ヒアルロン酸注射の効果期間や再治療のタイミング、持続のコツを紹介

ヒアルロン酸注射の効果期間や再治療のタイミング、持続のコツを紹介

ヒアルロン酸注射は、しわを改善したり顔のパーツを整えたりする治療ですが、注入した製剤は時間経過とともに体内に吸収されるため、効果に限りがあります。効果を持続させたい場合は、適切なケアと定期的な治療が必要です。
この記事では、ヒアルロン酸注射の効果期間や再治療を受ける目安、効果を持続させるコツを紹介します。

ヒアルロン酸注射の種類ごとの効果期間

ヒアルロン酸注射の効果期間は数ヶ月〜2年程度ですが、治療部位や製剤の種類によって差があります。ここからは、ヒアルロン酸注射の主な治療部位と効果期間の目安をご紹介します。

  • おでこ(額)
  • 涙袋形成
  • ほうれい線
  • あご

おでこ(額)

おでこにおけるヒアルロン酸注射の効果期間は、注入する製剤によって異なります。ピネハエルを使用した場合は1〜6ヶ月程度、ボリュームを使用した場合は8〜12ヶ月程度の持続期間です。
肌にボリュームを与え、無表情の時でも目立つおでこのしわをふっくらと持ち上げる効果が期待できます。おでこのしわによって、老けて見えたり疲れた印象をもたれたりする方には、ヒアルロン酸注射がおすすめです。

涙袋形成

涙袋を形成する場合は、ニューラミス使用時で6ヶ月〜1年程度、ピネハエル使用時で1〜6ヶ月程度の効果期間が見込めます。涙袋形成に使用される製剤は、柔らかい質感のものがおすすめです。タレ目風やまる目風など、顔のバランスや希望に合わせた涙袋を目指します。涙袋は顔の印象を左右するため、治療前に医師とイメージの共有を丁寧に行うことが大切です。

鼻へのヒアルロン酸注射の効果期間は、1〜2年程度です。鼻筋や鼻翼の根元に製剤を注入することで理想の高さを目指したり、顔にメリハリを与えたりする効果が期待できます。「鼻の形を整えたい」「ボリュームを出したい」など幅広い鼻の悩みに対して、短い治療時間で対応しやすいのが特徴です。

ほうれい線

ほうれい線に対するヒアルロン酸注射の効果期間は、ピネハエルを使用した場合で1〜6ヶ月程度、ボリュームを使用した場合で8〜12ヶ月程度です。ほうれい線は、紫外線や乾燥のほか、加齢に伴う筋肉や皮膚の老化によって引き起こされます。ヒアルロン酸注射は、ほうれい線のラインに沿って製剤を直接注入するため、治療直後から変化を感じられる方もいます。

唇のヒアルロン酸注射の効果期間は、製剤によって差があり、1ヶ月〜1年程度だとされています。アヒル口やM字リップに近づけたい方や、上唇を厚くして人中を短く見せたい方におすすめです。ふっくらとした質感を出すために柔らかい製剤が使用されるケースが多く、比較的吸収が早いため、効果期間が短くなる傾向があります。

あご

あごにおけるヒアルロン酸注射の効果期間は、ピネハエルを使用した場合で1〜6ヶ月程度、クレヴィエルを使用した場合で12〜15ヶ月程度です。あごにヒアルロン酸を注入する際、しゃくれたり顔が大きく見えたりしないように配慮することで、自然な輪郭へと導きます。鼻先とあご先を結んだ直線よりも内側に唇があると、横顔が美しいとされているため、鼻にボリュームを出すヒアルロン酸注射との併用がおすすめなケースもあります。

ヒアルロン酸注射の効果的な治療頻度

ヒアルロン酸注射の適切な治療頻度は、治療部位や製剤の種類のほか、注入量や個人差によっても左右されます。一般的には、しわが再び気になり始めたり、ボリュームが減ってきたと感じたりしたタイミングがおすすめです。また、1回目に注入した製剤が残っている状態で2回目の治療を行った場合は、3回目の治療までの間隔を少し長く開けても問題ない可能性があります。
一度治療を受け、効果の出方をみてから追加のタイミングを医師と相談して決めるのも効果的です。いずれの場合も、強い効果を求めるあまりに注入量が過剰にならないよう注意しましょう。

ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるポイント

ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるためには、以下4つの過ごし方を意識してください。

  • 治療部位をむやみに刺激しない
  • 寝るときは仰向けを意識する
  • 紫外線対策を行う
  • 他の美容治療を受ける際は間隔を空ける

治療部位をむやみに刺激しない

製剤を注入した部位を押したり擦ったりすると、皮膚の下でずれて治療直後と見た目が変わる恐れがあります。製剤が馴染み、安定するまではエステやマッサージを避けるほか、洗顔の際は力を入れすぎない工夫が大切です。

寝るときは仰向けを意識する

ヒアルロン酸注射を受けてしばらくは、寝るときに仰向けを意識してください。うつ伏せや横向きの体勢は、治療部分に圧力がかかって仕上がりが変わってしまう恐れがあります。睡眠中に向きが変わってしまう場合は、起きたタイミングで仰向けで寝直したり、枕を変えたりするのがおすすめです。

紫外線対策を行う

紫外線は肌の水分量やヒアルロン酸を減少させる恐れがあります。治療後の腫れや赤みを悪化させるケースもあるため、ヒアルロン酸注射後は紫外線対策が必須です。
ただし、紫外線はしみやそばかすなど、さまざまなエイジングサインの原因になるため、日頃からの意識が大切です。

他の美容治療を受ける際は間隔を空ける

ヒアルロン酸注射の後に他の美容治療を受ける場合は、間隔を空けなければいけないケースがあります。
以下は、ヒアルロン酸注射直後は避けたほうがいい美容治療の例です。

  • 医療ハイフ(HIFU)
  • 糸リフト(スレッドリフト)
  • ダーマペン4
  • ピコレーザー
  • ポテンツァ
  • サーマニードル

これらの治療はヒアルロン酸注射の効果を減少させたり、副作用を悪化させたりする恐れがあります。順番の変更や治療部位によっては直後に受けられる場合もありますが、併用を希望する場合は、カウンセリング時に相談することをおすすめします。また、コラーゲンピールやヴェルベットスキンはマッサージを必要とするため、直後の治療を避けてください。

まとめ

ヒアルロン酸注射は、製剤の種類や注入部位、個人差によって効果期間が異なりますが、過ごし方のコツを押さえると長持ちさせやすいです。治療後は医師の指示に従って適切なケアを行ってください。
TCBスキンクリニックでは、しわを改善し、顔のパーツを理想の形に導くヒアルロン酸注射を取り扱っております。初めての方もぜひお気軽に無料カウンセリングへお越しください。

本ページの監修医師

TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。

TCBスキンクリニック
【新宿東口院】
院長 高柳 佑衣子
詳しいプロフィールを見る
高柳 佑衣子 医師
経歴
東京女子医科大学医学部 卒業
順天堂大学附属順天堂医院 皮膚科
越谷市立病院 皮膚科
東京曳舟病院 皮膚科
同愛会病院 皮膚科
東京中央美容外科 新宿東口院 副院長
東京中央美容外科 渋谷西口院 院長
東京中央美容外科 秋葉原院 院長
東京中央美容外科 新宿東口院 院長
備考
日本皮膚科学会 正会員
日本医師会 認定産業医
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究に携わる医学博士が在籍しており、新薬開発や関連研究に参加しています。
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