ダーマペンは何回で効果が出る?適切な治療間隔や持続期間について解説

投稿日:2025年05月15日

ダーマペンは何回で効果が出る?適切な治療間隔や持続期間について解説

ダーマペンはニキビ跡やしわなど肌トラブルを改善できる治療ですが、何回受けたら効果があるのか、疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。ダーマペンは1回でも肌の変化を実感いただけますが、複数回受けるとより効果を感じられます。
本コラムでは、ダーマペンは何回で効果を実感できるのか、適切な回数や間隔、持続期間について解説します。

ダーマペンの効果

ダーマペンの効果

ダーマペンの効果はニキビ跡やしわ、たるみ、毛穴の開きなどの改善だけでなく、肌のハリ・ツヤの向上も期待できます。
ダーマペンとは、極細針で皮膚に微細な穴を開け、肌本来が持つ自然治癒力を引き出す治療です。傷を修復する過程で真皮層の線維芽細胞の働きが活発になり、コラーゲンやエラスチンの生成を促し肌トラブルを改善します。
また、ダーマペンの針は0.2ミリから3.0ミリまで0.1ミリ単位で長さの調整が可能です。目元や口元など皮膚が薄い部位に対しては短い針、ニキビ跡のクレーターやしわなどに対しては長い針を使用して効果的に症状を改善します。

ダーマペンは何回やれば効果が出るのか

患者様の肌の状態によって差はありますが、3~10回程度受けると効果を実感できます。症状別に効果が得られる回数が異なるため、以下を参考にしてください。

毛穴の開き・黒ずみ

毛穴の開きや黒ずみの改善は、3~8回程度の治療が必要です。
ダーマペンは、極細針で皮膚に微細な穴を開け、傷を修復しようとする自然治癒力を利用した美肌治療です。皮膚に微細な刺激を与えると、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、たるみのある毛穴周りの肌が引き締まり、毛穴が目立ちにくくなります。
また、肌のターンオーバーが整うと毛穴に詰まった角栓や汚れが排出されやすくなり、黒ずみの改善にも効果的です。

  • ダーマペン治療で毛穴が改善した肌01
  • ダーマペン治療で毛穴が改善した肌02
  • ダーマペン治療で毛穴が改善した肌03

ニキビ跡の色素沈着

ニキビ跡の色素沈着は3~8回程度治療を受けると効果的です。
色素沈着はニキビの炎症によってメラノサイトが活性化し、メラニンを過剰に生成した状態です。ダーマペンで開けた穴が修復する過程で、肌の自然治癒力が働き、コラーゲンやエラスチンが増生されて新陳代謝が活発になります。肌のターンオーバーによってメラニンが排出されるため、ニキビ跡の色素沈着が徐々に薄くなります。

  • ダーマペン治療でニキビ跡が改善した肌01
  • ダーマペン治療でニキビ跡が改善した肌02

ニキビ跡のクレーター

ニキビ跡のクレーターは皮膚の真皮層までダメージを受けた状態のため、改善するには5~10回程度治療を受ける必要があります。
ダーマペンは、クレーターの原因である真皮層へのアプローチが可能です。針の刺激によってコラーゲンやエラスチンの生成が促されると、肌がふっくらとしてクレーターが目立たなくなり、凹凸のない滑らかな肌へと導きます。

小ジワ・たるみ

小ジワ・たるみを改善したい場合、5~8回程度治療を重ねてください。ダーマペンで肌の自然治癒力を引き出すとコラーゲンやエラスチンが増生され、皮膚にハリが生まれるため、加齢による小ジワやたるみに有効です。

肌のハリ・ツヤの向上

ダーマペンで開けた穴が修復する際、コラーゲンやヒアルロン酸が生成され、1回目の治療から肌のハリ・ツヤの向上を実感できます。回数を重ねると、より美肌効果を得られるためおすすめです。

ダーマペン治療で肌質が改善した様子

ダーマペンの回数ごとに得られる効果

ダーマペンは回数ごとに得られる効果が変わります。定期的な治療によって、肌トラブルが改善されるだけでなく、肌質の変化も実感できます。

回数 効果
1回目
  • 肌にハリやツヤが出る
  • 治療後3~7日程度で効果が現れる
3回目
  • ニキビ跡の色素沈着や毛穴の開き・黒ずみなどへの効果が現れる
5回目
  • ニキビ跡の色素沈着や毛穴の開き・黒ずみなどの改善が期待できる
  • ニキビ跡のクレーターや小ジワ、たるみなどへの効果が現れる
10回目
  • ニキビ跡のクレーターや小ジワ、たるみなどの改善が期待できる
  • ターンオーバーが正常になり、肌トラブルが起こりにくくなる
20回目
  • 効果の持続期間が長くなる
  • 肌質の変化を実感できる

※個人差がございます。

ダーマペンの適切な間隔

表皮の治療が目的であれば、4週間程度の間隔での治療を推奨します。真皮層や皮下組織の治療を目的とし、出血を伴う深さで治療をした場合は6~8週間程度の間隔が必要です。適切な間隔で治療を行わないと、肌が十分に回復せず傷跡が残る可能性があるため、医師の指示に従ってください。

ダーマペンの効果の持続期間

ダーマペンは1回の治療で3週間程度効果が持続します。
ただし、患者様の肌質や症状、薬剤の併用などによって効果の持続期間は前後します。継続して受けると効果の持続期間が長くなるため、定期的な治療がおすすめです。

ダーマペンを受ける際の注意点

ダーマペンのダウンタイム中は、肌に刺激を与えずに、保湿ケアと日焼け対策を徹底してください。以下の注意点を守るとより効果が得られます。

日焼け対策

ダーマペンの治療後は肌が敏感なため、日焼けをしやすいです。治療後12時間以降、日中の外出時は1~2週間程度は日焼け止めや日傘、帽子などを使用し、日焼け対策を行ってください。

保湿ケアを怠らない

ダーマペン後の肌は乾燥しやすいため、敏感肌や乾燥肌の方は特に保湿を徹底する必要があります。乾燥によって薄皮がむける場合がありますが、数日で落ち着くため無理にはがさないようにしてください。

肌に刺激を与えない

肌を触ったりこすったりして刺激を与えないよう、注意が必要です。また、トレチノインやレチノール、ハイドロキノンなどを含む刺激の強いスキンケア製品の使用は控えましょう。

まとめ

ダーマペンはニキビ跡やしわ、たるみ、毛穴の開きなどを改善する効果があり、個人差はありますが3~10回程度、治療を継続すると効果が実感できます。また、定期的な治療によって、肌トラブルの改善だけでなく、美肌効果も期待できます。
ダーマペンの治療を検討している方や、何回受けたら肌トラブルが改善するのか気になる方は、TCBスキンクリニックにご相談ください。無料カウンセリングを行っています。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【札幌駅前院】
院長 栗林 理佳
詳しいプロフィールを見る
栗林 理佳 医師
経歴
横浜市立大学医学部 卒業
茅ヶ崎市立病院
日本医科大学 皮膚科
東京中央美容外科 札幌駅前院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員
日本皮膚科学会 正会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医

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また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
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