皮膚科や美容皮膚科でできる肌荒れ治療とは?自分でできる改善方法も紹介

投稿日:2025年01月30日

皮膚科や美容皮膚科でできる肌荒れ治療とは?自分でできる改善方法も紹介

肌の赤みや乾燥、ニキビなどの肌荒れは、多くの方の悩みの種になっています。肌荒れの状態次第では自分でも改善できる可能性がありますが、なかなか肌荒れが治らない場合は皮膚科や美容外科で治療を受けるのも選択肢の1つです。
このコラムでは、皮膚科や美容皮膚科でできる肌荒れ治療や、肌荒れの原因について解説します。自分でできる改善方法も紹介するので、肌荒れに悩まされている方はぜひ参考にしてください。

皮膚科や美容皮膚科でできる肌荒れ治療の方法

皮膚科や美容皮膚科でできる肌荒れ治療は、以下の2つです。

  • 内服薬や外用薬による治療
  • 医療用レーザーやポテンツァなどによる治療

それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

内服薬や外用薬による治療

皮膚科での治療は内服薬や外用薬を使う場合が多く、「トラネキサム酸」や「ビタミン剤」などが使用されます。
内服薬や外用薬は医師の診断のもと、患者様の肌状態に適したものが選択されるため、適切な治療によって健康的な肌を目指すことができます。

医療用レーザーやポテンツァなどによる治療

美容皮膚科では、内服薬や外用薬を使う方法だけでなく、医療機器を使用した治療も行われます。肌荒れの状態によっては内服薬や外用薬での改善が難しいため、医療用レーザーやポテンツァなどを用いた治療を行う場合が多いです。
肌質改善を望んでいる方や、セルフケアの効果を実感できない方は、専門的な治療を受けることで改善が期待できます。

皮膚科と美容皮膚科での治療の違い

皮膚科と美容皮膚科は、どちらも人の肌に関連した診療分野です。では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
皮膚科では、皮膚の疾患について保険適用の治療を受けることが可能です。症状によっては、レーザー外来やピーリング外来などの特殊な治療が提供される場合もあります。
一方、美容皮膚は自由診療で、美容上の悩みや肌質の改善を目指すものです。皮膚疾患の改善に加え、美容に関する治療を行うのに適しています。
このように、両者には治療内容や専門領域に違いがあるため、自分のニーズに合ったクリニックを選択するとよいでしょう。

肌荒れが起こる原因

肌荒れが起こる原因としては、以下の4つが考えられます。

  • 睡眠不足や食事の偏りなどの生活習慣
  • ストレス
  • 適切でないスキンケア
  • 空気の乾燥や紫外線などの環境的な要因

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

睡眠不足や食事の偏りなどの生活習慣

睡眠不足や食事の偏りなどの生活習慣の乱れは、肌荒れの原因になります。睡眠不足は肌のターンオーバーを乱れさせ、食事の偏りは過剰な皮質の分泌によって肌が荒れてしまいます。特に糖質や脂質が多い食品は、皮脂の過剰分泌につながりやすいです。

ストレス

ストレスがたまると、ホルモンバランスの乱れにつながります。ストレスは肌荒れを助長する原因になりやすく肌荒れがさらなるストレスとなり、症状が悪化する可能性も考えられます。
肌の悩みがある場合は1人で抱え込まず、専門家に相談するのがおすすめです。

適切でないスキンケア

誤ったスキンケアは、肌に逆効果です。適切でないスキンケアで肌を傷つけてしまうと、肌荒れを引き起こしやすくなります。洗顔時に強く擦りすぎると、必要な皮脂まで流れ落ち、バリア機能の低下につながります。
肌に合わない化粧品を使い続けることも、肌荒れが起きてしまう場合があります。肌に違和感を感じたら、使用を中止して様子を見るのがおすすめです。

空気の乾燥や紫外線などの環境的な要因

空気の乾燥や紫外線なども、肌荒れの原因と考えられます。紫外線によるダメージや花粉・ハウスダストによる刺激などには、十分に注意しましょう。
紫外線は夏のイメージが強いですが、冬や曇りの日であっても降り注いでいます。肌のダメージを抑えるために、晴れていない日でも油断せずに紫外線対策を行うようにしてください。

自分でできる肌荒れの改善方法

症状の程度によっては、肌荒れを自分で改善できる場合があります。自分で肌荒れを改善する場合は、以下のような方法を実践しましょう。

  • 適切なスキンケアを行う
  • バランスの良い食事を摂る
  • 睡眠時間を十分にとる
  • 適度に運動を行う

それぞれの方法について、詳しく解説します。

適切なスキンケアを行う

「刺激を与えず洗顔する」「しっかりと保湿を行う」など、適切なスキンケアを心がけてください。洗顔するときに強くこすりすぎてしまうと、皮膚のバリア機能が失われてしまいます。
肌に潤いを保つために大切なのは保湿です。保湿には肌のバリア機能を正常に維持する役割があるため、乳液やクリームなどで、十分な保湿ケアを行いましょう。

バランスの良い食事を摂る

肌を健康な状態に維持するには、バランスの良い食事が大切です。糖分・脂質・塩分を過剰に摂らないようにしつつ、タンパク質やビタミンを意識的に摂取してください。
タンパク質はヒトの体を構成する重要な成分であり、代謝を促進する効果があります。タンパク質が多く含まれているのは、肉類・魚類・卵などです。
ビタミンAは肌の潤いを保ち、ビタミンBは新陳代謝を活発にします。また、ビタミンCは肌のバリア機能を正常に保つため、ビタミンが多く含まれている野菜や果物を積極的に摂りましょう。

睡眠時間を十分にとる

睡眠時間が不足すると、肌のダメージを修復する「成長ホルモン」の分泌量が低下してしまいます。成長ホルモンが少ないと肌トラブルが起こりやすくなるため、6時間以上は睡眠時間を確保する意識をもつように心がけてください。
睡眠時間の確保が難しい場合は、「就寝の3時間前に食事を済ませる」「38℃〜40℃のぬるめのお湯で入浴する」などの工夫で、睡眠の質を高めることをおすすめします。

適度に運動を行う

適度に運動すると血流が促進され、肌のターンオーバーが活性化されます。運動を習慣化すると、ターンオーバーの活性化だけでなく、ストレス解消も期待できます。
肌荒れの改善に効果的なのは、有酸素運動です。有酸素運動を行うとリンパ液や血液の流れが良くなるため、肌荒れを予防する効果もあります。ウォーキングやストレッチなどを日常的に取り入れつつ、少しずつ運動量を増やすことをおすすめします。

美容皮膚科でできる肌荒れ治療の具体例

美容皮膚科では、以下のような肌荒れ治療を受けられます。

  • 内服薬・外用薬による美肌治療
  • ダーマペン4
  • IPL光治療
  • ピコレーザー
  • ライトフェイシャル

それぞれの治療法について、詳しく見ていきましょう。

内服薬・外用薬による美肌治療

肌荒れにお悩みの方は、内服薬・外用薬による美肌治療がおすすめです。
内服薬の「トラネキサム酸」を服用すると、肌の赤みや腫れを緩和できる可能性があります。また、「シナール配合錠」を服用すると、肌のハリやツヤを保つ効果が期待できます。
「トレチノイン」や「ハイドロキノン」などの外用薬を使用すると、自宅でシミ治療が可能です。ただし、治療中は紫外線の影響を受けやすくなっているため、外出の際は日焼け止めを使用するようにしてください。

ダーマペン4

ダーマペンは、超極細針で肌に穴をあけ、穴を修復しようとする創傷治癒力を利用して肌を再生させる治療法です。穴を修復するプロセスでコラーゲンが増生されるため、新陳代謝が促されます。その結果、ニキビや毛穴の開き、小じわなどの改善が期待できます。
ニキビや毛穴の開きが気になる方、セルフケアで美肌効果が見られなかった方におすすめです。

IPL光治療

IPL光治療は、さまざまな波長をもつ特殊な光を肌に照射して、シミや肌の赤みなどの改善を目指す治療法です。肌トラブルの改善に加え、肌のハリや弾力を回復させる効果も期待できます。2つのハンドピースを使い分けることで、一人ひとりの肌の状態に合わせたアプローチが可能です。
毛穴の開きをなくしたい方やダウンタイムが少ない肌治療を検討している方に、おすすめの治療法です。

ピコレーザー

ピコレーザーは、シミやそばかすの改善が期待できるレーザー治療です。従来のレーザーよりも高速で照射されるため、シミの原因となるメラニン色素を破壊できます。破壊と同時にコラーゲンの生成が促されるため、新陳代謝の促進も可能です。
少ない照射回数で治療が終了するため、痛みや肌への負担が軽いのもピコレーザーの大きな特徴です。

ライトフェイシャル

ライトフェイシャルは、光を照射してシミやくすみ、小じわなどの肌トラブルの改善を目指す治療です。痛みはほとんどなく、治療時間は30分ほどです。ダウンタイムが少ないため、治療直後からメイクをしても問題ありません。
ただし、まれに肌の赤みや熱感、感染症、色素沈着などが起こる可能性もあります。

まとめ

肌荒れ治療は、皮膚科や美容皮膚科で行えます。皮膚科では内服薬や外用薬を使用した治療が多く、美容皮膚科では内服薬・外用薬に加えて、ダーマペン4やピコレーザーによる治療も受けることが可能です。適切な治療を受けることで、肌荒れの改善が期待できます。
TCBスキンクリニックは、内服薬や外用薬、IPL光治療、ライトフェイシャルなど、さまざまな肌荒れ治療をご用意しています。肌荒れを改善したい方はお気軽にご相談ください。無料カウンセリングにて、患者様一人ひとりに適した治療をご提案します。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
医師 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
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