ほくろ除去に痛みはある?治療別の痛みについて解説

投稿日:2025年02月13日

ほくろ除去に痛みはある?治療別の痛みについて解説

「ほくろ除去は痛いイメージがある」「ほくろを取りたいけれど、痛みが苦手で怖い」など、ほくろ除去を検討する方のなかには、痛みに不安を感じる方も少なくありません。
今回のコラムでは、治療別のほくろ除去の痛みや、痛みを和らげるセルフケアについてご紹介します。

ほくろ除去は痛い?治療別の痛みについて

ほくろ除去の方法によって、痛みの程度は異なります。ほくろを除去する方法には「レーザー治療」「切開法」「電気メスによる表面分解法」「くり抜き法」などがあります。

レーザー治療による痛み

レーザー治療とは、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)やピコレーザー、QスイッチYAGレーザーなどを使用してほくろを除去する治療方法です。治療前に麻酔を行うため、針を刺す際にチクッとした痛みを感じることがありますが、治療中の痛みを軽減する効果が期待できます。治療中は輪ゴムで弾かれる程度の痛みを伴う場合がありますが、メスを使用する手術と比べて痛みが少なく、ダウンタイムは数時間~数日で症状が落ち着く点が特徴です。痛みに不安を抱える方にもおすすめです。

切開法による痛み

切開法とは、ほくろをメスで切除し、周囲の皮膚を縫合する手術です。手術前に表面麻酔または局所麻酔を行うため、個人差はありますが、手術中の痛みはほとんどありません。
切開法はほくろを周囲の組織ごと切除して縫合するため、麻酔が切れた後の2~3日程度は痛みを伴う場合があります。ただし、日常生活に支障をきたす可能性は低く、腫れや赤みなどのダウンタイムも通常1~2週間程度で落ち着きます。

電気メスによる痛み

電気メスを使用した表面分解法は、ほくろの表面を削り取る治療方法です。電気メスの熱でほくろの細胞を焼灼するため、痛みを心配される方もいるかもしれませんが、麻酔が効いてから治療を行うため、治療中の痛みはほとんどありません。
治療後は患部にヒリヒリとした痛みを感じる場合がありますが、通常は数日~2週間程度で落ち着きます。

くり抜き法による痛み

くり抜き法とは、メスを使用してほくろを円形にくり抜き、除去する手術方法です。ほくろがある部位をくり抜くため、術後にジンジンとした痛みを感じる場合がありますが、ダウンタイムは数日~2週間程度で徐々に落ち着きます。
くり抜き法の手術は、縫合の必要がなく軟膏とテープで傷口を保護するため、身体への負担を抑えた除去が期待できます。

局所麻酔の痛みはどのくらい?

ほくろ除去では、治療中の痛みを軽減するため、治療前に局所麻酔や表面麻酔を行います。麻酔を行う際に、針を刺す際のチクッとした痛みや、薬剤の浸透による痛みを感じる場合がありますが、麻酔によって治療中の痛みを抑えることが可能です。

ほくろ除去で痛みを感じやすい場所

ほくろ除去では、痛みの感じ方には個人差がありますが、局所麻酔や表面麻酔によって痛みの軽減が期待できます。ただし、麻酔を刺す際、皮膚が厚い頬や鼻は、目元や口元など皮膚が薄い部位に比べて痛みを感じやすい傾向です。
当院では、注射による痛みに不安がある方のために、麻酔クリームをご用意しております。注射に不安がある方はカウンセリング時にお気軽にお申し付けください。

痛みが強いときの対処法

ほくろ除去後の痛みは、時間の経過とともに和らぎますが、痛みが強い場合は、クリニックや皮膚科などで処方された痛み止めを服用してください。また、治療後には一時的に腫れや赤みが現れる可能性がありますが、皮膚が治療に反応している自然な現象であるため、通常は数日~2週間程度で自然に治まります。
ただし、痛みが長引く場合や、熱感、腫れ、赤みなどの症状が強い場合は、早めに医療機関へ相談してください。患部を冷やすことで症状が和らぐこともありますが、改善しない場合は感染症の可能性があります。気になる症状が現れた際は、早めに皮膚科や美容皮膚科などに相談することが重要です。

ほくろ除去後にできる後悔しないための痛み対策

ほくろ除去後は、痛みを長引かせないためにも、適切なケアを行うことが重要です。以下では、治療後のダウンタイム期間における対策や注意点について解説します。

かさぶたを無理やり剥がさない

ほくろを除去した部位では、傷が治癒する過程でかさぶたが形成される場合があります。かさぶたを無理に剥がすと、赤みや陥没、ケロイドといった症状が現れる可能性があるため、自然に剥がれるまで触らないことが重要です。
また、かさぶたを剥がすと、紫外線や乾燥の影響を受けやすくなり、色素沈着や炎症などの肌トラブルが起こる場合があります。個人差はありますが、かさぶたは通常1週間程度で自然に剥がれるため、過度に触れないよう注意してください。

保護テープの期間は医師の指示に従う

ほくろ除去後は、患部を保護するためにテープを貼ります。保護テープには、患部への刺激を軽減し、雑菌の侵入を防ぐ効果が期待できます。そのため、最低10日間は貼り続けることが必要です。刺激から患部を守るためにも、医師の指示に従い、症状が落ち着いたと感じても自己判断で剥がさないようにしてください。

運動や飲酒を控える

ほくろ除去後に運動や飲酒を行うと血流が促進され、患部から出血や赤みが生じる可能性があります。ダウンタイムを長引かせないためにも、治療後2~3日程度は運動や飲酒を控えるようにしてください。

紫外線対策の徹底

ほくろ除去後は肌のバリア機能が低下している状態のため、色素沈着や炎症を防ぐためにも紫外線対策が欠かせません。紫外線対策を怠ると、ほくろの再発リスクが高まったり、肌トラブルによる痛みが生じたりする可能性があります。治療後1ヶ月程度は、日焼け止めや日傘を活用し、紫外線対策を徹底してください。
また、紫外線を浴びることで、ほくろの原因であるメラニンが過剰に生成され、ほくろが増える場合があります。ほくろを増やさないためにも、日頃から紫外線対策を行うことが大切です。

まとめ

ほくろ除去の痛みは治療方法によって異なりますが、治療中は局所麻酔や表面麻酔が効いているため、痛みを感じる場合はほとんどありません。治療後の痛みには個人差がありますが、日常生活に支障をきたす可能性はほとんどなく、時間の経過とともに和らぎます。
ただし、痛みが強い場合や患部に熱感を伴う場合は、感染症の可能性があるため、早めに医師に相談してください。
TCBスキンクリニックでは、さまざまなほくろ治療をご用意しています。顔や身体の目立つ部位にあるほくろでお悩みの方や、ほくろ除去を検討している方は、お気軽にご相談ください。無料カウンセリングを承っています。

本ページの監修医師

TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。

TCBスキンクリニック
【新宿東口院】
院長 高柳 佑衣子
詳しいプロフィールを見る
高柳 佑衣子 医師
経歴
東京女子医科大学医学部 卒業
順天堂大学附属順天堂医院 皮膚科
越谷市立病院 皮膚科
東京曳舟病院 皮膚科
同愛会病院 皮膚科
東京中央美容外科 新宿東口院 副院長
東京中央美容外科 渋谷西口院 院長
東京中央美容外科 秋葉原院 院長
東京中央美容外科 新宿東口院 院長
備考
日本皮膚科学会 正会員
日本医師会 認定産業医

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