ほくろ除去後の再発リスクとは?再発を防ぐための注意点について解説

投稿日:2025年01月30日

ほくろ除去後の再発リスクとは?再発を防ぐための注意点について解説

ほくろの除去を考えている方の中には、「除去したほくろが再発するのではないか?」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。実際、再発のリスクは完全にゼロではありません。再発リスクを下げるためには、リスクを正しく理解し、予防策を講じることが大切です。
本コラムでは、安心してほくろ除去を受けていただくために、再発の原因や再発防止の方法について詳しく解説いたします。

なぜ再発するのか

ほくろ除去後に再発の可能性があるのは、ほくろが完全に取り除かれなかった場合や悪性のほくろだった場合など、いくつかの要因が影響しています。また、術後のケアが不十分な場合や、体質的な要因が影響する場合もあります。
以下では、ほくろ除去後に再発する主な理由を挙げ、それぞれ詳しく解説いたします。

ほくろが完全に除去されなかった場合

ほくろが完全に除去されていないと、残ったメラノサイト(色素細胞)や皮膚組織が再び活性化し、成長を始める危険性があります。特に、根が深く皮膚の下に広がっているほくろは、表面的に見える部分を取り除くだけでは不十分で、根元に残った組織が原因となり再発のリスクが高まります。
また、ほくろが大きく完全に除去できていない場合、再度除去を繰り返す場合もあります。比較的大きいほくろでお悩みの方は医師へのご相談をおすすめします。

ほくろが悪性だった場合

ほくろには良性と悪性があります。良性のほくろは再発の可能性が低いですが、悪性の場合は、治療後も周囲に悪性細胞が残ってしまう場合があり、再発のリスクが高いです。治療前に、自身のほくろが良性と悪性のどちらに該当するのかきちんと診断を受け、適切な治療方法を選択してください。悪性のほくろが発見された際は、十分な検査と治療を行い、定期的に経過観察を受けるようにしましょう。

除去後のケアが不十分だった場合

ほくろ除去後のアフターケアが適切でないと、再発のリスクを高めてしまいます。治療後の傷口が完全に治癒するまでの間に傷口を触ったり、湿った状態で放置したりすると、感染症や炎症が引き起こされる可能性があります。感染症が発生すると、ほくろ周辺の組織が損傷を受けるため、再発のリスクが高まります。傷口が治るまでは、医師から指示されたケア方法を守り、自己判断で触れたりしないようにしましょう。

再発を防ぐための注意点

ほくろ除去後の再発を防ぐためには、傷口ケアや生活習慣の改善など治療後のケアが非常に重要です。以下に、再発を防ぐための具体的な注意点を紹介いたします。これらの方法を実践して健康的な回復をサポートし、再発リスクを減少させましょう。

傷口ケアを徹底する

ほくろ除去後は、傷口を清潔に保ちましょう。医師から処方された薬を使用し、傷口に細菌が入らないよう十分に注意してください。さらに、傷口を含めお肌全体の保湿を心がけ、乾燥を防ぎましょう。乾燥が進むと傷口の回復が遅れるため、再発のリスクが高まります。傷口の状態をこまめに確認し、異常があれば早期に医師に相談のうえ適切な処置を受けるようにしましょう。

紫外線対策を行う

ほくろ除去後は紫外線対策が重要です。紫外線を浴びると、皮膚が炎症を引き起こし、傷口の治癒を妨げるリスクがあります。さらに、紫外線が傷口に当たると、シミの原因となるメラニン色素が過剰に生成され、色素沈着が発生するリスクも上がります。これにより、除去後の傷跡が目立ちやすくなり、治療効果が損なわれる場合があります。傷が治るまでの間、外出時には日焼け止めや帽子、サングラスを使用するなど紫外線から傷口を守りましょう。

定期的に医師の診察を受ける

再発を早期に発見するためには、ほくろ除去後も定期的な診察を受けていただくのが効果的です。特に悪性のほくろの場合、再発や転移のリスクがあるため、定期的な検査が重要です。診察時に医師が新たな異常を発見すれば、早期に対処できるため再発を未然に防げる可能性が高まります。傷口周辺に新しいほくろが出現したり、色や形が変わった場合には早めに医師に相談しましょう。

生活習慣の改善

再発を防ぐためには、免疫力の向上が大切です。免疫力が向上すると、体内で傷の治癒が促進され、再発のリスク減少につながります。そのため、健康的な生活習慣を心がけ、栄養バランスの取れた食事で体作りに不可欠なビタミンやミネラルをしっかりと摂取しましょう。また、十分な睡眠は免疫力の向上をサポートし、傷の回復も早めます。運動も適度に行うと効果的ですが、過度な運動は傷口に負担をかける可能性があるため、医師の指示に従い無理のない範囲で行いましょう。

まとめ

ほくろ除去後の再発リスクは完全には避けられませんが、丁寧なアフターケアや定期的な診察を受けることで、そのリスクを大幅に減少できます。また、健康的な生活習慣を心がけ免疫力を高めると、傷の回復を早められるため、再発リスクの低減が期待できます。ほくろ除去を考えている場合は、信頼できる医師と相談のうえ慎重に治療を受け、アフターケアを怠らないようにしましょう。

本ページの監修医師

TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。

TCBスキンクリニック
【新宿東口院】
院長 高柳 佑衣子
詳しいプロフィールを見る
高柳 佑衣子 医師
経歴
東京女子医科大学医学部 卒業
順天堂大学附属順天堂医院 皮膚科
越谷市立病院 皮膚科
東京曳舟病院 皮膚科
同愛会病院 皮膚科
東京中央美容外科 新宿東口院 副院長
東京中央美容外科 渋谷西口院 院長
東京中央美容外科 秋葉原院 院長
東京中央美容外科 新宿東口院 院長
備考
日本皮膚科学会 正会員
日本医師会 認定産業医

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