ニキビ跡の色素沈着が消えないのはなぜ?原因や治療方法を解説

投稿日:2024年10月11日

ニキビ跡の色素沈着が消えないのはなぜ?原因や治療方法を解説

消えないニキビ跡の色素沈着は、肌の悩みとして多くの人が抱えている問題です。ニキビ跡の色素沈着は、軽度であれば時間とともに薄くなりますが、重度の場合は消えないこともあります。ニキビ跡の色素沈着を消すためには、美容クリニックでの治療が必要です。
本コラムでは、ニキビ跡の色素沈着が消えない原因や、効果的な治療方法について解説します。

ニキビ跡の色素沈着が消えない原因

ニキビ跡が色素沈着になる原因は、ニキビによる炎症でメラノサイトが活性化し、メラニンが過剰生成するためです。色素沈着は、炎症が治まった後に茶色や黒っぽいシミのようになります。通常、色素沈着は肌のターンオーバーによって徐々に薄くなりますが、炎症によるダメージが強い場合は、長期間消えない可能性が高いです。

ニキビ跡の色素沈着を消す方法

ニキビ跡の色素沈着を改善するには、肌のターンオーバーを促進し、メラニンを効果的に排出させる必要があります。メラニンの生成を抑えるためには、スキンケアや紫外線対策、生活習慣の見直しが効果的です。

美白成分を含むスキンケア

美白効果のある成分を含むスキンケア製品は、メラニンの生成を抑えるだけでなく、肌のターンオーバーを正常化させる効果があります。代表的な美白成分としては、ビタミンC誘導体、ハイドロキノン、アルブチンなどが挙げられます。ニキビ跡の色素沈着には、美白効果のある成分を含むスキンケア製品がおすすめです。

紫外線対策の重要性

紫外線はメラニンの生成を促進するため、ニキビ跡の色素沈着の悪化を防ぐには、日常的な対策が必須です。日焼け止めの使用はもちろん、帽子や日傘などの物理的な紫外線対策も効果的です。外出時には、忘れずに紫外線対策を行ってください。

ターンオーバーを促進する生活習慣

肌のターンオーバーが正常に行われると、ニキビ跡の色素沈着も徐々に改善されます。バランスの取れた食事や十分な睡眠、適度な運動は、ターンオーバーを促進するために必要な要素です。また、ストレスも肌に大きな影響を与えるため、心身をリラックスさせるよう心がけましょう。

ニキビ跡の色素沈着の治療方法

セルフケアだけでは改善しにくい場合、医師の手を借りることも選択肢の1つです。
TCBスキンクリニックでは、ピコレーザー、IPL光治療、ブラックピールなど効果的な治療をご用意しています。

ピコレーザー

ピコレーザーは、ニキビ跡の色素沈着やシミなどにレーザーを照射し、原因となるメラニン色素を集中的に除去する治療です。メラニン色素を破壊すると同時にコラーゲンが生成されるため、肌のハリや弾力がでる効果も期待できます。また、レーザーは肌の深部に働きかけるため、根深い色素沈着も効果が期待できます。

IPL光治療

IPL光治療は、特殊な波長の光を肌に照射し、ニキビ跡の原因であるメラニン色素を分解する治療です。ニキビ跡の色素沈着や赤み、シミなどの症状を改善するとともに、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を回復させる効果もあります。また、レーザー治療よりも痛みが少なく、ダウンタイムが短いため比較的気軽に受けられます。

ブラックピール

ブラックピールとは、Vカーボンシステムを使用した医療用のピーリング剤を指します。植物性活性炭と乳酸などの成分が働き、ターンオーバーを正常化させる効果があります。ニキビ跡の色素沈着だけでなく、毛穴の開きやたるみなど幅広い肌トラブルの改善が可能です。

ニキビ跡の色素沈着を予防するポイント

色素沈着を予防するためには、日常的なスキンケアや生活習慣の見直しが重要です。肌に対する適切なケアを怠ると、ニキビ跡が色素沈着として残りやすくなります。
ここでは、色素沈着を防ぐための具体的な方法について解説します。

日常的な保湿

保湿は、色素沈着を予防するうえで非常に重要です。肌が乾燥するとバリア機能が低下し、炎症が悪化しやすくなり、色素沈着が残るリスクが高まります。保湿剤を毎日使用し肌の水分量を保つと、ターンオーバーが正常化し、メラニンの色素沈着を予防できます。セラミドやヒアルロン酸が含まれた保湿製品は、特に効果的です。

食事の見直し

バランスの取れた食事は、体内から美肌をサポートします。タンパク質やビタミン、ミネラルを含む食材は肌のターンオーバーを促進し、メラニンの生成を抑制する効果があります。逆に糖分や脂質の多い食事は、皮脂分泌を増やし炎症を悪化させるため、色素沈着の原因となる可能性があります。バランスの良い食事を心がけましょう。

刺激を与えない

ニキビや肌トラブルのある部分をむやみに触ったり擦ったりすると、炎症を引き起こし、メラニンの生成を促す原因となります。洗顔やスキンケアの際は、優しく肌に触れるようにしましょう。また、刺激の強い洗顔料や化粧品を避け、肌の弱い方は敏感肌用の製品を選んでください。

まとめ

ニキビ跡の色素沈着は、セルフケアでは消えない場合がありますが、美容クリニックでの治療で改善できます。日頃から美白成分を含むスキンケア、紫外線対策、生活習慣の見直しを行いニキビ跡の悪化を防ぎましょう。
TCBスキンクリニックでは、消えないニキビ跡の色素沈着を改善するために、ピコレーザーやIPL光治療などの治療をご用意しています。無料カウンセリングを行っていますので、お気軽にご相談ください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
院長 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
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