ダーマペンはニキビ跡に効果ある?ニキビ跡の種類や回数について解説

投稿日:2024年09月04日

ダーマペンはニキビ跡に効果ある?ニキビ跡の種類や回数について解説

ダーマペンとは、超極細針を搭載したペン型の機器で肌の真皮層に穴を開けて、傷を修復しようとする自然治癒力を利用する治療方法です。傷の修復過程で線維芽細胞が活発化し、美肌のもとになるコラーゲンやエラスチンの生成が促され、ニキビ跡や毛穴の開きなどに効果的です。
このコラムでは、ダーマペンのニキビ跡の種類や適切な治療回数について解説します。治療を検討されている方はぜひ参考にしてください。

ダーマペンで治療できるニキビ跡の種類

ニキビ跡の症状は人によって異なりますが、ダーマペンはすべてのニキビ跡に効果があるわけではありません。ダーマペンが効果的とされる症状は「クレーター状のニキビ跡」「色素沈着したニキビ跡」の2つです。ここでは、ダーマペンで治療できるニキビ跡の種類について症状別に解説します。

ダーマペンで治療できるニキビ跡の種類

クレーター状のニキビ跡

ニキビが炎症したり重症化したりすると、クレーター状のニキビ跡になります。
クレーターとは、肌の表面に凹凸ができる状態を指し、ニキビの重症化が進み、炎症が治まった後に見られる症状です。ニキビの原因であるアクネ菌は、毛穴が詰まると増殖し、炎症を引き起こして皮膚や真皮層の組織を破壊します。真皮層はターンオーバーが行われないため、ダメージが回復できずにそのままクレーターとして残ります。
ダーマペンは、極細針が真皮層までアプローチするため、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、凹凸やくぼみの改善に効果的です。クレーター状のニキビ跡はセルフケアで治すことが難しいため、ダーマペンでの治療がおすすめです。

色素沈着したニキビ跡

色素沈着したニキビ跡は、ニキビの炎症や紫外線、摩擦などが原因です。肌に刺激を与えるとメラニン色素が過剰に分泌され、ターンオーバーが乱れます。
ダーマペンは、針で肌の表面に傷をつけ、自然治癒力を引き出すため、ターンオーバーを正常化させます。色素沈着が強いと1回の治療では改善しない場合があるため、間隔を空けて複数回の治療を受けましょう。

ダーマペンで悪化するニキビ跡の種類

ダーマペンはニキビ跡の改善に効果的ですが、症状によっては悪化する場合があります。
「赤みのあるニキビ跡」「膿やしこりが残っているニキビ跡」の2つの症状はダーマペンでの治療に向いていないため注意が必要です。ここでは、ダーマペンで悪化するニキビ跡の種類について症状別に解説します。

ダーマペンで悪化するニキビ跡の種類

赤みのあるニキビ跡

赤みのあるニキビは、皮脂を栄養源としているアクネ菌が過剰に増殖し、炎症している状態です。肌が敏感になっているため、刺激を与えると炎症がさらに悪化し、色素沈着やクレーターが残る可能性があります。赤みのあるニキビ跡は、症状を改善させてからダーマペンを受けるようにしましょう。

膿やしこりが残っているニキビ跡

膿やしこりがあるニキビは、炎症が治まっていない状態です。症状が残っているままダーマペンを行うと、かえって炎症が広がり悪化します。膿やしこりが残っているニキビ跡は、一度クリニックで相談し、医師の指示に従いましょう。

効果を実感できる回数・間隔

効果を実感できる回数・間隔

症状や患者様一人ひとりの肌の状態によって回数や間隔は異なりますが、6~8週間に1回のペースで3~10回程度の治療を推奨しています。効果を得るためには適切な治療回数と間隔を守ることが大切です。

ダーマペンの効果を高める方法

ダーマペンは複数回治療を重ねる以外にも、効果を高める方法があります。ダーマペンの効果をさらに高めるためのポイントをご紹介します。

症状にあった治療メニューを併用する

症状にあった治療メニューを併用する

肌にハリやツヤをもたらしたい方には、ヴェルベットスキンがおすすめです。ヴェルベットスキンとは、ダーマペンとコラーゲンピールを組み合わせた治療方法で、肌に微細な穴を開けた後、コラーゲンピールの薬剤を浸透させます。美肌有効成分が肌の奥まで届くため、肌本来が持つ自然治癒力を高めます。

生活習慣を整える

生活習慣を整える

ニキビ跡を改善するには、生活習慣の見直しも並行して行うとより効果を発揮します。食事では、コラーゲンの生成に欠かせないビタミンCやビタミンA、タンパク質などを積極的に取り入れましょう。また、十分な睡眠は心身ともに疲労を回復させます。規則正しい生活はニキビの原因であるストレスの緩和にも繋がります。

まとめ

ダーマペンはニキビ跡の改善に効果的ですが、一部の症状や肌の状態によっては悪化させてしまう可能性があります。また、患者様の肌の状態によって治療期間や回数は異なるため、症状を正確に把握する必要があります。TCBスキンクリニックでは、無料カウンセリングをご用意しているので、ニキビ跡でお悩みの方や、ダーマペンをご検討されている方はお気軽にご相談ください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
院長 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

人気の記事

顔ダニとニキビの見分け方は?効果的な対処法を解説
投稿日:2024年09月20日 顔ダニとニキビの見分け方は?効果的な対処法を解説
サブシジョンに効果はなし?失敗すると言われる理由について解説
投稿日:2024年09月18日 サブシジョンに効果はなし?失敗すると言われる理由について解説
右頬のニキビは内臓の不調に原因がある?ニキビの治し方について解説
投稿日:2024年09月20日 右頬のニキビは内臓の不調に原因がある?ニキビの治し方について解説

MENU 診療内容のご案内

豊富な経験と高い技術で、美容のお悩みにお応えします

TCBの施術内容は当院の
医師より監修されております

多様なジャンルの専門医、医学博士が在籍し
高いレベルの施術を提供しております

TCBでは高い技術を持つ経験豊富なドクターが在籍し、患者様の願いと理想の実現に全力を尽くしております。
日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
TCBグループの所属ドクター達は美容外科医や医療の第一線で腕を磨いた外科医など高い技量を持ったドクターで常に高いレベルの施術を提供いたします。