ニキビができる原因や種類!場所別の対策・美容皮膚科での治療も紹介

投稿日:2024年11月05日

ニキビができる原因や種類!場所別の対策・美容皮膚科での治療も紹介

繰り返し同じ場所にできたり、なかなか治らないニキビに悩まされたりしている方は少なくありません。
そもそも、ニキビはどのようなメカニズムでできて、なぜ悪化するのでしょうか。
この記事では、ニキビができる原因、種類、場所別の原因と対策に加え、美容皮膚科での治療を紹介します。
ニキビにお悩みの方や、対策を知りたい方は、ぜひご覧ください。

ニキビができる原因

ニキビができる原因

ニキビの原因は1つではなく、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖が関係しています。ここでは、ニキビができる原因を紹介します。

皮脂の過剰分泌

皮脂は肌の表面を外的ダメージから守る働きがありますが、過剰に分泌されるとニキビの原因になります。
通常は毛穴から排出されますが、皮脂の量が多すぎたり、毛穴が塞がれていたりすると毛穴のなかに溜まり、ニキビが発生します。
皮脂が増える原因はいくつかありますが、成長ホルモンや男性ホルモン、女性ホルモンの黄体ホルモンが優位になるケースが代表的です。

毛穴の詰まり

毛穴が詰まっていると、皮脂が毛穴から排出されずにニキビができやすくなります。
ターンオーバーが乱れると、古い角質が剥がれ落ちずに毛穴をふさぎ、詰まりの原因になります。
また、メイクやホコリなどの汚れが落としきれていないと、毛穴が詰まりやすくなるため注意が必要です。

アクネ菌の増殖

肌の常在菌であるアクネ菌は、空気がない環境で繁殖しやすくなります。
さらに、アクネ菌は皮脂を栄養として繁殖するため、毛穴が詰まり皮脂が分泌されなくなると増殖し、ニキビが発生します。

ニキビの種類

ニキビの種類

ニキビは段階的に進行し、悪化すると膿が溜まってニキビ跡になる可能性もあります。

  • ・白ニキビ……毛穴に皮脂が詰まって薄い皮膜で覆われている
  • ・黒ニキビ……皮脂が盛り上がって空気に触れ酸化している
  • ・赤ニキビ……毛穴に詰まった皮脂によってアクネ菌が繁殖して炎症を起こしている
  • ・黄ニキビ……炎症がさらに酷くなり膿が出ている

赤ニキビや黄ニキビまで進行すると、炎症が起きているため触ると痛い状態です。
さらに、黄ニキビは毛穴の内側の壁を壊してアクネ菌が他の部位に移動する可能性もあり、ニキビが広範囲にわたります。
ニキビが治ってもニキビ跡として表面に残る場合があるため、日頃からケアをする、炎症を起こす前に対策を講じるなどが必要です。

場所別のニキビができる原因と対策

場所別のニキビができる原因と対策

ニキビはできる場所によって原因が異なり、対策も異なります。
ここからは、場所別の原因や対策を紹介します。

おでこ・眉間

おでこや眉間は皮脂腺が多いため、成長ホルモンが活発になる思春期にニキビができやすいです。大人になってもおでこや眉間にニキビが頻繁にできる場合、前髪の刺激や生活習慣の乱れ、脂質の多い食事などが原因として考えられます。
Tゾーンと呼ばれるおでこから鼻にかけての部位は、皮脂の分泌量が多い場所です。洗顔をする際はしっかり洗い、すすぎも行うように心がけてください。
生活習慣の乱れを改善するには、十分に睡眠をとる、ビタミンB群を積極的に摂るなどの対策が必要です。

鼻や小鼻も皮脂腺が多く、思春期にはニキビができやすい部位です。鼻の毛穴は深いため、皮脂が溜まりやすい特徴があります。
また、手で触ったり鼻をかんだりして刺激を与えやすく、紫外線によって症状が悪化する場合もあります。
大人になってからできる鼻のニキビは、ストレスや便秘が原因の可能性があるため、ストレスを減らす生活や水分補給などを心がけましょう。
皮脂の分泌量を減らすには、生活習慣の改善が欠かせません。暴飲暴食を避け、睡眠をしっかりとるようにしてください。

頬は、皮脂分泌が少ない部位ですが、乾燥しやすくバリア機能が低下してニキビができるケースがあります。さらに、メイク汚れを落としきれていない、スキンケアが合っていないなどの原因も考えられます。
ホルモンバランスが乱れると皮脂の分泌が過剰になるため、生活習慣の見直しやストレス対策、スキンケアの見直しなどを行いましょう。

口周り

口周りのニキビは、ストレスを抱えているときや胃腸が弱っているときにできやすいのが特徴です。さらに、女性はホルモンバランスの乱れ、男性はひげ剃りによるダメージなども考えられます。
そのため、ストレス対策や暴飲暴食をやめるセルフケアが必要です。
さらに、ホルモンバランスが乱れる生理前や更年期の時期は栄養バランスのとれた食事に気を配ってください。

美容皮膚科でできるニキビ治療

美容皮膚科でできるニキビ治療

日々のセルフケアでは改善しきれないニキビは、美容皮膚科で治療を受けるのがおすすめです。
ここからは、美容皮膚科でできるニキビ治療を紹介します。

ブラックピール

ブラックピールは医療用のピーリング剤で、主成分として植物活性炭や乳酸が含まれている点が特徴です。
肌表面の汚れや皮脂、角質などを吸着して除去するため、皮脂分泌のバランスを整えてターンオーバーを正常化させます。
また、抗炎症作用のあるマンデル酸が配合されており、赤ニキビや黄ニキビの炎症を抑える効果も期待できます。
ヒリヒリ感や赤み、乾燥などが生じるケースもありますが、数日ほどで改善するため他のピーリング剤に比べるとダウンタイムはほとんどありません。

ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルは、水流の力で皮膚の汚れを排出させ、毛穴に詰まった角栓や皮脂を取り除く治療です。
ピーリングしたあとは毛穴の奥までしっかりクレンジングし、同時に保湿をするため肌への負担が少ない点が特徴です。
さらに、美容液を導入して皮膚にツヤを与えるうえに、ターンオーバーを促すため美肌、美白効果も期待できます。
赤みやヒリヒリ感が出ることもありますが、数時間ほどで治まります。

IPL光治療

IPL光治療は、さまざまな波長の特殊な光を照射することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、毛穴を収縮させます。
また、皮脂腺を破壊して皮脂の過剰分泌を抑える作用もあります。
ターンオーバーによって皮脂や角質の排出を促すのが特徴で、ニキビだけではなくニキビ跡やシミ、そばかすにも効果的です。
赤みやかゆみがでるケースもありますが、2~3日ほどで解消します。

まとめ

ニキビができる主な原因は、皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖などです。
人によっては同じ場所に何度もできる、なかなか治らないなどの悩みを抱えている場合もあり、セルフケアだけでは改善が難しい可能性もあります。
TCBスキンクリニックでは、ニキビのお悩みに対して患者様一人ひとりに合わせた治療をご用意しております。
カウンセリングで丁寧に患者様の肌の状態を確認し、適切な治療を提案させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
院長 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
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