大きいほくろは取った方がいい?ほくろ除去の方法について解説

投稿日:2025年02月13日

大きいほくろは取った方がいい?ほくろ除去の方法について解説

「大きなほくろが目立って嫌だ」「生まれつきの大きなほくろがコンプレックスに感じる」など、顔や身体にある大きなほくろに悩みを抱えている方は少なくありません。
小さなほくろは、チャームポイントになる場合がありますが、大きく目立つほくろは見た目の印象に影響を与える可能性があります。
今回のコラムでは、ほくろが大きくなる原因や、サイズ別のほくろ除去方法、大きなほくろを除去する際の注意点などについてご紹介します。

ほくろが大きくなる原因

ほくろは「色素性母斑」や「母斑細胞母斑」とも呼ばれ、メラノサイトが皮膚に集まってできる良性腫瘍の一種です。ほくろの多さには個人差があり、生まれつき多い方もいれば、年齢とともに増える方もいます。
メラノサイトが過度に活性化されると、ほくろが大きくなったり増えたりする可能性があります。メラノサイトが活性化する主な要因は「紫外線や摩擦など外部刺激」と「生活習慣の乱れによるホルモンバランスの崩れ」です。メラノサイトが刺激されるとメラニンが生成されますが、外部刺激の影響で過剰に生成されたり、排出がうまく行われなかったりすると、ほくろが大きくなる原因となります。また、生活習慣の乱れによるホルモンバランスの崩れは、メラニンの排出を滞らせるだけでなく、肌の栄養不足を引き起こし、メラニン色素が沈着しやすくなる原因の1つです。

生まれつきある大きなほくろは取るべき?

生まれたときからあるほくろや、年齢とともに増えたほくろのほとんどは、メラニン色素を含む良性の母斑細胞が集まったものです。そのため、一般的なほくろは健康上の問題はなく、取る必要はありません。
ただし、生まれつきのほくろが大きくなってきた場合は、巨大先天性色素性母斑の可能性が考えられ、将来的に皮膚がんに変化するリスクがあります。また、ほくろが急に大きくなったり、形が不規則でギザギザしたりする場合は、メラノーマ(悪性黒色腫)や基底細胞癌など、悪性の皮膚がんである可能性があります。悪性腫瘍には見た目がほくろに似ているものもあるため、気になる症状がある場合は早めに医師へ相談してください。

大きなほくろの除去方法

大きなほくろが目立つ部位にあり、コンプレックスに感じる場合は、美容皮膚科でのほくろ除去をおすすめします。
ほくろを除去する方法はさまざまで、大小関係なく取ることが可能ですが、大きいほくろを取りたい場合は「切開法」が効果的です。切開法は、直径6ミリ以上の大きいほくろの除去に用いられる手術方法で、ほくろを周囲の組織ごと切除し、縫合します。切開法は再発のリスクが低く、ほくろを根本から完全に取り除く効果が期待できます。

大きなほくろ除去の注意点

切開法で大きなほくろを除去する際の注意点として、切開した部位を縫合するため抜糸が必要である点や、傷跡が一時的に残る点があげられます。
傷跡は3~6ヶ月かけて徐々に薄れていきますが、かさぶたを無理に剥がしたり、患部を擦ったりすると跡に残る場合があるため、十分な注意が必要です。
また、ほくろ除去後は、肌のバリア機能が低下している状態です。色素沈着を防ぐために、日焼け止めや日傘を活用し、紫外線対策を心がけてください。

小さなほくろの治療方法

顔や身体にある小さなほくろを美容目的で除去したい場合も、美容皮膚科での治療がおすすめです。小さなほくろの除去方法には「レーザー治療」「電気メスによる表面分解法」「くり抜き法」があります。
TCBスキンクリニックでは、患者様一人ひとりの状態に合わせて適切な治療方法をご提案します。

レーザー治療

レーザー治療は、直径1ミリ以下で盛り上がりの少ないほくろの除去に適した治療方法です。使用されるレーザーは、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)やピコレーザー、QスイッチYAGレーザーなどです。
CO2レーザーは、ほくろの部位にレーザーを照射すると、水分に反応して熱エネルギーを発生させ、ほくろの組織にピンポイントで蒸散させます。ピコレーザーやQスイッチYAGレーザーによる照射は、ほくろの原因となるメラニン色素のみを破壊することが可能です。
レーザー治療の特徴として、腫れや痛みが抑えられる点や、メスを使用しないため傷跡が残りにくい点があげられます。

電気メスによる表面分解法

表面分解法は、盛り上がりのある直径6ミリ以下の小さなほくろの除去に適しており、電気メスの熱を利用してほくろの表面を削り取る治療方法です。レーザー治療や切開法では難しい深部に位置するほくろや、切開できない部位にあるほくろにも対応できます。
表面分解法では、ほくろの細胞を焼灼するため、個人差はありますが、1回の治療で除去できる場合がほとんどです。また、医師が患者様のほくろの大きさや膨らみを確認しながら治療を行うため、瘢痕化のリスクを抑えられます。さらに、治療と同時に止血を行うため、出血がほとんどない点も特徴の1つです。

くり抜き法

くり抜き法は、直径が6ミリ以下で、比較的皮膚の奥深くまでメラニン色素が影響している小さなほくろの除去に効果的な手術方法です。メスを使用してほくろを円形にくり抜き、除去します。くり抜き法はほくろの根元をしっかり取り除けるため、再発のリスクが低い点が特徴です。また、ほくろの大きさによっては手術後に縫合を行わず、軟膏とテープで傷口を保護するため、身体への負担を抑えながらほくろを除去できます。

まとめ

顔や身体にある大きなほくろや生まれつきあるほくろは、悪性が疑われない限り取る必要はありません。ただし、印象や見た目に影響を与える場合があるため、気になるときは美容皮膚科でのほくろ除去が効果的です。
TCBスキンクリニックでは、さまざまなほくろ治療をご用意しています。大きなほくろが気になる方や除去を希望される方は、お気軽にご相談ください。無料カウンセリングを承っています。

本ページの監修医師

TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。

TCBスキンクリニック
【新宿東口院】
院長 高柳 佑衣子
詳しいプロフィールを見る
高柳 佑衣子 医師
経歴
東京女子医科大学医学部 卒業
順天堂大学附属順天堂医院 皮膚科
越谷市立病院 皮膚科
東京曳舟病院 皮膚科
同愛会病院 皮膚科
東京中央美容外科 新宿東口院 副院長
東京中央美容外科 渋谷西口院 院長
東京中央美容外科 秋葉原院 院長
東京中央美容外科 新宿東口院 院長
備考
日本皮膚科学会 正会員
日本医師会 認定産業医

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