投稿日:2025年09月01日

目元にあるほくろは、チャームポイントになる場合もあれば、コンプレックスに感じることもあります。理想の目元を目指すには、気になるほくろを除去し、理想的なほくろを描く美容治療やメイクによる工夫がおすすめです。
この記事では、目元のほくろが周囲に与える印象や、人工的にほくろをプラスする方法、気になるほくろを除去する治療について紹介します。目元のほくろが気になる方や、印象的なほくろを手に入れたい方は、ぜひ参考にしてください。
目元のほくろが与える印象

目元のほくろは、女性らしさをアップさせたり、儚げでミステリアスなイメージを与えたりする特徴があります。特に目尻の下付近にある「泣きボクロ」と呼ばれるほくろには、可愛らしさとセクシーさを兼ね備えた印象を与える場合があります。目元のほくろは目を強調する役割も果たすため、表情に変化が欲しい方にはメイクやアートメイクなどであえてほくろを描く方法がおすすめです。
コンプレックスになりやすい目元のほくろとは?

目元のほくろは、表情にプラスの印象をもたらすケースもありますが、人によってはコンプレックスの原因になる場合があります。
- 不自然な位置にある
- サイズが大きい
- 色が薄い
- 数が多い
不自然な位置にある
個人差はありますが、ほくろが鼻根やまぶたの中央にあったり、まつ毛にかかっていたりすると、見た目に違和感が生じる可能性があります。位置によってはアイメイクの妨げになる場合もあるため、除去を希望する方は少なくありません。
サイズが大きい
泣きボクロと同様の位置にあるほくろでも、サイズが大きいとコンプレックスになる可能性があります。目元のほくろは、ある程度小さい方が可愛らしい印象を与えやすい特徴があります。目元をさりげなく印象づけたい場合、大きなほくろがあると目よりもほくろに意識が向いてしまいます。また、大きなほくろはメラノーマ(悪性腫瘍)のリスクがあるため、注意が必要です。
色が薄い
色が薄いほくろは、いぼやニキビに見える場合があり、スキンケアでの改善は難しいため、コンプレックスの原因になる可能性があります。小さい場合はメイクである程度隠せることがありますが、色が薄くても大きく隆起したほくろはカバーに限界があります。顔の産毛を自己処理する際に誤って傷つけることがあるため、注意が必要です。
数が多い
小さなほくろでも、数が多いとシミやそばかすのように見える場合があります。例えば、ほくろの数が1〜2個程度であればチャームポイントに見える場合がありますが、目元だけで十数個のほくろがあると見た目に影響を与えやすくなります。目に近いほくろの除去は難しい場合があり、数が多いとその分リスクが高くなることがあります。
目元にほくろが欲しい方におすすめの方法

以下の方法は、目元のほくろを一時的に楽しみたい方におすすめです。
- ほくろメイク
- ほくろアートメイク
- ほくろタトゥーシール
ほくろメイク
ほくろメイクは、市販のメイク用品でほくろを描く方法です。アイライナーや専用のリキッドを使用してほくろ風のメイクを行えます。自分でほくろメイクを行うと、自分好みに色調を変えられるメリットがあります。必要に応じてオフできるため、目元にほくろがある状態を一度経験してみたい場合におすすめです。
ほくろアートメイク
アートメイクは、肌の浅い層に色素を注入して定着させる施術です。人工的にほくろを形成し、持続的な仕上がりが期待できるため、チャームポイントとして長く目元のほくろを楽しみたい方におすすめです。通常の洗顔や物理的な刺激で消えるケースはほとんどありませんが、反対に一度施術を行うと完全に消えない可能性があるため慎重に検討してください。
ほくろタトゥーシール
ほくろタトゥーシールは、シールを貼るだけで好きな部位にほくろを表現できるアイテムです。泣きボクロや口元のほくろなど、さまざまなデザインを試してみたい方におすすめです。
目元のほくろを除去する治療

目元のほくろ除去には、主に4つの治療法があります。
- レーザー治療
- 切開法
- 電気メスによる表面分解法
- くり抜き法
レーザー治療
高さがない小さなほくろには、CO2レーザー・ピコレーザー・QスイッチYAGレーザーなどを用いた治療が適しています。個人差はありますが、ほくろの除去に使用されるレーザーは傷が残りにくく、ダウンタイムや治療後の副作用も少ない場合がほとんどです。ほくろにピンポイントで照射するため、肌へのダメージ軽減も期待できます。
切開法
6ミリ以上の大きなほくろの除去には、切開法がおすすめです。ほくろの周辺組織のみを切開し、根元から切除するため、再発のリスクを抑えられる特徴があります。術後しばらくは線状の傷が残りますが、時間の経過とともに目立ちにくくなります。いぼの除去にも適した治療法です。
電気メスによる表面分解法
隆起した小さいほくろの除去には、電気メスによる表面分解法が適しています。電気の熱を用いてほくろのみを切除するため、焼灼止血(傷を焼いて出血を止めること)が可能です。処置・止血を同時に行えるため、治療時間が短く、通院も必要ありません。深い部分にあるほくろ・いぼの除去にも向いています。
くり抜き法
くり抜き法は、メスを用いてほくろやいぼの形に合わせてくり抜く方法です。深い層までメラニン色素が浸透したほくろにも適しています。切開を伴いますが、軟膏とテープで保護できる程度の傷で治療が完了するため、身体への負担が気になる方にもおすすめです。切開法と同様に、再発のリスクを抑えられる特徴があります。
目元のほくろのカバー方法

目元のほくろが気になるけれど、美容治療で除去する勇気が出ない方には、以下のカバー方法をおすすめします。
- コンシーラーで色味をカバーする
- リキッドファンデーションで全体的に目立ちにくくする
- キズケアフィルムを使用する
コンシーラーで色味をカバーする
目立つほくろが少ない場合や、ピンポイントでほくろを隠したい場合はコンシーラーの使用がおすすめです。広範囲に塗りすぎると違和感が生じる可能性がありますが、指の先端や綿棒などを用いてなじませると自然にカバーできることがあります。
リキッドファンデーションで全体的に目立ちにくくする
複数あるほくろを全体的に目立ちにくくしたい場合は、リキッドファンデーションでカバーする方法があります。
しかし、ほくろを隠そうとして厚く塗ると、ひび割れによって目立ってしまう可能性があるため、塗りすぎに注意してムラができないように塗布してください。
キズケアフィルムを使用する
大きなほくろや隆起したほくろには、肌色のキズケアフィルムでのカバーがおすすめです。ほくろが隠れる大きさに合わせてカットし、境目をコンシーラーでなじませると自然な見た目が期待できます。ほくろに加えてニキビのカバーもしたい場合は、ファンデーションテープも有効です。
まとめ
目元のほくろには、表情に特別な印象をもたせる効果がありますが、ほくろの状態や位置によってはコンプレックスになるケースもあります。第一印象を左右するきっかけにもなるため、気になるほくろは美容皮膚科で除去することをおすすめします。
TCBスキンクリニックでは、ほくろやいぼの状態に合わせた治療を行っております。ほくろにコンプレックスを抱いている方は、ぜひ一度ご相談ください。
本ページの監修医師
TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。
【新宿東口院】

経歴
- 東京女子医科大学医学部 卒業
- 順天堂大学附属順天堂医院 皮膚科
- 越谷市立病院 皮膚科
- 東京曳舟病院 皮膚科
- 同愛会病院 皮膚科
- 東京中央美容外科 新宿東口院 副院長
- 東京中央美容外科 渋谷西口院 院長
- 東京中央美容外科 秋葉原院 院長
- 東京中央美容外科 新宿東口院 院長
備考
- 日本皮膚科学会 正会員
- 日本医師会 認定産業医
- 日本美容医療学会(JAPSA) 会員