ほくろが取れた場合の原因と対策について解説

投稿日:2025年01月30日

ほくろが取れた場合の原因と対策について解説

ほくろが取れた場合、「何が原因なのか」「どのように対策すれば良いのか」といった疑問が生じる方も多いでしょう。適切に対処しないと炎症を起こしたり、色素沈着したりする可能性があります。
本コラムでは、ほくろが取れる原因や対策、注意点について解説します。

ほくろとは

ほくろ(母斑細胞母斑)とは、皮膚に存在する色素細胞が集まった黒や茶色の小さな斑点を指します。多くのほくろは、生まれつき存在するか成長過程で形成されます。一般的に健康に害はなく、多くの人が複数のほくろを持っていますが、一部のほくろは健康リスクが伴う場合があり注意が必要です。ほくろには良性と悪性のタイプがあり、それぞれに異なる特徴があります。

良性のほくろ

良性のほくろの特徴は、大きさが直径6ミリ以下で、円形や楕円形をしており、色が均一です。良性のほくろは痛みやかゆみを伴わないため、健康への影響はほとんどありません。時間が経っても大きな変化がない場合、治療は不要です。

悪性のほくろ

悪性のほくろは、不規則な形や色のムラが特徴で、急速に大きくなる場合が多いです。特にメラノーマと呼ばれる皮膚がんの一種は、左右非対称で複数の色が混ざり、直径が6ミリを超える場合が多いです。また、かゆみや痛み、出血を伴う場合もあり、放置すると健康に重大な影響を与える可能性があります。悪性の疑いがある場合は、早急に医師の診察を受けてください。

ほくろが取れてしまう原因

ほくろが突然取れてしまうと、不安を感じるのではないでしょうか。ほくろが取れる原因を理解すると、適切に対処ができます。
以下では、ほくろが取れる原因について解説します。

刺激による物理的な要因

ほくろがある部分に、服やアクセサリーなどの物理的な刺激が頻繁に加わると、ほくろが徐々に剥がれ落ちる場合があります。例えば、ネックレスやブラジャーの紐が当たる部分にあるほくろは、日常的に摩擦や圧迫を受けやすく、取れやすい傾向があります。さらに、引っ掻いたりむやみに触れたりすると、ほくろが取れた後、炎症が起きやすくなるため触らないようにしてください。

皮膚の新陳代謝

皮膚の新陳代謝による自然な変化も、ほくろが取れる原因の1つです。肌は一定の間隔でターンオーバーを行っているため、皮膚の状態が変化し、ほくろが徐々に薄くなったり、自然に取れたりする場合があります。

医療処置やスキンケア製品による影響

ほくろが取れてしまう原因には、医療処置やスキンケア製品の使用による影響も含まれます。例えば、レーザー治療やケミカルピーリングなどの処置を受けた際、治療の過程でほくろが薄くなったり取れたりするケースです。また、強力な美白成分やピーリング効果のあるスキンケア製品がほくろに作用し、取れる場合もあります。

ほくろが取れた場合の対策

ほくろが取れてしまった場合、適切な対処によって肌トラブルを予防できます。
以下では、ほくろが取れた場合にとるべき対策を説明します。

紫外線対策

ほくろが取れた後の肌は非常に敏感で、紫外線に対して無防備な状態です。特にほくろが取れた部分は色素沈着しやすいため、紫外線対策が必要です。外出時には日焼け止めの塗布に加え、日差しが強い場合には帽子や日傘を使って対策をしましょう。

十分な保湿

ほくろが取れた部分の肌は乾燥しやすく、保湿が不足すると傷が目立ったり、シミになったりする場合があります。低刺激の保湿クリームを使用して、患部を十分に保湿し、肌のバリア機能を高めてください。

医師に相談する

ほくろが取れた際に、出血や痛み、炎症がある場合には医師に相談してください。自己判断でのケアは、場合によって症状を悪化させるリスクがあります。医師からのアドバイスを受けて適切な処置を行う必要があります。

ほくろが取れた場合の注意点

ほくろが取れた後には、再発や色素沈着を防ぐための注意が必要です。
ここでは、ほくろが取れた後に意識するべきポイントを解説します。

摩擦を与えない

ほくろが取れた後の肌は非常にデリケートな状態です。服やアクセサリーの摩擦が加わらないよう、できるだけ注意しましょう。摩擦を避けると肌の回復が促進され、色素沈着を防ぐ効果も期待できます。

生活習慣を見直す

肌の調子は日々の生活習慣によって左右されます。栄養バランスの取れた食事や、十分な睡眠で、肌のターンオーバーが促され、肌の状態が整います。また、ストレスの発散も、肌に良い影響を与えます。

自己判断で対処しない

ほくろが取れた場合、自己判断での薬やスキンケア製品の使用は避けましょう。誤ったケアを行うと、肌トラブルの原因になる可能性があります。医師の診察を受けて、適切に処置してください。

まとめ

ほくろが取れた場合は、原因の把握と適切な対処をする必要があります。紫外線対策や保湿などの基本的なケアを心がけ、日常生活でも摩擦や刺激を避ける工夫をしましょう。また、気になる症状があれば自己判断せずに医師に相談し、適切な治療を受けてください。
ほくろを適切に除去したい場合は、TCBスキンクリニックでの治療をおすすめします。レーザー治療や電気メスによる治療、切開法やくり抜き法など、患者様のほくろの状態に合わせて、治療法をご提案します。無料カウンセリングを行っているので、お気軽にご相談ください。

本ページの監修医師

TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。

TCBスキンクリニック
【新宿東口院】
院長 高柳 佑衣子
詳しいプロフィールを見る
高柳 佑衣子 医師
経歴
東京女子医科大学医学部 卒業
順天堂大学附属順天堂医院 皮膚科
越谷市立病院 皮膚科
東京曳舟病院 皮膚科
同愛会病院 皮膚科
東京中央美容外科 新宿東口院 副院長
東京中央美容外科 渋谷西口院 院長
東京中央美容外科 秋葉原院 院長
東京中央美容外科 新宿東口院 院長
備考
日本皮膚科学会 正会員
日本医師会 認定産業医

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