
「ダーマペンの効果を実感できない」「治療後に肌トラブルが悪化した」と感じた経験はありませんか?
ダーマペンとは、極細針で皮膚に微細な穴を開け、肌の自然治癒力を引き出し、コラーゲンやエラスチンの生成を促す治療方法です。さまざまな肌悩みに効果が期待できますが、アフターケアの不足や治療間隔が短いなどが原因で、効果がないと感じてしまう人も少なくありません。
本コラムでは、ダーマペンの効果を感じにくい人の特徴や、治療効果を高めるためのポイントについて解説します。
ダーマペンの効果がない人の特徴
ダーマペンの効果がないと感じる人はいくつかの原因が考えられます。以下では、効果がないと感じる可能性がある人の特徴についてご紹介します。
即効性を期待している
ダーマペンは、自然治癒力によって肌トラブルや肌質改善を目指す治療のため、効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。効果の現れ方に個人差はありますが、通常3~7日程度です。治療直後の即効性を期待していると、効果がないと感じてしまう原因になります。
アフターケアが不十分
治療後のアフターケアが不十分だと、肌トラブルが悪化したり、ダーマペンの効果を実感しにくくなったりする場合があります。ダーマペンは極細針で皮膚に穴を開けて肌の自然治癒力を促す治療のため、治療後は肌が敏感な状態になります。保湿や紫外線対策を怠ると、シミや色素沈着の原因になる可能性もあるため、適切なアフターケアが欠かせません。
改善したい症状や針の深さが合っていない
ダーマペンはさまざまな肌トラブルの改善が期待できる治療ですが、炎症性ニキビやクレーター肌など、重度の肌荒れには効果が限定的な場合があります。
また、針の長さは0.2ミリ~3.0ミリの範囲内で0.1ミリ単位の調整が可能ですが、適切に調整しないと症状が悪化する恐れがあり、注意が必要です。
治療間隔が短すぎる・長すぎる
ダーマペンは、皮膚に傷をつけて肌の再生を促す治療のため、肌の回復を考慮した治療間隔が重要です。間隔が短すぎると、回復前に再度刺激を与えてしまい、効果が十分に得られないだけでなく、肌への負担が増してトラブルを招く恐れがあります。
一方、間隔が長すぎると効果を実感するまでに時間がかかり、治療回数が増える可能性もあります。適切な治療間隔は症状や肌質によって異なるため、医師と相談のうえで決めるようにしてください。
金属アレルギーや皮膚疾患がある
ダーマペンは金属製の針を使用するため、金属アレルギーのある人はアレルギー反応を起こす可能性があり、注意が必要です。クリニックによっては、アレルギー反応が起きにくい医療用ステンレス針を使用している場合もありますが、リスクがゼロになるわけではありません。
また、ダーマペンは肌に刺激を与える治療のため、アトピー性皮膚炎や炎症性ニキビなどの皮膚疾患がある場合は、悪化する恐れがあります。
敏感肌な人や薬品アレルギーのある人など、肌質によってはダーマペンが適さないケースもあるため、事前にクリニックへ相談するようにしてください。
定期的に治療を受けていない
ダーマペンは1回の治療でも効果を期待できますが、より効果を実感するには、定期的な治療が大切です。肌の状態や症状に応じて適切な回数は異なりますが、ハリを回復させるには、1回でも効果を実感できる場合があります。一方、毛穴の開きやニキビ跡などの改善には、3~10回を目安とした定期的な治療が推奨されます。
セルフダーマペンを行った
市販のダーマペンは、自分で針を刺す必要があるため、角度や深さを適切に調整できず、効果が十分に得られない場合があります。また、ダーマペンは専門的な知識と技術力が必要な治療のため、誤った使用により、ウイルス感染のリスクや傷跡が残る可能性があります。セルフダーマペンを行う際は十分に注意が必要です。
ダーマペンの効果を高めるポイント
ダーマペンの効果を高める主なポイントは、以下のとおりです。
- アフターケアを徹底する
- 適切な回数と頻度で治療を受ける
- 肌質や症状に合っているかを確認する
- 信頼できるクリニックを選ぶ
アフターケアを徹底する
治療後は肌が乾燥しやすく敏感な状態になるため、保湿や紫外線対策などのアフターケアが重要です。特に治療後1〜2週間は日焼けをしやすい状態です。外出時は日焼け止めや日傘などで紫外線を防ぐように心がけてください。
また、治療後12時間はシャワーや入浴を控える、肌への摩擦や刺激を避けるといった注意事項を守ると、ダーマペンの効果をより実感しやすくなります。
適切な回数と頻度で治療を受ける
ダーマペンの効果を引き出すためには、症状や肌質に応じた適切な治療回数と頻度が大切です。患者様によって個人差はありますが、6~8週間に一度のペースで、3~10回程度の治療を受けると、より効果を実感できます。
また、即効性を求めすぎると「効果がない」と感じる原因になるため、治療後は3〜7日程度、様子を見ながら経過を確認するようにしてください。
肌質や症状に合っているかを確認する
ダーマペンは、肌質改善をはじめ、毛穴の開きやニキビ跡、ニキビ、シミ、しわ、たるみ、くすみなど、さまざまな肌悩みに効果が期待できます。
ただし、症状や肌の状態、治療目的によっては適さない場合もあります。治療前にカウンセリングを受け、自分の肌質や症状に合っているかを確認するようにしてください。
信頼できるクリニックを選ぶ
ダーマペン治療には専門的な知識と技術力が求められるため、クリニック選びが大切になります。効果を感じるためにも、経験の豊富さを示す指標となるクリニックの症例数や実績などの事前確認をおすすめします。
ただし、治療の質は症例数や実績だけで判断できるものではありません。医師の技術や経験、患者様の状態に合わせた治療方針の決定なども、クリニックを選ぶ際の重要な要素です。
TCBスキンクリニックでは、患者様一人ひとりの状態に合わせ、適切な治療回数や頻度などをご提案します。
まとめ
ダーマペンは、肌質や治療目的によっては効果を実感しにくい場合があります。効果が現れにくい主な原因として、アフターケアの不足や、肌質・症状が合わないなどがあげられます。また、金属アレルギーや皮膚疾患がある人は、症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。効果をしっかり実感するためにも、信頼できるクリニックを選び、適切な治療頻度やアフターケアを心がけてください。
患者様によって必要な治療回数や頻度、針の深さなどが異なります。ダーマペンを受けようか迷っている人は、一度TCBスキンクリニックまでお越しください。無料カウンセリングを承っています。
本ページの監修医師
肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。
【札幌駅前院】

経歴
- 横浜市立大学医学部 卒業
- 茅ヶ崎市立病院
- 日本医科大学 皮膚科
- 東京中央美容外科 札幌駅前院 院長
備考
- 日本美容外科学会(JSAS) 正会員
- 日本美容皮膚科学会 正会員
- 日本皮膚科学会 正会員
- ボトックスビスタ® 認定医
- ジュビダームビスタ® 認定医