クレーター状のニキビ跡を改善する治療法は?原因や種類についても解説

投稿日:2024年09月19日

クレーター状のニキビ跡を改善する治療法は?原因や種類についても解説

ニキビが治った後に残るクレーター状のニキビ跡は、多くの方にとって深刻な悩みの種です。ニキビ跡のクレーターは、見た目に影響を与えるだけでなく、自信を失わせる原因にもなります。
このコラムでは、クレーター状のニキビ跡の原因や種類、効果的な治療法、日常的なケア方法について詳しく解説します。

クレーターとは

クレーターとは、ニキビが治った後に皮膚表面に残る凹凸を指します。ニキビの炎症が皮膚の深層まで及び、皮膚組織が破壊された結果として発生します。クレーターは形成されてしまうと自然に消える可能性はほとんどなく、美容皮膚科や医療機関での適切な治療が必要となります。

クレーターの原因

クレーター状のニキビ跡ができる主な原因は、ニキビの炎症が皮膚の深部にまで及び、皮膚組織が破壊されることです。破壊された組織が適切に修復されないと、凹凸が残るクレーターが形成されます。特に、炎症が長引いたり、自己処理によってニキビを無理に潰したりすると、クレーターができやすくなります。
また、皮膚の再生能力が低下している場合や、コラーゲンの生成が不足していると、クレーターのリスクが高まります。

クレーターの種類

クレーターにはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
以下では、クレーターの種類について説明します。

ボックスカー型

ボックスカー型は、四角形の凹みが特徴で、幅広く浅い凹みが皮膚に現れるタイプのクレーターです。ボックスカー型のクレーターは、肌の表面が平坦に見えにくくなり、肌全体が不均一に見える原因となります。

ローリング型

ローリング型のクレーターは、滑らかなカーブを描いた凹凸が特徴で、肌全体が波打ったように見えることからこの名が付けられています。ローリング型は、皮膚の下層に広がる瘢痕組織が原因であり、肌の表面に柔らかな凹みが広がります。

アイスピック型

アイスピック型は、針で突いたような細かく深い穴が特徴です。アイスピック型クレーターは、肌の表面から真下に向かって鋭く突き刺さるような形状をしており、ニキビが毛穴の深部で発生し、炎症が皮膚の深層まで達した結果として形成されます。

クレーターの治療法

クレーター状のニキビ跡を改善するためには、美容皮膚科や医療機関での治療が必要です。

レーザー治療

レーザー治療は、クレーター状のニキビ跡に対して効果的な治療法です。レーザーが皮膚の深層に働きかけ、コラーゲンの生成を促進します。レーザーの照射により、肌の再生が促され、凹凸が徐々に改善されます。複数回の治療を経て徐々にクレーターが目立たなくなります。
ただし、治療後は一時的に赤みや腫れが生じる場合があります。

ダーマペン4

ダーマペン4は、極細針を用いて皮膚に微細な穴を開け、肌の自然治癒力を利用してニキビ跡を改善する治療法です。針によって開けられた微細な穴は、肌の再生を促し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。ダーマペン4は、さまざまなタイプのニキビ跡に効果があり、肌の質感改善や毛穴の引き締め効果も期待できます。
施術後は一時的に赤みや腫れが生じることがありますが、数日で落ち着きます。

サブシジョン

サブシジョンは、繊維組織を物理的に切断し、クレーターの凹みを改善する治療法です。皮膚の下にある繊維組織を切断すると、新たなコラーゲンの生成を促し、肌の表面を滑らかにします。サブシジョンは特にボックスカー型やローリング型のクレーターに効果的です。
施術後は一時的に内出血が起こる可能性がありますが、回復とともにクレーターが目立たなくなります。

ポテンツァ

ポテンツァは、微細な針を用いて高周波エネルギーを皮膚に照射する治療法です。針によって肌に微細な穴を開け、高周波エネルギーを真皮層に直接届けます。これにより、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、肌の再生が促されます。ポテンツァは、ニキビ跡に対して効果的なことが知られており、肌のハリや弾力も向上させる効果も期待できます。
ダウンタイムが短く、施術後すぐにメイクも可能です。

ピコフラクショナル

ピコフラクショナルレーザーは、ピコ秒単位の超短パルスレーザーを用いて、皮膚に微細な穴を開ける治療法です。レーザーによって開けられた穴は、肌の再生を促し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。ピコフラクショナルレーザーは、特に深いクレーター状のニキビ跡に効果があり、肌のトーンアップや毛穴の引き締め効果も期待できます。
施術後は一時的に赤みや腫れが生じることがありますが、数日で落ち着きます。

クレーターを改善するための日常ケア

美容皮膚科や医療機関での治療と並行して、日常のスキンケアや生活習慣を見直すことも、クレーター状のニキビ跡を改善するために重要です。
以下に、日常的に取り入れるべきケア方法を紹介します。

スキンケア

クレーター状のニキビ跡を改善するためには、毎日のスキンケアが大切になります。保湿をしっかり行い、肌のバリア機能を高めることが重要です。特にセラミドやヒアルロン酸を含む保湿剤を使用すると、肌の水分保持力を高め、ターンオーバーを正常に保つことができます。
また、ビタミンC配合の美容液を使用すると、コラーゲンの生成を促進し、肌の再生力をサポートします。

食生活の改善

肌の健康は、日々の食生活にも大きく影響されます。ビタミンCやビタミンEを豊富に含む食品を積極的に摂取すると、肌の再生力を高めることができます。ビタミンCやビタミンEなどの栄養素は、コラーゲンの生成を促し、肌の弾力を保つために重要です。
また、糖分や脂肪分の過剰摂取はニキビの原因となるため、バランスの良い食事を心がけるようにしてください。

睡眠とストレス管理

十分な睡眠は、肌のターンオーバーを正常に保つために重要です。睡眠中には成長ホルモンが分泌され、肌の修復と再生が行われます。質の良い睡眠を確保すると、肌の状態を整えることができます。
また、ストレスはホルモンバランスを乱し、ニキビの悪化やクレーターの形成を促進する要因となるため、ストレス管理も大切です。趣味や適度な運動を取り入れて、心身のバランスを保つようにしましょう。

まとめ

クレーター状のニキビ跡は、形成されてしまうと自然に消えることは困難なため、早期の治療と日常的なケアが重要です。レーザー治療やサブシジョンなどの専門的な治療を受けると、クレーターを改善し、滑らかな肌を取り戻すことが可能です。
TCBスキンクリニックでは、無料カウンセリングを実施していますので、お気軽にご相談ください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
院長 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

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