ニキビ跡を消す方法は?ニキビ跡の種類や治し方について解説

投稿日:2024年09月18日

ニキビ跡を消す方法は?ニキビ跡の種類や治し方について解説

「ニキビ跡が赤くなって消えない」「ニキビの炎症が治まった後にシミができた」など、ニキビ跡に悩んでいる方は少なくありません。
ニキビ跡とは、ニキビの炎症による肌のダメージが原因で、赤みや色素沈着などが跡として残っている状態です。
ニキビ跡にはさまざまな種類があり、治し方は種類によって異なります。それぞれのニキビ跡に対して、適切な治療を行うことが大切です。

今回の記事では、ニキビ跡の種類や原因、ニキビ跡を残さない対策、きれいにニキビ跡を消す方法についてご紹介します。

ニキビ跡の種類と原因

ニキビ跡は「赤み」「色素沈着」「クレーター」「しこり」「ケロイド」の5種類に分けられます。

ニキビ跡の種類と原因

赤み

赤みを帯びたニキビ跡は、皮膚の下にある毛細血管が透けて見えている状態です。ニキビの炎症が治まりきらない場合に、毛細血管が拡張されることで生じます。肌のターンオーバーを促すと、自然に消える場合があります。
ただし、炎症によるダメージがひどい場合は、美容皮膚科や医療機関での治療が必要になる可能性があります。

色素沈着

ニキビの色素沈着は、ニキビの炎症後にメラニン色素が沈着して、シミのように茶色く残ってしまった状態を指します。ニキビの炎症で肌がダメージを受けると、メラノサイトの生成が促進されるため、色素沈着を引き起こします。
また、赤みのあるニキビ跡を放置し続けると、メラニン組織により、茶色に変色して色素沈着のニキビ跡になる場合もあるため注意が必要です。

クレーター

クレーターとは、肌の表面に凹凸ができる症状です。クレーターの原因は、ニキビの悪化で真皮層までダメージを与えた場合や、ニキビを潰して皮膚の組織を傷つけてしまった場合などです。
クレーターは「アイスピック型」「ローリング型」「ボックスカー型」の3つに分類されます。アイスピック型は小さい穴による凹み、ローリング型は浅く緩やかな凹み、ボックスカー型はクレーターの境界がはっきりとした四角形に近い形状で垂直に凹んでいる状態を指します。

しこり

ニキビ跡のしこりは、ニキビ跡の炎症が治まった後に、肌の表面が固くふくらんだ状態です。ニキビの炎症で破壊された皮膚組織を修復する過程において、コラーゲンが生成されることで発生します。過剰に生成されたコラーゲンが蓄積すると、固いしこりとして残る場合があります。

ケロイド

ニキビ跡におけるケロイドとは、ニキビ跡が盛り上がってしまい、赤みや炎症が強い状態です。長引くニキビが原因で発生する可能性があり、痛みやかゆみを伴う場合もあります。
また、ケロイドは体質的な要素も影響している場合があり、主にフェイスラインや胸、背中、肩、上腕にできる特徴があります。

ニキビ跡になりやすいニキビの特徴

ニキビ跡として残りやすいニキビの特徴は、炎症を起こして赤くなった「赤ニキビ」や、赤ニキビが悪化してできた「黄ニキビ」です。また、黄ニキビよりも重度である「紫ニキビ」もニキビ跡として残る可能性があります。
ニキビ跡を残さないためには、日頃からしっかりと予防することが大切です。万が一、ニキビ跡ができてしまった場合は、悪化を防ぐために適切な治療を行ってください。

ニキビ跡になりやすいニキビの特徴

ニキビ跡を残さないための対策

ニキビ跡は、一度できてしまうと消えるまでに時間がかかる場合がほとんどです。ニキビ跡を残さないためには、日々のセルフケアをしっかり行うことが重要です。

ニキビ跡を残さないための対策

ぬるま湯で洗顔をする

洗顔時に熱いお湯を使用すると、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまう場合があります。肌が乾燥する原因となり、過剰な皮脂分泌によってニキビが悪化する可能性が考えられます。ニキビの悪化を防ぐためには、熱いお湯を避けて、ぬるま湯で洗顔を行ってください。

保湿ケア

ニキビの炎症でダメージを受けた肌が乾燥すると、回復が遅れる要因につながります。肌の乾燥により、バリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすい状態となるため、日頃から保湿ケアを行い、肌を守るようにしてください。洗顔後すぐに化粧水で肌を潤わせ、乳液やクリームで適度な油分を与えると、肌の水分を保つことが可能です。

紫外線対策

紫外線を浴びると、皮脂が酸化して肌のバリア機能が低下するため、肌がダメージを受けやすい状態となります。また、紫外線はメラニン色素の生成も促進され、シミの原因につながります。紫外線による肌へのダメージを防ぐためには日焼け止めや日傘、帽子などで対策をして、肌のバリア機能を正常に保つことが重要です。

摩擦や強い刺激を避ける

摩擦や刺激は、肌へのダメージが大きく、肌のバリア機能を低下させ、乾燥や色素沈着を引き起こす原因につながります。洗顔時に顔を強く擦る、マスク着用時に刺激を強く与えるなどの行為は避けてください。

ニキビ跡を消す治療法

ニキビ跡をきれいに消したい方や、ニキビの炎症がひどい方は、美容皮膚科や医療機関での治療がおすすめです。
TCBスキンクリニックでは、ダーマペンやポテンツァ、サブシジョン、ピコフラクショナル、トレチノイン療法、内服療法などをご用意しています。ニキビ跡の種類や状態によって、適した治療が異なるため、カウンセリングにて医師と相談しながらご自身に合った治療法を選択してください。

ニキビ跡を消す治療法

ダーマペン

ダーマペンは、皮膚の再生を促進する効果があるため、ニキビ跡の改善に効果的です。超極細の針で肌表面に穴をあけ、肌の自然治癒力を高めると、肌のターンオーバーが正常化されます。コラーゲンやエラスチンの生成を促進させる作用により、徐々にニキビ跡が改善されます。

ポテンツァ

ポテンツァは、色素沈着や赤みのあるニキビ跡の改善に有効な治療です。肌に微細な穴を開け、高周波を照射すると、毛細血管を収縮させ、血流を改善します。また、抗炎症作用のある薬剤を導入することで、ニキビ跡の原因である赤みを軽減します。肌のターンオーバーを促進させる効果もあるため、コラーゲンやエラスチンが生成され、ニキビ跡の改善につながります。

サブシジョン

サブシジョンは、クレーター状のニキビ跡に効果を発揮します。
サブシジョンとは、ニキビ跡で固くなった皮膚の組織を針でほぐし、凹んでいる部分を持ち上げる治療です。皮膚が持ち上がると肌の表面が滑らかになるため、凹凸のない美しい肌になります。

ピコフラクショナル

ピコフラクショナルとは、ピコレーザーの照射モードの1つです。レーザーを部分的に照射し、真皮内に点状の微細な穴を開けて、新しい皮膚の再生を促します。ピコフラクショナルを照射すると、 コラーゲンやエラスチンの生成が促進されるため、ニキビ跡の凹みを滑らかにして、傷跡を目立たなくする効果が期待できます。ニキビ跡の改善に加え、肌のハリや弾力をアップさせたい方にも有効な治療です。

トレチノイン療法

トレチノインはビタミンA誘導体であり、角質を剥がしながら皮膚の再生を促す作用があります。トレチノインによって肌のターンオーバーが促進されるため、ニキビ跡の改善が可能です。同時に、コラーゲンの分泌促進や皮脂の分泌を抑制する効果も期待できます。

内服療法

シナール配合錠

シナール配合錠は、ニキビ跡の色素沈着に効果的です。高濃度のビタミンCにより、メラニン色素の生成を抑制し、皮膚の色素沈着を改善することで、肌のターンオーバーを促進する効果が期待できます。シナール配合錠によって、ニキビ跡の色素沈着を改善し、透明感のある肌へ導きます。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、炎症を鎮めてメラニンの生成を抑制する働きがあるため、赤みや色素沈着など、ニキビ跡の改善に効果的です。ニキビ跡を改善しながら、明るくクリアな肌を目指したい方におすすめです。

まとめ

ニキビ跡とは、ニキビが治った後に残る赤みや色素沈着、凹凸などの症状です。
ニキビ跡の種類によって自然に治る可能性もありますが、ニキビ跡をきれいに消したい場合やニキビの炎症がひどい場合は、美容皮膚科や医療機関での治療がおすすめです。
TCBスキンクリニックでは、さまざまなニキビ跡治療をご用意しています。ニキビ跡にお悩みの方は、一度TCBスキンクリニックまでお越しください。無料カウンセリングにて、患者様一人ひとりの状態に応じて適切な治療方法をご提案します。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
院長 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

人気の記事

顔ダニとニキビの見分け方は?効果的な対処法を解説
投稿日:2024年09月20日 顔ダニとニキビの見分け方は?効果的な対処法を解説
右頬のニキビは内臓の不調に原因がある?ニキビの治し方について解説
投稿日:2024年09月20日 右頬のニキビは内臓の不調に原因がある?ニキビの治し方について解説
サブシジョンに効果はなし?失敗すると言われる理由について解説
投稿日:2024年09月18日 サブシジョンに効果はなし?失敗すると言われる理由について解説

MENU 診療内容のご案内

豊富な経験と高い技術で、美容のお悩みにお応えします

TCBの施術内容は当院の
医師より監修されております

多様なジャンルの専門医、医学博士が在籍し
高いレベルの施術を提供しております

TCBでは高い技術を持つ経験豊富なドクターが在籍し、患者様の願いと理想の実現に全力を尽くしております。
日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
TCBグループの所属ドクター達は美容外科医や医療の第一線で腕を磨いた外科医など高い技量を持ったドクターで常に高いレベルの施術を提供いたします。