サブシジョンのダウンタイムと経過について解説

サブシジョンのダウンタイムと経過について解説

クレーター状のニキビ跡に悩んでいる方にとって、サブシジョンは効果的な治療です。
しかし、治療後のダウンタイムがどの程度かかるのか、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、サブシジョンのダウンタイムの経過やリスク、副作用などについて詳しく解説します。サブシジョンを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

サブシジョンとは

サブシジョンとは、凹んだニキビ跡を滑らかな肌に改善する治療です。ニキビが炎症し重症化すると、皮膚の下で硬い線維が皮膚組織と癒着し、引っ張られて陥没が生じます。
サブシジョンでは、専用の医療用針を使用して線維を切断・剥離し、陥没した部分を持ち上げるため、クレーター状のニキビ跡を改善します。クレーター状のニキビ跡は一度できると自然には治りにくいため、美容クリニックで治療を行いましょう。

サブシジョンとは

サブシジョンで効果があるニキビ跡の種類

サブシジョンは、クレーター状のニキビ跡に効果的ですが、クレーターにも種類があります。タイプによってニキビ跡ができるメカニズムが異なります。以下にてローリング型、アイスピック型、ボックスカー型の3種類のクレーター状のニキビ跡を紹介します。

ローリング型

ローリング型は、くぼみが楕円形で大きく、お椀のような形をしています。クレーターを改善するには、皮膚が線維化し、肌が引っ張られて凹んでいる部分を切断する必要があります。サブシジョンは、専用の医療用針で向きを変えながら線維を断ち切るため、ローリング型のニキビ跡の治療に効果的です。また、他の治療方法では効果が期待できない場合もあるため、ローリング型のニキビ跡でお悩みの方は、サブシジョンをご検討ください。

サブシジョンで効果があるニキビ跡の種類

アイスピック型

アイスピック型は、開口部が2ミリ以下と狭くて奥が深いくぼみが特徴です。ニキビが炎症を起こすと、毛穴周辺の組織が破壊され、真皮層の奥に瘢痕(はんこん)や傷跡ができます。アイスピック型は真皮層よりも狭くて深い形状のため、サブシジョンで使用する医療用針が十分に届かない場合があります。また、サブシジョンは線維化した部分を切断して肌を持ち上げる効果がありますが、アイスピック型では線維化が非常に小さいか、奥深くにあるため切断が難しいです。アイスピック型のニキビ跡でお悩みの方は、皮下組織を再構築するピコフラクショナルがおすすめです。

ボックスカー型

ボックスカー型は、皮膚の下でニキビによる瘢痕が硬くなり、直角なくぼみをしているニキビ跡です。同じ部位にニキビが炎症を繰り返すと、もとに戻ろうとする創傷治癒が正常に働かなくなります。ボックスカー型はくぼみの深さによって向いている治療方法が異なり、くぼみが深い場合はサブシジョン、くぼみが浅い場合はピーリングやピコフラクショナルでの治療が効果的です。

サブシジョンのダウンタイムについて

ダウンタイム中は、刺激を与えないために注意が必要です。サブシジョンを検討されている方は、下記のポイントを参考にダウンタイムを過ごしましょう。

サブシジョンのダウンタイムについて

サブシジョンのダウンタイム経過

サブシジョンのダウンタイムは1〜2週間程度です。メイクや入浴、洗顔は当日から可能ですが、メイクは治療した部分を避け、入浴は長時間入らないようにしましょう。腫れや赤みが引いていれば、翌日からの飲酒や運動が可能です。
また、ダウンタイム中は、紫外線対策をしっかり行ってください。治療した部分を擦って、直接的な刺激を与えると、症状が悪化したり、効果が得られなかったりします。

リスク・副作用

サブシジョンは肌の線維を切断するため、腫れや内出血、赤みなどの症状が患者様によって現れますが、症状は1~2週間程度で治まります。
また、TCBスキンクリニックでは、痛みが少ない極細の注射針で局所麻酔を行います。痛みが心配な方は、オプションで各種麻酔をご用意しているためご安心ください。

治療を受けられない方

サブシジョンは、妊娠中や妊娠の可能性がある方、抗凝固剤を服用している方、真性ケロイド体質の方は治療を受けられません。
また、アレルギー体質やリンパ体質などの特異体質がある方も、治療を受けられない可能性があるため、医師にご相談ください。

おすすめの組み合わせ治療

サブシジョンの効果を高める方法として、ヒアルロン酸注射との組み合わせ治療がおすすめです。サブシジョンの治療を行った後、線維組織を切断した部分にヒアルロン酸注射をすると、くぼんだ皮膚の持ち上げ、切断した線維組織の再癒着を防ぐ効果があります。注射したヒアルロン酸は6ヶ月程度で吸収されますが、体がヒアルロン酸を生成する助けになるため6ヶ月が過ぎても効果はなくなりません。

おすすめの組み合わせ治療

まとめ

サブシジョンは、専用の医療用針で線維を切断・剥離し、陥没した部分を持ち上げるため、クレーター状のニキビ跡に効果的な治療です。ダウンタイム中は摩擦や紫外線など、刺激を与えないよう気を付けましょう。TCBスキンクリニックでは無料カウンセリングを行っております。サブシジョンのダウンタイムに不安を持っている方、ニキビ跡の症状に悩んでいる方は、お気軽にクリニックへお問い合わせください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
院長 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

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