ポテンツァとリジュランを比較!向いている方や併用のメリットも紹介

ポテンツァとリジュランを比較!向いている方や併用のメリットも紹介

ポテンツァとリジュランは、2つとも肌悩みの改善が期待できる治療ですが、「どちらの治療が向いているのかわからない」という方も少なくありません。
両者は得意とする肌の状態や効果の現れ方に違いがあり、とくにニキビ跡の深さやタイプによって向いている治療が変わります。
この記事では、ポテンツァとリジュランの特徴を比較し、どのような肌悩みに適しているのかをわかりやすくまとめています。とくにニキビ跡で悩んでいる方にも治療選びの参考となる内容ですので、ぜひチェックしてみてください。

ポテンツァとは

ポテンツァは、マイクロニードルで皮膚の表面に極小の穴を開け、針の先端から真皮層にRF(高周波)を照射する治療です。穴が修復する過程で肌の創傷治癒力が活性化し、コラーゲンやエラスチンの産生を促します。また、熱エネルギーを真皮層に集中して届けるため、表皮へのダメージが少なく、従来のフラクショナルレーザーに比べて痛みやダウンタイムが軽い傾向があります。

リジュランとは

リジュランは、真皮層の線維芽細胞を活性化させて肌のハリや弾力の回復をサポートする治療です。サーモンのDNAから抽出されたポリヌクレオチドを主成分としているため、サーモン注射とも呼ばれます。肌の自己再生力をサポートすることで、小じわやハリ不足、乾燥などの改善が期待できます。

ポテンツァとリジュランを比較

ポテンツァとリジュランの主な違いは、以下の通りです。

ポテンツァ リジュラン
効果が期待できる肌悩み
  • クレーター
  • ニキビ・ニキビ跡
  • 毛穴の開き
  • 酒さ(赤ら顔)
  • 肝斑・シミ
  • しわ・たるみ
  • 目の下のクマ
  • 毛穴詰まり
  • ニキビ跡
  • ほうれい線・しわ
効果が現れるまでの期間 2~4週間程度 2~3週間程度
持続期間 1~3ヶ月程度 半年~1年程度
治療回数 1ヶ月に1回のペースで3~4回程度 2~3週間に1回のペースで3~4回程度
ダウンタイム 2~3日程度 1日程度
リスク・副作用
  • 色素沈着
  • 毛嚢炎(もうのうえん):毛穴が腫れて赤くなる皮膚疾患
  • 紅斑

など

  • 血管閉塞
  • アレルギー
  • 感染

など

効果が期待できる肌悩み

ポテンツァは、クレーター状のニキビ跡や酒さ、肝斑などに効果的です。
一方でリジュランは、目の下のクマやほうれい線を目立ちにくくしたい方におすすめの治療です。毛穴トラブルやニキビ跡に対しては、どちらの治療でも効果が期待できますが、患者様の肌の状態によって適する治療が異なります。

効果が現れるまでの期間

ポテンツァは、肌のハリや弾力を治療直後から実感される方もいます。初回の治療では肌の調子が良くなったと感じる程度ですが、そこから1ヶ月程度かけて効果が現れる傾向があります。
リジュランは肌の再生力を高める治療のため、治療から2〜3週間程度経過してから、徐々に効果を実感する方が多いです。

持続期間

ポテンツァとリジュランはいずれも、時間の経過とともに効果が少しずつ穏やかになります。それぞれ適切な治療の間隔や回数を守って、定期的にメンテナンスを受けることで、効果が長持ちしやすいです。また治療を継続することで、肌悩みの改善だけでなく予防にも効果が期待できます。

治療回数

ポテンツァとリジュランは、複数回治療を受けることでより効果を実感しやすい治療です。個人差はありますが、特にポテンツァは以下のように肌悩みによって適切な治療回数が異なります。

  • 毛穴の開き・浅いニキビ跡・赤ら顔・たるみ・小ジワ:3~5回程度
  • 深いニキビ跡:5~10回程度

ダウンタイム

ポテンツァとリジュランは、どちらもメスを使わないため、ダウンタイムは比較的短く、日常生活への早い復帰が期待できる治療です。
いずれも洗顔やシャワーは当日から可能で、ポテンツァは翌日、リジュランは当日からメイクを再開できるメリットがあります。
どちらの治療でも、施術当日は飲酒・サウナ・長風呂・激しい運動など、血行を促進する行為は控えるようにしましょう。

リスク・副作用

ポテンツァでは、まれに色素沈着や毛嚢炎、紅斑などの副作用が発生するケースがあります。多くは数日〜1週間ほどで自然に治まりますが、改善されない場合や悪化した場合は必ず医師に相談してください。
リジュランには血管閉塞のリスクがありますが、ヒアルロン酸注射と比較すると可能性は低いとされています。また、サーモンから抽出した成分を含むため、魚や魚卵に対してアレルギー反応を示す方は治療をお受けいただけません。さらに、治療部位が不衛生だと感染を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

ポテンツァ・リジュランが向いている方

ここからは、ポテンツァとリジュランが向いている方について紹介します。2つの治療で迷った際は参考にしてください。

ポテンツァが向いている方

  • クレーターの凹凸を滑らかにしたい
  • 毛穴の開きや赤ら顔で悩んでいる
  • シミや肝斑を目立ちにくくしたい
  • 小ジワが気になる・たるみを引き締めたい

ポテンツァはお悩みに合わせて専用のチップを使い分けるため、クレーターの改善をはじめ、毛穴の開きや赤ら顔、シミ、肝斑、小ジワ、たるみなど幅広い症状に有効です。また、高周波を使用する治療であるため、薬剤によるアレルギーのリスクが少ないといわれています。

リジュランが向いている方

  • 目の下のクマによって顔が疲れて見える
  • 毛穴の詰まりや毛穴の開きを改善したい
  • 色素沈着したニキビ跡がなかなか消えない
  • 顔や首、手の甲、デコルテのしわが気になる

リジュランは、真皮層の細胞を活性化し、肌の再生力をサポートする治療です。肌のハリや弾力を内側から整えることで、年齢や生活習慣による肌の疲れを感じている方、自然な若々しさを取り戻したい方に適しています。

ポテンツァとリジュランは併用が可能?

ポテンツァとリジュランは、併用することで相乗効果が期待できます。2つを同時に受けるメリットは以下の通りです。

  • 肌の再生力が向上する
  • より多くの肌悩みへアプローチできる
  • 薬剤の浸透力が高まる
  • 効果が長持ちしやすくなる
  • 治療後のダウンタイム軽減が目指せる

ポテンツァとリジュランは、いずれも肌の再生力を高め、線維芽細胞を活性化させる治療のため、併用によって相乗効果が期待できます。
ポテンツァを先に行うと、リジュランの浸透力が高まりやすいです。また、リジュランはポテンツァよりも持続期間が長い傾向があるため、併用によってより長く効果を感じられる見込みがあります。さらに、リジュランの抗炎症作用で、ポテンツァのダウンタイム中に生じる赤みが起こりにくくなります。

まとめ

ポテンツァとリジュランは、それぞれアプローチの仕方や実感できる効果が異なるため、ニキビ跡の状態に合わせて治療を選ぶことが重要です。浅い凹凸から深いクレーターまで、お悩みの種類によって適した治療は異なります。
TCBスキンクリニックでは、お肌の状態を細かく確認したうえで、適応となるニキビ跡治療をご案内しています。自分に合う施術がわからない場合でも、まずはお気軽に相談してみてください。ニキビ跡の改善だけでなく、お肌に関連した様々なお悩み解決に向けて、適切な治療プランをご提案いたします。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【札幌駅前院】
院長 栗林 理佳
詳しいプロフィールを見る
栗林 理佳 医師
経歴
横浜市立大学医学部 卒業
茅ヶ崎市立病院
日本医科大学 皮膚科
東京中央美容外科 札幌駅前院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員
日本皮膚科学会 正会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究に携わる医学博士が在籍しており、新薬開発や関連研究に参加しています。
TCBグループの所属ドクター達は美容外科医や医療の第一線で腕を磨いた外科医など高い技量を持ったドクターで常に高いレベルの施術を提供いたします。