ダーマペン後の白ニキビの原因は?できやすい人の特徴や対処法を紹介

投稿日:2025年09月24日

ダーマペン後の白ニキビの原因は?できやすい人の特徴や対処法を紹介

ダーマペンはさまざまな肌トラブルの改善が期待できる美肌治療ですが、治療後に白ニキビが生じるケースがあります。正常な反応であるため、焦らず適切な対処が大切です。
この記事では、ダーマペンで白ニキビができる原因やできやすい人の特徴、対処法などを紹介します。

ダーマペン後に白ニキビが発生するのはなぜ?

ダーマペン後に白ニキビが生じるのは、肌質改善の過程でバリア機能が一時的に低下し、毛穴が詰まりやすくなるためです。また、細胞の活性化により皮脂や汚れの排出が促進されることも、原因の1つです。ダーマペンは極細の針を肌に刺し、自然治癒する力を利用して肌質の向上を目指します。ニキビ跡の改善を目的として選択する方も多いため、白ニキビができると不安に感じる方も少なくありません。
ただし、ダーマペン後の白ニキビは一時的なもので、基本的には短期間で自然に回復が見込めますが、気になる場合は、早めに医師へ相談することをおすすめします。

ダーマペンはニキビ治療に効果がある?

ダーマペンはニキビ治療だけではなく、ニキビの後にできる色素沈着やクレーター肌の改善、ニキビの予防にも効果が期待できます。ターンオーバーの正常化に働きかけるため、皮脂の排出を促進し、ニキビができにくく毛穴が引き締まった肌を目指します。また、レーザー治療やピーリングなどで改善が難しいクレーター肌にもおすすめです。
ただし、強い炎症を伴う赤ニキビや、化膿性の黄ニキビがある肌にダーマペンを行うと、症状が悪化する恐れがあります。これらのニキビがある場合は、ダーマペンを受ける前に他の治療が必要になる可能性があります。

ダーマペンの効果・メリット

ダーマペンには、以下の効果やメリットがあります。

  • 肌細胞の活性化を助ける
  • 肌の美容成分生成をサポートする
  • 導入液が浸透しやすくなる

ダーマペンには、肌のターンオーバー促進をサポートしてコラーゲンやエラスチンの生成を促す働きが期待できます。ターンオーバーが促進されると、シミ・くすみの改善や毛穴の開き・黒ずみの予防などの効果が見込めます。また、肌の自然治癒力を高めることで、しわやたるみの改善を目指し、ハリのある肌へと導きます。
さらに、顔だけではなく、お腹・お尻・太ももにできた妊娠線や、二の腕・背中にできた毛孔性苔癬の治療にもおすすめです。ダーマペンは肌に細かな穴を開けるため、専用の導入液を併用すると、より高い効果が期待できます。

ダーマペンで白ニキビが発生したらどうする?

ダーマペンで白ニキビが発生した場合は、以下のように対処してください。

  • 自然に治るのを待つ
  • 適切なケアを行う
  • 美容皮膚科や皮膚科などで症状を診てもらう

自然に治るのを待つ

白ニキビができた場合は、刺激を与えず自然に治るのを待ちましょう。無理に擦ったり潰したりすると、ニキビ跡が残るだけでなく、肌へのダメージにもつながります。悪化や跡を防ぐためにも、治るまではできるだけ触れずにそっとしておくことが大切です。

適切なケアを行う

ダーマペン治療後は、一時的に肌のバリア機能が低下しているため、適切なケアが必要です。特に乾燥した肌は、潤いを補おうとして皮脂が過剰に分泌され、ニキビができやすくなります。優しく洗顔して毛穴の汚れを落とし、しっかり保湿することが大切です。
また、ターンオーバーを整えるビタミンB群や、抗酸化作用が期待できるビタミンC・Eを摂取できる食事もおすすめです。

美容皮膚科や皮膚科などで症状を診てもらう

白ニキビができて不安なときは、治療を受けた美容皮膚科や皮膚科に相談すると安心です。医師のアドバイスを受けることで、自分に合ったケア方法を見つけやすくなります。ダーマペン治療を受ける際は、アフターケアについて事前に確認しておくと安心です。

ダーマペンで白ニキビができやすい人

以下の特徴がある方は、ダーマペンで白ニキビができやすい可能性があります。

  • 初めてダーマペンを受ける方
  • ダーマペンを受けて間もない時期の方
  • 炎症性のニキビができやすい方

初めてダーマペンを受ける方

初めてダーマペンを受けると、毛穴に詰まった皮脂や汚れが急に排出されるため、白ニキビができやすくなります。継続して治療を受けることでターンオーバーが整い、徐々に皮脂の詰まりが改善されやすくなります。

ダーマペンを受けて間もない時期の方

ダーマペン治療後はターンオーバーが一時的に活発になり、肌のバランスが不安定になるため、白ニキビができやすくなります。治療を重ねるにつれて肌の状態は安定していくため、自然に治るのを待ちましょう。

炎症性のニキビができやすい方

皮脂が溜まりやすい方・肌が乾燥しやすい方・新陳代謝が低下している方は、炎症性のニキビや白ニキビができやすい傾向があります。ダーマペンには、このような肌質を改善する効果が期待できるため、ニキビに悩んでいる方は、検討をおすすめします。

ダーマペンによる白ニキビの発生を抑える方法

ダーマペンによる白ニキビが気になる場合は、以下の対策を試みましょう。

  • ダーマペンを継続する
  • マッサージピール(コラーゲンピール)を組み合わせる
  • 針を刺す深さを調整する

ダーマペンを継続する

継続して治療を行うと肌が良好な状態に近付いていくため、白ニキビを抑制する効果が期待できます。ダーマペンは、6〜8週間に1回のペースで3〜10回程度の治療が推奨されます。期間中は保湿や紫外線対策を意識して行い、白ニキビができても特に治療を中止せず、必要に応じて医師に相談してください。

マッサージピール(コラーゲンピール)を組み合わせる

ダーマペンは、肌に開けた微細な穴に専用の薬剤を浸透させることで、より高い効果を実感しやすくなります。なかでも、PRX-T33(TCA・H2O2・コウジ酸を主成分とする薬剤)を塗布するマッサージピールと呼ばれる治療には、肌質・毛穴の改善や白ニキビの抑制に効果的に働きかける作用が期待できます。白ニキビや他の肌トラブルが気になる方は、薬剤との併用を検討してみましょう。

針を刺す深さを調整する

ダーマペンの針は0.1ミリ単位で調整でき、治療部位や肌悩みに応じて深さを調整するのが一般的です。ニキビ跡や肌の凸凹改善を目的とする場合は針を長めに設定することもありますが、深く刺すほど白ニキビができやすくなります。白ニキビの発生をできるだけ避けたい方は、針の深さについて事前に医師へ相談しましょう。

まとめ

ダーマペン治療後に白ニキビができるのは正常な反応ですが、不安な場合は治療を受けた美容皮膚科や皮膚科に相談することをおすすめします。
TCBスキンクリニックでは、ターンオーバーを促進して健やかな肌へと導くダーマペン4を取り扱っております。ニキビ・ニキビ跡にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【札幌駅前院】
院長 栗林 理佳
詳しいプロフィールを見る
栗林 理佳 医師
経歴
横浜市立大学医学部 卒業
茅ヶ崎市立病院
日本医科大学 皮膚科
東京中央美容外科 札幌駅前院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員
日本皮膚科学会 正会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
TCBグループの所属ドクター達は美容外科医や医療の第一線で腕を磨いた外科医など高い技量を持ったドクターで常に高いレベルの施術を提供いたします。