頬がこけると、顔全体が疲れた印象になり、老けた見た目になりがちです。
ヒアルロン酸注射は、頬こけを改善し、若々しい印象を取り戻す可能性があるとして、多くの方に人気の治療です。
しかし、ヒアルロン酸注射にはメリットだけでなく、デメリットやリスクも伴います。
本記事では、頬こけに対するヒアルロン酸注射のメリットとデメリット、注意点について解説します。
頬こけとは?
頬こけとは、頬の脂肪や筋肉が減少し、顔の輪郭がくぼんだ状態を指します。頬こけは年齢とともに皮下脂肪が減少したり、肌の弾力が失われたりすると生じます。頬こけが進行すると、顔全体が痩せて見えたり、老けて見えたりする原因につながります。
頬こけの主な原因
頬こけの原因はさまざまですが、主に以下の要因があげられます。
加齢
年齢とともに、皮膚の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚や皮下脂肪が薄くなります。皮膚や皮下脂肪が薄くなると、頬のボリュームが失われ、頬がこけて見えるようになります。
また、年齢とともに骨格の変化や脂肪の移動も進行し、頬こけがさらに強調される場合があります。
急激な体重減少
ダイエットや病気による体重減少は、体全体の脂肪を減少させるだけでなく、顔の脂肪層も減少させます。結果として、頬がこけて見え、顔全体がやつれた印象を与える可能性があります。
遺伝的要素
頬こけは遺伝的な要素も関与しています。生まれつき頬骨が高い、あるいは頬の脂肪が少ない場合、若い頃から頬がこけて見える場合があります。
ヒアルロン酸注射が頬こけに対する効果
ヒアルロン酸注射は、頬こけの改善に使用されている美容治療の1つです。ヒアルロン酸は体内に自然に存在する成分で、水分を保持する能力が高く、皮膚のハリや弾力を維持する役割を果たします。ヒアルロン酸を注入すると、失われたボリュームを補い、頬こけを改善することができます。
頬こけに対するヒアルロン酸注射のメリット
頬こけを改善するためのヒアルロン酸注射には、いくつかのメリットがあります。
即効性が高い
頬こけをヒアルロン酸注射で改善するメリットの1つは、即効性です。治療後すぐに頬のボリュームが回復し、顔全体がふっくらとした印象になります。ヒアルロン酸により、頬の凹みが目立たなくなり、若々しい印象を取り戻すことが可能です。治療は10分程度で完了し、当日から効果を実感できるため、急なイベントや予定がある場合でも利用しやすい治療です。
自然な仕上がり
ヒアルロン酸は体内に自然に存在する成分であるため、肌に非常に馴染みやすく、自然な仕上がりが期待できます。特に、頬のボリュームが不足している箇所にピンポイントで注入すると、顔全体のバランスを保ちながら、頬こけを改善することが可能です。
また、ヒアルロン酸の種類や注入量を調整すると、患者様一人ひとりの顔立ちやご希望に合わせた仕上がりを目指すことができます。
アレルギー反応のリスクが低い
ヒアルロン酸は、体内で自然に分解・吸収される成分であるため身体に残留することがなく、人体への負担が少ないとされています。
また、アレルギー反応のリスクも低く、幅広い年齢層で利用可能な治療です。
さらに、万が一、仕上がりに満足できなかった場合でも、ヒアルロン酸を溶解する酵素を使用して修正が可能な点もメリットの1つです。
ボリュームの調整が可能
頬こけに対するヒアルロン酸注射では、注入量を細かく調整すると、希望するボリュームを得ることができます。また、必要に応じて追加注入を行うことも可能で、希望する仕上がりに近づけることが可能です。
頬こけに対するヒアルロン酸注射のデメリット
一方で、ヒアルロン酸注射にはデメリットも存在します。以下では、考えられるデメリットやリスクについて解説します。
持続期間が限られている
ヒアルロン酸注射の効果は時間とともに薄れていきます。頬こけの改善に用いられるヒアルロン酸の種類により異なりますが、通常数ヶ月~2年程度で体内に吸収され、ボリュームが減少していきます。
効果を持続させるためには定期的なメンテナンスが必要です。特に、頬こけのように顔の輪郭に大きく影響を与える部位の場合、効果が薄れてくると再び頬がこけた印象に戻るため、定期的な治療が求められる点がデメリットとしてあげられます。
しこりや不自然な仕上がりのリスク
ヒアルロン酸を頬に注入する際、適切な治療が行われなかった場合、しこりが形成されるリスクがあります。なかでも、頬の皮膚は他の部位と比べて薄くデリケートなため、過剰にヒアルロン酸を注入すると、皮膚の下で固まり、しこりとなる可能性があります。
また、注入する位置や量が適切でないと、不自然な仕上がりになりやすく、頬のバランスが崩れる可能性があります。
長期間の使用による影響
ヒアルロン酸注射を繰り返し受けると、長期的に皮膚やその下の組織に影響が出る場合があります。頬こけの改善では、定期的に注射を行う必要があるため、長期間の使用による影響に注意が必要です。繰り返し注射を行うと、皮膚が硬くなったり、しこりが残ったりするリスクが高まります。また、ヒアルロン酸が完全に吸収されずに残留する場合があるため、頬に不自然なふくらみが生じる可能性も考えられます。
ヒアルロン酸注射を受ける際の注意点
頬こけの改善を目的にヒアルロン酸注射を受ける際には、いくつかの特別な注意点があります。
信頼できるクリニックで治療を受ける
頬こけは顔全体のバランスに大きく影響を与える部位なため、ヒアルロン酸注射を行う医師の技術や経験が非常に重要です。頬こけを自然に改善するためには、適切な量と注入場所を慎重に選ぶ必要があります。カウンセリングの際に、ご自身の顔全体のバランスや希望する仕上がりを具体的に伝えるようにしましょう。
治療後の腫れや内出血を予防する
頬こけに対するヒアルロン酸注射では、注入する量が多くなることがあるため、治療後に腫れや内出血が生じる可能性が高くなります。腫れや内出血などの症状を軽減するには、治療後のケアが重要です。治療後数日は、注入部位を冷やすと腫れや内出血を抑えることができます。また、治療直後は顔を強く触らないように注意し、就寝時には頭を高くして寝ると、腫れを抑える効果が期待できます。
左右のバランスを重視する
頬こけの改善では、左右のバランスを取ることが非常に重要です。頬のボリュームが均等でないと、顔全体のバランスが崩れ、不自然な仕上がりになる可能性があります。治療前に医師としっかりと相談し、左右のバランスを考慮した注入をしてもらうことが大切です。また、治療後にバランスが気になる場合は、修正が可能かどうかも確認しておくと安心です。
まとめ
頬こけの改善に対するヒアルロン酸注射は、即効性があり、自然な仕上がりが期待できる美容治療です。しかし、効果は一時的であり、持続させるためには定期的なメンテナンスが必要です。また、ヒアルロン酸注射にはしこりや不自然な仕上がり、アレルギー反応などのリスクも伴うため、信頼できるクリニックで治療を受けることが重要です。
TCBスキンクリニックでは、無料カウンセリングを承っています。頬こけのヒアルロン酸注射をご検討の方はお気軽にご相談ください。
本ページの監修医師
TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。
【西鉄福岡天神駅前院】
経歴
- 東京医科大学 卒業
- 長崎大学病院
- 日本赤十字社長崎原爆病院
- TCB 東京中央美容外科 西鉄福岡天神駅前院 院長
備考
- ボトックスビスタ® 認定資格医
- ジュビダームビスタ® 認定資格医
- ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医