ほくろ取りの経過は?1週間後の症状とケアの流れについて解説

投稿日:2025年02月14日

ほくろ取りの経過は?1週間後の症状とケアの流れについて解説

ほくろ除去は、美容面での悩みを解消するだけでなく、場合によっては健康を守るためにも重要な治療です。術後の経過をしっかりと理解し、適切なケアを続けることで、より美しい仕上がりが目指せます。
本コラムでは、ほくろ除去の経過を術後1日目から1週間後まで段階的に解説します。回復過程における一般的な症状や変化について分かりやすく説明するとともに、それぞれのタイミングで注意すべき点やケアの具体的方法も併せてご紹介します。
また、ほくろ除去後に色素沈着や炎症を防ぐための基本的な注意事項やトラブルが発生した場合の対処法についても詳しく解説しています。

ほくろ取りから1週間後の経過

ほくろを除去した後の1週間は、傷口が癒える大切な時期です。この期間における肌の回復過程を知ることで、術後に必要なケアが分かります。ほくろ除去にはいくつかの治療法があり、それぞれの経過に違いがあります。以下では、代表的な治療法に応じた回復過程と注意点を詳しく説明します。

術後1日目〜3日目の経過

術後1日目〜3日目の経過は、ダウンタイムに個人差がありますが、電気メスによる表面分解法、くり抜き法、炭酸ガスレーザーなどで治療を行った場合、術後3日ほど、傷口周辺に赤みやかゆみを感じることがあります。これは、体が自然に治癒しようとする過程で見られる反応であり、特に問題はありません。ただし、かゆみを我慢できずに掻いてしまうと傷口を刺激し、治癒を遅らせる原因になりますので、触れないようにしましょう。
切開法で治療を行った場合は、術後2〜3日痛みが続く場合があります。傷口を濡らさないように冷やしたり、無理をせず痛み止めを服用してください。

術後4日目〜1週間後の経過

術後4日目〜1週間後の経過は、電気メスによる表面分解法、くり抜き法、炭酸ガスレーザーなどで治療を行った場合、一時的にシミが濃く浮きますが、1週間程度で落ち着きます。ダウンタイムには個人差があり、シミの浮き具合や期間に不安を感じるかもしれませんが、通常の経過であるため、過度に心配する必要はありません。また、処方された軟膏は1週間〜10日間程塗布してください。
切開法による治療を受けた場合は、術後5日から1週間で抜糸を行います。術後の腫れや内出血が出ることもありますが、1〜2週間で次第に軽快します。

ほくろ除去後に注意すべきこと

ほくろ除去後の肌は、非常にデリケートであり、正しいアフターケアを怠ると傷の治癒を妨げたり、色素沈着などのトラブルにつながったりする可能性があります。以下のポイントを徹底しましょう。

傷口を清潔に保ち、不要な刺激を避ける

術後の肌は軽い炎症状態にあり、刺激を与えると色素沈着を引き起こす恐れがあります。傷口や周辺の肌に強い刺激を与えないよう注意し、触ったり擦ったりはしないでください。感染症になる可能性もあるため、患部を清潔に保ちましょう。
また、刺激の強い化粧品やスキンケア用品の使用は控えめにし、肌をなるべく健やかに保つことが重要です。日常生活でも衣類や寝具などで傷口に摩擦を与えてしまわないように注意しましょう。

色素沈着を避けるために徹底した日焼け対策を行う

ほくろ除去後の肌は、紫外線に対して非常に敏感な状態です。紫外線を浴びると、傷跡の色素沈着を引き起こす原因になるため、徹底して直射日光を避けましょう。外出する際は、日焼け止めや日傘を使用し、紫外線対策を行ってください。
また、室内でも紫外線は窓を通じて届くため、UVカットフィルムやカーテンの使用もおすすめです。

処方された薬や軟膏を適切に使用する

術後の回復を促進し、傷口を感染から守るために、処方された薬や軟膏を正しく使用することが重要です。医師の指示通りのタイミングで塗布し、決められた期間を守りましょう。途中で症状が改善されたように見えても、自己判断で使用を中断せず、医師への相談を優先してください。
また、同時に市販の薬やスキンケア用品を使用する際は、必ず事前に医師に確認を取りましょう。

ほくろ除去後に異常があった場合はすぐに相談を

異常が現れた際は、速やかに医療機関に相談してください。傷口の痛みや腫れが引かず、赤く腫れて熱を持ったり脈打つような痛みが続く場合や、不快なにおいがする場合などは、感染症の可能性が考えられます。自己判断で市販薬を使うのではなく速やかに担当医に相談してください。
また、傷跡が異常に目立ち、盛り上がりや赤みなどの症状が見られる場合は注意が必要です。ケロイドが進行している可能性があるため、放置せずに医師の診察を受けましょう。ケロイドの場合、レーザー治療やステロイド注射、圧迫療法など、適切な治療を検討する必要があります。

まとめ

ほくろ除去は美容だけでなく健康面でも重要な治療であり、術後の経過を正しく理解し適切なケアを行うことが大切です。術後1週間は患部の回復期間としても重要で、感染症を防ぐために患部を清潔に保ち、触らないようにしましょう。また、紫外線対策を徹底することで色素沈着を予防できます。異常が現れた場合は自己判断せず、速やかに医師に相談してください。適切なケアと医師の指導を守り、スムーズな回復と美しい仕上がりを目指しましょう。

本ページの監修医師

TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。

TCBスキンクリニック
【新宿東口院】
院長 高柳 佑衣子
詳しいプロフィールを見る
高柳 佑衣子 医師
経歴
東京女子医科大学医学部 卒業
順天堂大学附属順天堂医院 皮膚科
越谷市立病院 皮膚科
東京曳舟病院 皮膚科
同愛会病院 皮膚科
東京中央美容外科 新宿東口院 副院長
東京中央美容外科 渋谷西口院 院長
東京中央美容外科 秋葉原院 院長
東京中央美容外科 新宿東口院 院長
備考
日本皮膚科学会 正会員
日本医師会 認定産業医

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