投稿日:2025年01月30日

ほくろ除去は美容目的で行われる治療で、治療後のアフターケアやダウンタイムに不安を感じる方も多いでしょう。ほくろ除去後に適切なアフターケアを行わなければ、傷跡が目立ったり、傷の治りが遅れたりする時があります。本コラムでは、ほくろ除去後のダウンタイムや傷跡の経過、アフターケア方法などを詳しく解説します。ほくろ除去の治療方法も4種類紹介していますので、ほくろにお悩みの方はぜひ参考にしてください。
ほくろ除去とは?
ほくろ除去は美容整形の中でも一般的な治療で、顔や体のほくろを取り除くために行います。ほくろが気になる場所にあると、見た目が気になったり、服との摩擦で刺激を受けて痛みを感じたりする時があります。美容的な理由から取り除くケースが多いですが、稀に皮膚癌や悪性のほくろが含まれている場合もあり、医師の診断が重要です。
ほくろ除去の治療別ダウンタイムと傷跡の経過について
患者様によって、ほくろに関するお悩みはさまざまです。TCBスキンクリニックでは、ほくろ除去として4種類の治療方法をご用意しています。ほくろの大きさや深さ、場所に応じてダウンタイムや傷跡の経過も異なりますので、詳しく説明します。
レーザー治療
レーザー治療は、直径1ミリ以下の表面が平らなほくろの除去に用いられる治療法です。極細のレーザーでお肌の表面に小さな穴を無数に開け、組織の再生を促して小さなほくろを取り除きます。傷跡が残りにくくメスを使用しないため、術後の腫れや痛みも軽度です。
治療直後は赤みがありますが、徐々にピンク色になっていきます。3〜6ヶ月かけて肌になじみ、最終的にはかさぶたとして剥がれ落ちるケースが多いです。
くり抜き法
比較的皮膚の奥深くまでメラニン色素が影響している、直径が6ミリ以下のほくろの除去にはくり抜き法を用います。ほくろの形に合わせて円形にくり抜き、除去する治療法で、腫れや痛み、内出血は数日から2週間ほどで落ち着きます。治療後は処置箇所が凹みますが、3〜6ヶ月程で自然になるでしょう。
切開法
切開法は直径6ミリ以上の大きなほくろの除去に用いられる治療法で、ほくろを周囲の組織ごと切り取り、丁寧に縫合します。痛みや腫れ、内出血が出る場合もありますが、1~2週間ほどで落ち着きます。赤みは1ヶ月程度続き、6ヶ月〜1年ほどで傷跡はほとんど目立たなくなるでしょう。傷跡のアフターケアが仕上がりに大きな影響を与えるため、特に注意が必要です。
電気メスによる電気分解法
電気メスによる電気分解法は、直径6ミリ以下の盛り上がったほくろの除去に用いられる治療法です。電気メスの熱を利用してほくろの表面を削り取り、ほくろの原因となっている細胞を焼灼します。患部の状態を見極めサイズや膨らみを確認することで、瘢痕化のリスクを抑えられます。
1週間~6ヶ月程度は腫れや内出血、赤みが出る可能性があり、外出時には日焼け止めを塗るなどアフターケアが重要です。傷跡は時間とともに薄くなり、徐々に目立ちにくくなります。
ほくろ除去後のアフターケア方法について
ほくろ除去後のアフターケアは、治療の成功を左右する重要な要素です。適切なアフターケアを行うと、傷跡が目立ちにくくなります。一方で、アフターケアを怠ると傷の治りが遅れ、傷跡が残りやすくなるため、注意深い対応が必要です。
治療当日
治療当日は刺激を避けるため、患部を清潔に保ちます。特に治療後の傷口を、擦ったり触ったりしないように気をつけましょう。治療当日から入浴・シャワーは可能ですが、患部が濡れないようにご注意ください。また、治療当日のアルコールや煙草の摂取、過度なスポーツはお控えください。
治療翌日
治療翌日は患部を優しく洗顔し、保護テープで保護します。乾燥を防ぐため、保湿を心がけましょう。痛みや腫れがある場合は、保冷剤などで冷やすと痛みの軽減が可能です。
また、紫外線は色素沈着を引き起こす原因となるため、ほくろ除去後は紫外線対策をしっかりと行いましょう。 外出する際には、患部に日焼け止めを塗るだけでなく、日傘や帽子などの日除け対策も必要です。
ほくろ除去後に乾燥させてしまった場合の対処
ほくろ除去後、患部が乾燥してしまうことは意外とよくあります。乾燥すると傷口が硬くなり、かさぶたが剥がれにくくなるため、傷跡が残りやすくなります。もし乾燥が進んでしまった場合は保湿剤や軟膏を塗布し、患部を十分に保湿しましょう。
乾燥が原因でかさぶたが硬くなった場合も、無理に剥がしたり擦ったりしないでください。乾燥した部分を無理に剥がすと傷口が再度傷つき、感染症を引き起こすリスクが高まります。無理に取ろうとせず保湿をしっかり続けると、傷口の治りが早くなります。
まとめ
ほくろ除去後のダウンタイムを理解し適切なアフターケアを行えば、傷跡は残りにくくなります。治療方法によって傷跡の目立ち方は異なりますが、十分なアフターケアが、理想的な結果を得るための鍵となります。
ほくろ除去後、傷跡の赤みや色素沈着が長引くなど、治療後の経過で気になる点があれば、医師への相談も大切です。TCBスキンクリニックでは、万全のフォローアップ体制を整えていますので、どうぞお気軽にご相談ください。
本ページの監修医師
TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。
【西鉄福岡天神駅前院】
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経歴
- 東京医科大学 卒業
- 長崎大学病院
- 日本赤十字社長崎原爆病院
- TCB 東京中央美容外科 西鉄福岡天神駅前院 院長
備考
- ボトックスビスタ® 認定資格医
- ジュビダームビスタ® 認定資格医
- ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医