ダーマペンは元に戻る?繰り返し受けるメリットや効果を維持する工夫について解説

投稿日:2025年09月02日

ダーマペンは元に戻る?繰り返し受けるメリットや効果を維持する工夫について解説

ダーマペンで一度改善した肌トラブルが元に戻る可能性は低く、ある程度は効果が持続します。しかし、時間経過とともに肌の老化が進むと、再び同じ悩みが発生する恐れがあるため、防止に向けた工夫が大切です。
この記事では、ダーマペンで改善した肌トラブルの再発を防止する方法や、繰り返し治療を受けるメリットなどを紹介します。ダーマペンを検討中の方や、後戻りが心配な方は参考にしてください。

ダーマペンをやめると元に戻る?

ダーマペンで一度改善された肌質が、治療をやめて元に戻る可能性は低いといえます。ダーマペンは肌トラブルを直接的に取り除くのではなく、肌自身がシミやしわを改善する力を促す治療です。そのため、一度改善された肌の悩みがダーマペンをやめたことが原因で後戻りするケースは基本的にありません。
ただし、ダーマペンの使用に関わらず、加齢に伴い肌の老化は進みます。一度シミやしわが消えた場合でも、時間経過とともに新たにシミやしわができる可能性があるため注意しましょう。

ダーマペンを繰り返し受けるメリット

ダーマペンを繰り返し受けると、以下の3つのメリットが得られます。

  • 効果を持続させられる
  • より高い効果が期待できる
  • 肌のバリア機能が向上する

効果を持続させられる

ダーマペンを繰り返し受けると、肌のコンディションを良好な状態でキープできるメリットがあります。ダーマペンは肌トラブルの改善に効果的ですが、期間が空いてシミやしわが再び発生する可能性は否定できません。繰り返し治療すると、肌の回復力を向上させた状態で保つ効果が期待できます。

より高い効果が期待できる

ダーマペンは、1回で十分な効果が得られない可能性がありますが、複数回の治療でより高い効果が期待できます。特に、ニキビのあとにできるクレーターは肌の深い部分にあるトラブルで、他の肌の悩みよりも改善にかかる治療回数が多い傾向があります。

肌のバリア機能が向上する

ダーマペンを繰り返すと、肌のバリア機能の向上に効果的な可能性があります。コラーゲンやエラスチンの生成が活性化されると、肌が乾燥や紫外線などの外部刺激から受けるダメージを軽減する効果が期待できます。
ただし、治療を行いすぎるとダメージ機能が低下する恐れがあるため、適切な頻度で再治療を受けてください。

ダーマペンの効果的な回数と頻度

ダーマペンの効果を維持するためには複数回の治療が有効ですが、受けすぎると失敗につながる恐れがあるため、適切な治療頻度を守りましょう。

回数

ダーマペンの治療目的ごとの回数の目安は以下の通りです。

治療目的 回数の目安
クレーター(ニキビ跡) 5~10回
色素沈着(シミ・くすみ) 5〜8回
肌のハリ向上(しわ・たるみ) 5~8回
毛穴の開き(ニキビ・黒ずみ) 3〜8回

基本的には、3〜10回程度の治療が推奨されます。効果には個人差があるため、少ない回数で満足感を得られるケースもあれば、10回近く治療が必要になる方もいます。異なる複数の部位にダーマペンを希望する場合は、通院の負担を軽減するためにも同時に治療を受けるのがおすすめです。

頻度

ダーマペンの頻度は、治療の目的や肌の状態によって異なりますが、肌への負担を考慮すると、6〜8週間に1回程度が推奨されます。状態が安定する前に期間を空けすぎると、ターンオーバーが正常に機能しなくなり、効果が薄れる可能性があります。反対に短い期間で再治療を受けると、肌への負担となりバリア機能が低下する恐れがあるため、乾燥や肌荒れの原因となるでしょう。

ダーマペンで肌トラブルの再発を防ぐ工夫

ダーマペンで肌トラブルの再発を防ぐためには、効果を維持するための工夫が大切です。治療後は以下を参考に過ごしてください。

  • ダウンタイム中の過ごし方に注意
  • 紫外線対策に力を入れる
  • 保湿によるケアを行う
  • 薬剤や他の治療と併用する
  • 一部のスキンケア用品の使用を控える
  • 生活習慣を見直す

ダウンタイム中の過ごし方に注意

ダーマペンの治療後は、ダウンタイム中の過ごし方に注意しましょう。

  • 激しい運動
  • 入浴
  • 直後の洗顔・メイク

治療当日の激しい運動や入浴は、血行を促進させて傷の治りを遅くする可能性があるため、肌の赤みが引くまでは控えてください。また、直後の肌には微細な傷が多く、細菌が侵入しやすいため、当日の洗顔やメイクは避けましょう。

紫外線対策に力を入れる

ダーマペン直後の肌は、外部からの刺激やダメージに敏感な状態です。日焼けしないよう、十分に対策を行ってください。季節に関係なく、日焼け止めや帽子、日傘などのアイテムを用いた紫外線対策がおすすめです。

保湿によるケアを行う

ダーマペンを行った直後は肌が傷を負っているため、乾燥しやすい状態です。新陳代謝に影響しないように、保湿をしっかり行ってください。毎日のスキンケアに、保湿アイテムを取り入れるのが効果的です。特に、肌の乾燥を招きやすい洗顔後は、忘れずに保湿しましょう。

薬剤や他の治療と併用する

ダーマペンは、薬剤を使用したり他の治療法と併用したりすると、より高い効果が期待できます。以下は、ダーマペンで使用される薬剤と、併用がおすすめな治療法の例です。

【ダーマペンで使用される薬剤】
  • エクソソーム
  • PRX-T33
  • ボトックス
  • グロースファクター
  • マックーム
  • アスコルビン酸
【併用がおすすめな治療法】
  • サブシジョン
  • イオン導入
  • ピュアスキン(幹細胞培養上清液)

ダーマペンは単体でも肌トラブルの改善に働きかけますが、薬剤を併用するとより優れた効果を発揮する見込みがあります。また、ダーマペンと他の治療法と組み合わせると、効果が持続しやすくなります。自分に合った併用治療については、医師とよく相談のうえ決定してください。

一部のスキンケア用品の使用を控える

ダーマペンの治療直後は、アルコールやビタミンCを含むスキンケア用品、ピーリング効果のあるアイテムの使用を避けてください。また、レチノールやトレチノインなどの成分は、少なくとも3日間は使用を控え、保湿効果のあるものや敏感肌用の製品を使用することをおすすめします。普段使用しているスキンケア用品も、成分をよく確認することが大切です。

生活習慣を見直す

ダーマペンの効果を持続させるためには、生活習慣の改善も欠かせません。バランスのとれた食事や質の良い睡眠は、肌の健康を保つうえで必要な要素です。ビタミンやミネラルを意識した食事を心掛けましょう。睡眠不足はターンオーバーに影響を及ぼす恐れがあるため、健康的な睡眠習慣を整えて、肌質の維持に努めてください。

まとめ

ダーマペンをやめて後戻りすることは少ないですが、老化が進んで再び同じ肌トラブルが現れるケースはあります。効果を持続させたい場合は、適切な頻度で効果的な回数まで治療を受けてください。
TCBスキンクリニックでは、肌トラブルの総合的な改善が見込めるダーマペン4を取り扱っています。肌の自然治癒力を高めたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【札幌駅前院】
院長 栗林 理佳
詳しいプロフィールを見る
栗林 理佳 医師
経歴
横浜市立大学医学部 卒業
茅ヶ崎市立病院
日本医科大学 皮膚科
東京中央美容外科 札幌駅前院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員
日本皮膚科学会 正会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
TCBグループの所属ドクター達は美容外科医や医療の第一線で腕を磨いた外科医など高い技量を持ったドクターで常に高いレベルの施術を提供いたします。