です。おでこ、眉間、鼻、口周り、頬、あごといった部位ごとにニキビができる原因を理解することで、より効果的な予防やケアが可能になります。
おでこ・額
おでこや額は、皮脂腺が多い部位であり、皮脂の過剰分泌が原因でニキビができやすいです。さらに、前髪や帽子が皮膚に接触することで摩擦が生じ、毛穴が詰まることもあります。
眉間・眉毛
眉間や眉毛は、メイクやスキンケアの際に見落としがちな部分で、汚れやメイク残りが原因で毛穴が詰まりやすいです。また、眉間のニキビは内臓の不調が原因で現れることもあり、胃や肝臓の状態が関係しているとされています。
鼻・小鼻
鼻や小鼻周りは、皮脂腺が非常に活発な部位で、毛穴が詰まりやすい部分です。皮脂の過剰分泌と不十分なクレンジングが原因で、毛穴が詰まり、ニキビができやすくなります。
口周り
口周りのニキビは、ホルモンバランスの乱れや、食事の影響を受けやすいです。特に、脂っこい食べ物や糖分の多い食事を摂取することで、皮脂が過剰に分泌され、ニキビが発生しやすくなります。
頬
頬にできるニキビは、スマートフォンや枕の接触による摩擦が原因であることが多いです。頬は皮膚が薄いため、外部からの刺激に敏感であり、毛穴が詰まりやすくなります。
あご
あごにできるニキビは、ホルモンバランスの乱れが主な原因です。男性ホルモンの影響を受けやすく、髭剃りや手で触る癖も、毛穴を詰まらせる原因となります。
顔の中心にニキビができたときの対処法
顔の中心にできたニキビを適切に対処するためには、スキンケアの見直しや食生活の改善が必要です。また、ストレス解消や十分な睡眠も大事なポイントとなります。対処法を実践することで悪化を防ぎ、早期に改善につながります。
適切なスキンケア
顔の中心にニキビができた場合、適切なスキンケアが重要です。洗顔は過剰な皮脂を取り除くために欠かせませんが、洗浄力が強すぎると逆に肌を乾燥させ、さらに皮脂分泌を促してしまいます。保湿成分の含まれた刺激の少ない洗顔料を選び、朝晩2回の洗顔でしっかり皮脂汚れを落としましょう。
食生活の改善
ニキビの原因には、食生活の乱れも大きく関係しています。脂っこい食事や糖分の多い食べ物は皮脂分泌を増やし、ニキビを悪化させる可能性があります。ビタミンCやビタミンB群、亜鉛など、肌に良い栄養素を含む食品を意識して摂取し、バランスの取れた食事を心がけましょう。野菜や果物を多く取り入れると、肌の調子が整えられます。
ストレスの管理と十分な睡眠
ストレスが溜まるとホルモンバランスが崩れ、顔の中心にニキビができやすくなります。リラクゼーションを取り入れた、ストレスのコントロールが大切です。また、睡眠不足は肌の回復力を低下させるため、十分な睡眠の確保がニキビ予防に繋がります。質の良い睡眠をとるために、寝る前のスマホ使用を控えたり、リラックスできる環境を整えるよう心がけましょう。
顔の中心にできたニキビを予防する方法
顔の中心にニキビができないようにするためには、日常生活の中での予防策が欠かせません。
ここでは、具体的な予防方法について詳しく紹介します。
定期的なピーリングと角質ケア
顔の中心にニキビができないようにするためには、定期的なピーリングや角質ケアが効果的です。古い角質を取り除き、毛穴の詰まりを防ぐことができます。
ただし、過度なピーリングは逆効果になる可能性があるため、適度な頻度を守り、肌に合った製品を選ぶようにしましょう。
適切な保湿と紫外線対策
ニキビ予防には適切な保湿と紫外線対策も欠かせません。乾燥は肌のバリア機能を低下させ、ニキビができやすくなる原因となります。保湿効果の高いスキンケア製品を使用し、日中はしっかりと日焼け止めを塗ることで、肌を死守できます。また、紫外線は肌を老化させ、ニキビの原因になる場合もあるため、年間を通して紫外線対策を行いましょう。
健康的なライフスタイルの維持
ニキビ予防には、健康的なライフスタイルの維持が基本です。規則正しい生活習慣を守り、バランスの取れた食事と十分な睡眠の確保で、ホルモンバランスを整え、肌の健康を保つことができます。また適度な運動も血行を促進し、肌の代謝を活発にするため、ニキビの発生を抑える効果があります。
まとめ
顔の中心にできるニキビは、見た目の印象に大きく影響するため、多くの人が気にする悩みの1つです。原因は皮脂の過剰分泌やホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが多く、対策と予防が重要です。適切なスキンケアや生活習慣の改善を通じて、ニキビの発生を抑えることが可能です。
TCBスキンクリニックでは、ニキビの改善に効果的なさまざまな治療法をご用意しています。ニキビでお悩みの方は、無料カウンセリングまでご相談ください。患者様一人ひとりに合わせた治療プランをご提案します。
本ページの監修医師
肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。
【町田院】
経歴
- 東京慈恵会医科大学医学部 卒業
- 東京慈恵会医科大学附属病院
- 都内美容クリニック
- 東京中央美容外科 町田院 院長