ダーマペンはやめたほうがいい?後悔・失敗しないための注意点を解説

投稿日:2024年08月30日

ダーマペンはやめたほうがいい?後悔・失敗しないための注意点を解説

ダーマペンとは、超極細の針で肌に穴をあけ、その穴を修復しようとする自然治癒力を引き出して肌を再生させる治療です。ターンオーバーを促進させるため、ニキビ跡や毛穴の開きを改善する効果があります。しかし、「ダーマペンはやめたほうがいい」「デメリットが多い」などの評判を目にすることも少なくありません。
このコラムでは、ダーマペンはやめたほうがいいといわれる理由や、ダーマペンのデメリット、後悔・失敗しないために理解しておきたいことについて解説します。安心してダーマペンを受けることができるクリニック選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ダーマペンをやめたほうがいい方

ダーマペンは、肌の状態や体質などによっては、治療をやめたほうがいい場合もあります。後悔や失敗を防ぐために、自分がダーマペンの治療を受けても問題ないか、事前に確認することが必要です。ここでは、ダーマペンをやめたほうがいい方について解説します。

ダーマペンをやめたほうがいい方

ニキビや傷がある

ダーマペンは肌に微細な穴を開けるため、完治していない傷や炎症性のニキビがあると、ダメージが加わり悪化するリスクがあります。いぼ、肝斑などの皮膚疾患がある方も、刺激により悪化する可能性があるため、注意が必要です。ダーマペンを受けられる肌状態なのか判断が難しい場合は、クリニックに相談しましょう。

即効性や大きな変化を求めている

ダーマペンは即効性がなく、平均3~7日間かけて徐々に効果が現れてくる治療です。1回の治療でも効果を感じられますが、3~4週間に1回の頻度で継続して治療を受けることで、わかりやすい変化を実感できます。そのため、1回の治療で大きな変化を求めている方は、物足りなさを感じてしまうかもしれません。下記は、改善したい肌悩みごとに必要な回数の目安です。

肌悩み/治療回数の目安

ニキビ跡 3~6回
シミ・くすみ 5~8回
小ジワ・たるみ 5~8回
毛穴の開き 5~8回
深いニキビ跡・クレーター 5~10回

金属アレルギーがある

ダーマペンで使用する機器は、先端部分に医療用の針がついています。アレルギーを起こしにくい素材ですが、金属アレルギーをお持ちの場合、治療後の赤みや腫れが強く出てしまう可能性があるため、カウンセリングで医師にご相談ください。

妊娠中・授乳中

妊娠中や授乳中はホルモンバランスの変化で肌が敏感になりやすく、肌トラブルを引き起こす可能性が高くなるため、TCBスキンクリニックでは患者様の安全を考慮して治療をお断りしています。

ダウンタイム期間をとるのが難しい

ダーマペンのダウンタイム中は、顔に腫れや赤みなどの症状が出る場合があります。そのため、大切な予定や人前に出る機会がある時期は避け、治療後のスケジュールに余裕を持っておくと安心です。

ダーマペンの後悔や失敗例

ダーマペンについて正しく理解しないまま治療を受け、後悔や失敗してしまった例について、理由とともに解説します。

ダーマペンの後悔や失敗例

ニキビが潰れた

ダーマペンは、ニキビ跡の改善に効果がありますが、炎症を起こしているニキビの治療には向いていません。ニキビをダーマペンの針で潰してしまうと、細菌が周囲に広がり、悪化してしまう可能性があります。ニキビができている場合は、症状が落ち着いてからダーマペンを受けるようにしましょう。

色素沈着が起こった

ダーマペン治療後の敏感な肌に、摩擦による刺激や紫外線などのダメージが加わると、メラニンが発生して色素沈着の原因となります。治療後は普段より念入りに保湿をし、丁寧なケアを心がけてください。

傷跡やクレーターが残った

ダーマペンの治療直後は針の跡が残りますが、ほとんどの場合は1週間程度で目立たなくなります。しかし、針の深さが適切でなかったり、アフターケアが不十分だったりすると、傷跡やクレーターが残る可能性があります。技術不足のクリニックや、自分で治療を行うセルフダーマペンには注意してください。

ダーマペンのデメリット

ダーマペンは、さまざまな肌トラブルに効果的な治療ですが、デメリットに感じられる部分もあるため、治療前に正しく理解しておく必要があります。

ダーマペンのデメリット

痛みを感じやすい

ダーマペンは、極細針で肌に微細な穴を開けるため、治療中と治療直後はヒリヒリとした痛みを感じやすいです。しかし、麻酔クリームを使用することで、痛みは抑えやすくなります。また、針を深く刺すほど痛みが強くなりやすいため、針の深さを調整することも可能です。心配な方は、事前のカウンセリングで伝えておきましょう。

継続した治療が必要なため、費用と時間がかかる

ダーマペンは、6~8週間に1回の頻度で3~10回程度治療を続けると、肌悩みの改善をしっかり実感できます。長期間クリニックに通い、費用がかかる可能性もあるため、事前にカウンセリングで計画を立てておくとよいかもしれません。

治療後に丁寧なケアが必要

治療後の肌は刺激に弱くなっているため、適切なケアが必要です。十分な保湿ケアをし、乾燥を防ぐことが大切です。その際、トレチノインやレチノールなどを含むスキンケアは、刺激が強いため使用を避けるようにしてください。
また、紫外線を浴びると色素沈着を起こすリスクがあるため、術後から1~2週間程度は日焼け止めや日傘などを使用し、紫外線対策を徹底してください。

セルフダーマペンは肌トラブルの原因になる可能性がある

セルフダーマペンは肌トラブルの原因になる可能性がある

セルフダーマペンとは、クリニックに通わず、自分自身で治療できる市販のダーマペン機器です。セルフダーマペンは、クリニックで使用されるダーマペン4の類似品であるため、安全性は保障されていません。治療には技術が必要なため、肌状態に合わせて自己判断をすることは難しく、傷跡が残ったり、仕上がりにムラができたりする可能性があります。
また、不衛生な環境や針の使いまわしなどが原因で、感染症を引き起こしてしまうリスクもあります。セルフダーマペンは安く簡単に始められますが、確実に肌悩みを解決するためには、専門的な技術を持った医師のいるクリニックで治療を受けることをおすすめしています。

ダーマペンを安心して受けられるクリニック選びのポイント

ダーマペンを安心して受けるために、クリニック選びのポイントを解説します。自分に合ったクリニックを選ぶための参考にしてください。

ダーマペンを安心して受けられるクリニック選びのポイント

信頼性

ダーマペンの治療では、肌の状態を見極め、針の深さを適切に判断する知識や技術が必要です。信頼できるクリニックか見極めるために、医師の実績や口コミをインターネットで確認してみましょう。

治療中の痛みへの配慮

ダーマペンでは、皮膚と骨が近い部位は特に痛みを感じやすくなります。痛みに不安がある方は、針の深さや麻酔について医師に相談しておきましょう。ダーマペンの治療には麻酔クリームを使用しますが、オプションで笑気麻酔を追加できるクリニックもあります。

ダーマペンとの組み合わせ治療の豊富さ

ダーマペンは単体でも効果を得られますが、他の治療と組み合わせることで、より高い美肌効果が期待できる治療です。例えば、ヴェルベットスキン(ダーマペンで肌に開いた微細な穴にコラーゲンピールを浸透させる施術方法)や、ハイドラフェイシャル(ダーマペンの治療前に毛穴の汚れを取り除き、美容成分を導入する施術方法)などがあります。
また、ダーマペン以外にも、ニキビ跡・毛穴の改善に効果的な治療はあるため、治療が豊富だと選択肢が広がります。

予算内の料金

個人差はありますが、肌の状態によっては治療回数が多くなる場合があります。継続して治療を受けるために、自分の予算に合っているか確認しましょう。治療料金だけでなく、診察や麻酔などの追加料金が発生するクリニックもあるので注意が必要です。

通いやすさ

ダーマペンは、継続して治療を受けることでより効果が現れるため、クリニックへの通いやすさは重要です。アクセスや診療時間、予約方法など、自分にあったクリニックを探してみてください。クリニックによっては、混雑していて予約をとるのが難しい場合もあるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

まとめ

ダーマペンはやめたほうがいいといわれる理由は、向いていない方の特徴やダーマペンのデメリットなどを正しく理解せずに治療を受け、思った通りの効果が得られない場合があるためと考えられます。しかし、適切なアフターケアやクリニック選びをすることで、肌悩みの改善に効果がある治療です。
TCBスキンクリニックでは、無料カウンセリングをご用意しています。治療を受けられるかの確認や、相談だけでも問題ありません。お気軽にご来院ください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
院長 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

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