糸リフトのやり方は?治療手順やダウンタイム中の注意点について解説

糸リフトのやり方は?治療手順やダウンタイム中の注意点について解説

糸リフトは、医療用の糸を使用して肌のたるみを引き上げますが、切開や痛みを伴うのか、ダウンタイムはどのくらいなのかなど、不安な方もいるでしょう。
この記事では、糸リフトの治療手順やダウンタイム中の過ごし方、後悔しないための工夫を紹介します。糸リフトを受ける方は参考にしてください。

糸リフトはどんな治療?

糸リフトはスレッドリフトとも呼ばれ、コグ(突起)がついた医療用の糸を用いて、肌を内側から物理的に引き上げる治療です。当院の糸リフトはメスを使用せず、こめかみや頭皮などから挿入するため、傷跡が目立ちにくい特徴があります。フェイスラインの引き締めや肌質改善に働きかけるほか、糸による刺激でコラーゲンやエラスチンの生成促進も期待できます。

糸リフトの治療手順

糸リフトは、主に以下の4ステップに分けて治療が行われます。

  • カウンセリング
  • デザイン・マーキング
  • 麻酔
  • 糸の挿入・引き上げ

カウンセリング

カウンセリングを行い、患者様の悩みや肌の状態を確認しながら、糸の本数やデザインなどの治療計画を立てます。予算を踏まえたうえでの料金プランや治療の効果・リスクについても説明を行うため、疑問がある場合は治療を受ける前に解消しておきましょう。

デザイン・マーキング

患者様と仕上がりのイメージを共有し、糸の挿入位置を決めます。

麻酔

使用する麻酔は治療内容により異なりますが、当院では局所麻酔や表面麻酔などをご用意しています。痛みがご不安な方は、必要に応じて各種麻酔をオプションで追加することも可能です。

糸の挿入・引き上げ

麻酔の効き目を確認してから糸の挿入を行います。1本ずつ丁寧に糸を挿入し、その都度微調整しながら細やかにフェイスラインを整えます。使用される糸の本数は、治療内容や患者様のお顔の状態によって異なります。強いたるみや深いほうれい線を改善したい場合や、顔全体に治療を行いたいときは、より多くの糸が必要になる可能性があります。

糸リフトのダウンタイムの過ごし方

糸リフトのダウンタイム中は、過ごし方に注意が必要です。

  • 血行を促進する行為は控える
  • 顔のマッサージはしない
  • 大きく口を開ける行為を避ける
  • 仰向けで寝る

血行を促進する行為は控える

血行を促進する行為は、治療部位の炎症を悪化させ、痛みや腫れなどの症状を強める可能性があります。むくみを感じている間は、アルコールの摂取や長時間の入浴、サウナの利用、発汗を伴う激しい運動は控えてください。

顔のマッサージはしない

糸を挿入した部位や周辺をむやみに触ったり、治療後1ヶ月程度はマッサージしたりしないように注意が必要です。刺激を与えると、糸がズレて仕上がりに影響する恐れがあります。内出血が長引く可能性もあるため、糸が皮下組織に定着するまでは負担をかけずに過ごしてください。

大きく口を開ける行為を避ける

糸リフトの治療後は、2週間程度口を開けづらい状態になります。無理に開くと糸が外れる可能性があるため、大きく口を開けないように気を付けることが大切です。あくびや大笑いの際は口を開けすぎないように意識し、食べ物は小さくして口に入れてください。また、歯科治療も治療部位に負荷がかかる要因になるため、糸リフトを受ける前に済ませる、または一時的に中止する必要があります。

仰向けで寝る

糸リフトの治療後は、横向きやうつ伏せで眠りにつくことは避け、仰向けの状態で寝るように意識しましょう。治療部位に圧力がかかる体勢で眠ると、痛みや顔のバランスへの影響が懸念されます。就寝中の姿勢を意識するのは難しいため、枕の形や高さの工夫、目が覚めたときに仰向けで寝直すなどの対策をしてください。

糸リフトで後悔しないための注意点

糸リフトで後悔しないためには、以下の3点に注意しましょう。

  • カウンセリングで肌悩みを相談する
  • ダウンタイムの症状への対策を考えておく
  • 効果の持続期間を事前に把握しておく

カウンセリングで肌悩みを相談する

糸リフトの治療では、カウンセリングの時点でたるみやしわ、肌の状態を丁寧に確認し、適切な方法をご提案します。状況に応じて、糸リフト以外の治療が選択肢にあげられるケースもあります。カウンセリングのうえで、仕上がりのイメージを共有することが大切です。

ダウンタイムの症状への対策を考えておく

糸リフトのダウンタイムでは、痛みや腫れ、内出血などがみられる場合があります。腫れや内出血は見た目に影響が出る可能性も懸念されるため、必要であれば仕事のお休みを確保しておきましょう。痛みは鎮痛剤で対処できるケースもありますが、市販の痛み止めの使用については医師に確認しておくことをおすすめします。

効果の持続期間を事前に把握しておく

糸リフトは、効果の持続期間に限りがあります。糸の種類や治療法によって6ヶ月〜1年程度でもとに戻るケースもあれば、3〜5年程度効果が持続することもあります。効果を長く持続させたい場合は、定期的に治療を受けるのがおすすめです。

まとめ

糸リフトは切らずに肌をリフトアップする治療で、引き締めやフェイスラインの調整などが目指せます。麻酔を使用するため、痛みが気になる方もぜひご検討ください。
TCBスキンクリニックでは、さまざまな糸リフトのメニューをご用意しております。初めて受ける方もお気軽にご相談ください。

本ページの監修医師

TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。

TCBスキンクリニック
【新宿東口院】
院長 高柳 佑衣子
詳しいプロフィールを見る
高柳 佑衣子 医師
経歴
東京女子医科大学医学部 卒業
順天堂大学附属順天堂医院 皮膚科
越谷市立病院 皮膚科
東京曳舟病院 皮膚科
同愛会病院 皮膚科
東京中央美容外科 新宿東口院 副院長
東京中央美容外科 渋谷西口院 院長
東京中央美容外科 秋葉原院 院長
東京中央美容外科 新宿東口院 院長
備考
日本皮膚科学会 正会員
日本医師会 認定産業医
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究に携わる医学博士が在籍しており、新薬開発や関連研究に参加しています。
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