ヒアルロン酸注射は後悔する?原因や治療を受ける際の注意点について紹介

ヒアルロン酸注射は後悔する?原因や治療を受ける際の注意点について紹介

ヒアルロン酸注射は、顔にヒアルロン酸を注入してパーツを理想に近づけたり、バランスを整えたりする治療ですが、リスクがあるのも事実です。ヒアルロン酸注射に興味はあるものの「仕上がりが不自然になったらどうしよう」と失敗を恐れている方は多いのではないでしょうか?治療後に後悔しないためには、リスクを理解して適切に対処する必要があります。
この記事では、ヒアルロン酸注射で後悔する原因や注意点などを紹介します。

ヒアルロン酸注射で起こりうる後悔の例

ヒアルロン酸注射では、以下のトラブルが生じるケースがあります。

  • 顔のバランスが悪くなった
  • 注入部分に凹凸が生じた
  • 効果が切れるのが早かった
  • 変化がみられなかった
  • 顔の一部が大きくなりすぎた

顔のバランスが悪くなった

ヒアルロン酸の注入量が多すぎると、特定のパーツだけが強調され、顔全体のバランスや自然な印象が損なわれることがあります。
ただし、バランスを取るために顔の至るところにヒアルロン酸を注入して整えることはおすすめしません。一部に適用する場合でも、全体のバランスをみて調整する必要があります。

注入部分に凹凸が生じた

ヒアルロン酸注入後は、一時的に凹凸が生じる可能性があります。時間の経過とともに改善が見込めますが、馴染むまで凹凸が目立つ場合があるため、後悔につながるケースもあります。また、おでこや眉間など、皮膚が薄い部分に注入すると凹凸ができやすいです。

効果が切れるのが早かった

ヒアルロン酸注射の持続期間の短さが後悔の原因になるケースもあります。ヒアルロン酸の種類や治療部位によって異なりますが、一般的には数ヶ月〜2年程度とされています。1年以上効果が続くと考えている場合でも、数ヶ月で元に戻ってしまう可能性は否定できません。

変化がみられなかった

ヒアルロン酸注射の効果を思うように感じられないと、後悔につながる場合があります。
特に、深いしわやほうれい線など、ヒアルロン酸単体での治療が難しいケースには、組み合わせ治療が効果的です。

顔の一部が大きくなりすぎた

ヒアルロン酸注射を受けると、顔の一部が大きくなって見た目が不自然になる恐れがあります。人の顔は左右対称ではないため、頬や目の下など、両方に全く同じ量を注入してもバランスが取れない可能性があります。また、注入量が多く一部だけ膨らみすぎるケースは少なくありません。

ヒアルロン酸注射の後悔を引き起こす原因

ヒアルロン酸注射で後悔する原因として、以下が挙げられます。

  • 注入量が多い、または少ない
  • 注射する位置が適切ではない
  • 注入したヒアルロン酸がずれた
  • ヒアルロン酸が吸収された
  • 製剤と治療部位の相性が悪い

注入量が多い、または少ない

ヒアルロン酸注射は、製剤の注入量によって仕上がりの印象が大きく変わる治療です。製剤の注入量が多いと、見た目の不自然さや皮膚のたるみを引き起こす恐れがあります。また注入量が少なすぎても、効果が薄くなって後悔する原因になります。

注射する位置が適切ではない

ヒアルロン酸注射は、わずかな位置の違いでも顔のバランスに影響が出るため、位置がずれると、思った仕上がりにならず後悔につながる可能性があります。また、顔の左右で骨格や筋肉の動き方が異なるため、必ずしも同じ位置に注入することが適切とは限りません。

注入したヒアルロン酸がずれた

ヒアルロン酸を適切な位置に注入しても、治療後に皮膚の下で動くと仕上がりに影響する場合があります。注入した部分をむやみに触ったり、寝ている間に負荷がかかったりすることで、本来ハリをもたせたい位置に十分な効果が得られにくくなります。特に、マッサージや頬杖は、治療後一定期間が経過するまでは控えてください。

ヒアルロン酸が吸収された

肌に注入されたヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、効果が消えたと感じる原因になります。また、効果の持続期間には個人差があり、体質によってヒアルロン酸が早く吸収されるケースもあります。

製剤と治療部位の相性が悪い

ヒアルロン酸の製剤にはいくつか種類があり、部位によって使い分ける必要があります。柔らかい製剤は、目元や唇など、繊細で自然なボリュームを出したい部分に適しています。硬さのある製剤は、あごや鼻などのしっかり形を整えたい部分に使用されるケースが多いです。製剤の選定は持続期間や仕上がりに関わるため、カウンセリングの際に患者様のご希望を伺い、医師が慎重に決定します。

ヒアルロン酸注射で起こり得るリスク

ヒアルロン酸注射には、以下の副作用のリスクがあります。

  • しこり
  • チンダル現象
  • 感染症
  • 血管閉塞
  • アレルギー

チンダル現象とは、注入したヒアルロン酸が光を反射して青白く透けて見える現象です。
しこりやチンダル現象は、時間経過とともに改善されるケースが多いですが、気になる場合はヒアルロン酸溶解注射で対応できます。
ヒアルロン酸注射は、まれに感染症や血管閉塞などの重篤な副作用を伴うケースがあります。特に鼻先は、皮膚が薄く血管が集中しているため、ヒアルロン酸を注入すると感染症や血管閉塞のリスクが高まります。鼻先には、ヒアルロン注射を行っていないクリニックも少なくありません。
また、ヒアルロン酸自体はアレルゲンにはなりませんが、ヒアルロン酸製剤に含まれる成分がアレルギー反応を引き起こす場合もあります。思わぬトラブルが発生した際は、早急にクリニックに連絡し対処を行ってください。

ヒアルロン酸注射がおすすめな方

ヒアルロン酸注射は、以下の方におすすめです。

  • 口元にできるしわを目立たなくしたい
  • 自然な涙袋が欲しい
  • 目元のしわを改善したい
  • 眉間のしわが気になる
  • 頬がこけて見える悩みがある
  • 唇に厚みをもたせたい
  • ダウンタイムが少ない治療を受けたい

ヒアルロン酸注射には、しわを改善するほかにも、お顔の気になるパーツの形を整える効果が期待できます。また、注射を用いた治療のため、5〜20分程度で完了します。忙しい方でも続けやすく、さまざまな悩みの改善を目指せるのが魅力です。

ヒアルロン酸注射で後悔しないための対策

ヒアルロン酸注射の失敗を防ぐための工夫は、以下の通りです。

  • 一度にヒアルロン酸を注入しすぎない
  • ヒアルロン酸が馴染むまでは治療部位に負荷をかけない
  • 技術や実績があり信頼できるクリニックを選択する

ヒアルロン酸を一度に注入しすぎると、見た目が不自然になる恐れがあります。前回の治療から間もないタイミングで再治療を行うと、残存したヒアルロン酸が仕上がりに影響する可能性があるため、避けましょう。
また、治療後の過ごし方で見た目が変わってしまうケースもあります。ヒアルロン酸注射を打った後は、治療部位への刺激に注意し、マッサージやエステなどの施術も控えてください。
カウンセリングを受ける際は、ヒアルロン酸注射の技術や実績を事前によく確認しましょう。口コミのみを参考にせず、治療の実績や症例写真などをチェックすることをおすすめします。また、カウンセリングでの対応やアフターケアの充実度にも注目してください。

まとめ

ヒアルロン酸注射は、注入部位や製剤の注入量によって印象が変わる繊細な治療です。適切な方法で行えば、顔全体の印象を理想に近づけることが可能です。治療後に後悔しないためのポイントを押さえ、クリニック選びは慎重に行いましょう。
TCBスキンクリニックでは、ヒアルロン酸注射を取り扱っております。しわを改善したい方や顔のパーツを整えたい方は、お気軽に無料カウンセリングをご利用ください。

本ページの監修医師

TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。

TCBスキンクリニック
【新宿東口院】
院長 高柳 佑衣子
詳しいプロフィールを見る
高柳 佑衣子 医師
経歴
東京女子医科大学医学部 卒業
順天堂大学附属順天堂医院 皮膚科
越谷市立病院 皮膚科
東京曳舟病院 皮膚科
同愛会病院 皮膚科
東京中央美容外科 新宿東口院 副院長
東京中央美容外科 渋谷西口院 院長
東京中央美容外科 秋葉原院 院長
東京中央美容外科 新宿東口院 院長
備考
日本皮膚科学会 正会員
日本医師会 認定産業医
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究に携わる医学博士が在籍しており、新薬開発や関連研究に参加しています。
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