おしりニキビがひどい原因は?ニキビ跡の治療法についても解説

投稿日:2024年10月11日

おしりニキビがひどい原因は?ニキビ跡の治療法についても解説

「おしりにあるニキビ跡の黒ずみが汚くて水着が着られない」「おしりニキビが色素沈着として残ってしまった」などの経験はありませんか?
自分でおしりを確認することは難しいため、ふとしたタイミングでニキビに気が付く方も少なくありません。おしりは衣服との摩擦や、汗で蒸れやすいため、アクネ菌が繁殖しやすく、ニキビが治りにくい部位です。ひどくならないためにも日頃からのケアが大切になります。
今回のコラムでは、おしりニキビの原因や予防策、ニキビ跡になった場合の治し方などをご紹介します。

おしりニキビの原因

おしりニキビの原因には、摩擦や蒸れがあげられます。
おしりは衣服による摩擦を受けやすい部位です。摩擦の刺激で肌のバリア機能が低下し、ターンオーバーが乱れることで毛穴が詰まり、ニキビが発生しやすくなります。
また、座ったり寝たりすると体重で圧迫され、血流が悪くなるため、熱がこもりやすくなります。長時間の圧迫や蒸れた状態は、アクネ菌の繁殖を促す要因の1つです。
ストレスや睡眠不足、疲労などでエネルギーが不足している場合も、おしりにニキビができやすくなります。日頃からおしりニキビを防ぐために対策することが重要です。

おしりニキビを防ぐ対策法

おしりニキビを防ぐためには、日常生活でのセルフケアが大切です。具体的な対策として、以下があげられます。

生活習慣の改善

脂っこい食べ物や、脂質、糖質が多い食べ物は、皮脂の過剰分泌や毛穴詰まりを引き起こす原因です。おしりニキビを防ぐためにも、魚や野菜を中心に、タンパク質やビタミンA、ビタミンCなどを摂取し、バランスの良い食生活を意識してください。
また、睡眠不足を避け、ストレスをため込まないことも、おしりニキビを防ぐポイントです。

衣服による摩擦や蒸れを防ぐ

おしりニキビの原因となる摩擦や蒸れを防ぐためには、通気性の悪いジーンズやストッキングなど、身体に密着した衣服をなるべく避けることが大切です。衣服を選ぶ際は、通気性の良いリネンやコットンなどの天然素材をおすすめします。
また、汗をかいたらすぐに着替えるようにし、長時間蒸れた状態を避けるとニキビの発生を防ぐ効果が期待できます。

おしりを清潔に保つ

おしりは雑菌が繁殖しやすい部位のため、お風呂で汚れを落とし、清潔に保つことが重要です。石鹸やボディソープなどのすすぎ残しは、毛穴を詰まらせ、ニキビの原因となります。洗浄剤の成分が残らないようにしっかりすすぎ落とすと、おしりニキビの予防につながります。
ただし、刺激の強い洗浄剤の使用や、ゴシゴシ洗う行為は逆効果です。洗浄力の弱いもので、優しく洗うように心がけてください。

おしりニキビやニキビ跡の治療法

おしりニキビが悪化すると、ニキビ跡として残る場合があります。種類により適切な治療法は異なりますが、黒ずみや炎症性色素沈着、ケロイド、肥厚性瘢痕などのニキビ跡は、美容皮膚科での治療が効果的です。また、おしりニキビがなかなか治らない場合や、繰り返しニキビができる場合も、美容皮膚科での治療をおすすめします。

おしりニキビやニキビ跡に有効な治療法として、以下があげられます。

  • ポテンツァやピコレーザーによるレーザー治療
  • ハイドラフェイシャルやブラックピールなどのピーリング治療
  • IPL光治療
  • シナール配合錠やトラネキサム酸などの内服療法
  • トレチノイン療法

おしりニキビの種類やお肌の状態によって治療法はさまざまです。TCBスキンクリニックでは、患者様一人ひとりの状態に合わせて適切な治療法をご提案します。

おしりニキビと似た症状

おしりには、ニキビ以外にもさまざまな肌トラブルが起こる可能性があります。ニキビだと思いケアを続けても改善されない場合は、以下のような症状が考えられます。

毛孔性苔癬

毛孔性苔癬とは、毛穴に角化した小さなぶつぶつがたくさんできる皮膚疾患を指します。二の腕や背中、太ももなどに発生しやすい症状ですが、まれにおしりにできる場合もあります。見た目に影響を与える可能性はありますが、健康上の問題はありません。自然に治る場合が多く、治療が不要なケースがほとんどですが、気になるときは医療機関を受診してください。

マラセチア毛包炎

マラセチア毛包炎とは、皮脂を分解する「マラセチア」と呼ばれる菌が、汗や湿気で増殖し、毛穴で炎症を起こしてしまう疾患です。赤いポツポツができ、かゆみや白い膿が現れます。ニキビに似た症状ですが、アクネ菌が原因ではないため、ニキビ治療では改善が見込めません。マラセチア毛包炎の場合は、イトラコナゾールやフルコナゾールなどの抗真菌薬による治療が必要です。

まとめ

おしりは衣服や座位などの摩擦を受けやすく、ニキビがひどくなりやすい部位です。ニキビを悪化させないためには、衣服による摩擦や蒸れをなるべく避け、おしりを清潔に保つことを心がけてください。
ニキビがなかなか治らない場合や、黒ずみ・色素沈着などのニキビ跡が残った場合は、美容皮膚科での治療が効果的です。TCBスキンクリニックでは、ポテンツァやIPL光治療、トレチノイン療法など、さまざまな治療法をご用意しています。患者様によって適切な治療法が異なりますので、おしりのニキビやニキビ跡でお悩みの方は、一度TCBスキンクリニックまでお越しください。無料カウンセリングを承っています。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
院長 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

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