
鼻の角栓は、ターンオーバーの乱れや乾燥などの肌状態が原因で生じる場合があります。予防や改善には、日常のスキンケアに加え、美容皮膚科やクリニックでの治療がおすすめです。
この記事では、鼻の角栓の原因や予防法、美肌治療の種類を紹介します。鼻の角栓にお悩みの方は参考にしてください。
鼻に角栓ができる原因
鼻に角栓ができる主な原因として、以下の3つが挙げられます。
- ターンオーバーの乱れ
- 肌の乾燥
- 不適切なメイク落とし
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーが乱れると、古い角質や皮脂が排出されず、鼻の毛穴が詰まる原因となります。乱れの要因には、不規則な生活習慣、摩擦、紫外線、乾燥、加齢などがあげられます。正常なサイクルを保つには、生活習慣の改善や適切なスキンケアに加え、美容皮膚科やクリニックでの治療がおすすめです。
肌の乾燥
肌が乾燥すると皮脂や汗の分泌が低下し、角質層が硬くなって毛穴が詰まりやすくなります。さらに、乾燥によってターンオーバーが乱れると、古い角質が正常に剥がれず肌に残りやすくなります。鼻の角栓を防ぐには、適切な保湿で潤いを保つことが大切です。
不適切なメイク落とし
メイク落としが不十分だと、毛穴に汚れが残り、角栓の原因となります。状態が続けば黒ずみや炎症性ニキビを招く恐れもあります。ファンデーションや下地には油性成分が含まれている場合があるため、帰宅後は早めにメイクを落とし、丁寧な洗顔を心がけましょう。
鼻の角栓に効果的な美肌治療
鼻の角栓を改善したい場合は、以下の美肌治療がおすすめです。
- 肌の再生力を高める治療
- ピーリングによる治療
肌の再生力を高める治療
鼻の角栓に働きかけながら肌の再生力を高める治療として、ダーマペンがあります。
ダーマペンはペン型の機器を使用するため、小鼻や目元など細かい部位にもピンポイントでアプローチが可能です。微細な穴を開けて自然治癒力を促すことで、部分的な改善を目指したい方にも適しています。
ピーリングによる治療
鼻の角栓に効果が期待できるピーリングによる治療は、ハイドラフェイシャルやハイドラジェントル、ケミカルピーリング(サリチル酸ピーリング)があります。
ピーリングによる治療は肌へのダメージが比較的少なく、ダウンタイムもほとんどありません。ターンオーバーを整えることで角栓ができにくい状態を目指します。
ハイドラフェイシャルやハイドラジェントルは、クレンジング・ピーリング・美容液導入の3つの働きを担います。角栓の吸引と美容液の導入を行うことで、毛穴詰まりを予防し、肌のコンディションを整える効果が期待できます。
ケミカルピーリング(サリチル酸ピーリング)は、古い角栓を柔らかくして排出を促すピーリング治療です。サリチル酸とマクロゴールを混合した薬剤を使用し、毛穴の開きをはじめとしたさまざまな肌悩みを改善に導きます。表皮の奥にある細胞への影響を抑えつつ、角質層にのみ働きかける作用が期待できます。
鼻の角栓を自分で除去してもいい?
無理に除去すると肌や毛穴に負担がかかり、症状が悪化する恐れがあります。さらに角質まで剥がれてしまい、異物や細菌の侵入を防ぐ役割が損なわれる可能性もあります。角栓を取り除きたい場合は、ホットタオルで鼻を温めて毛穴を開かせ、洗顔やクレンジングでやさしくケアすることがおすすめです。
鼻の角栓を予防するスキンケアの仕方
鼻の角栓を予防するためには、以下のスキンケアを心掛けましょう。
- 適切な方法でメイク落としをする
- 過度な洗顔はしない
- 洗顔後はすぐに保湿をする
適切な方法でメイク落としをする
メイクを落とす際は、洗い流すタイプのクレンジング(クリーム・リキッド・ジェルなど)を使用しましょう。メイク落としシートはメイクやクレンジング成分が肌に残りやすく、こすりすぎると角質層を傷つける原因になります。鼻の角栓を改善したいからといって、力を入れて擦らないよう注意が必要です。
過度な洗顔はしない
角質や皮脂を落とそうと過度に洗顔すると、肌の乾燥を招く恐れがあります。皮脂は角栓の原因となる一方で、肌の潤いを保つために欠かせない成分です。1日に何度も洗顔すると肌の健康を損なう可能性があるため、洗顔は朝と夜の2回までにとどめましょう。
洗顔後はすぐに保湿をする
肌が乾燥するとターンオーバーが乱れたり、皮脂が過剰に分泌されたりして、角栓の原因となる可能性があります。洗顔後は必ず十分に保湿を行いましょう。化粧水の後に乳液で蓋をすることで、水分の蒸発を防げる場合があります。スキンケアの際は、肌を強く擦らないよう注意してください。
まとめ
鼻の角栓は、日々のケアで目立ちにくくすることが期待できますが、すでにお悩みの方には美肌治療がおすすめです。
TCBスキンクリニックでは、鼻の角栓の改善が目指せるさまざまな美肌治療を取り扱っております。検討中の方は、ぜひ一度無料カウンセリングをご利用ください。
本ページの監修医師
肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。
【札幌駅前院】

経歴
- 横浜市立大学医学部 卒業
- 茅ヶ崎市立病院
- 日本医科大学 皮膚科
- 東京中央美容外科 札幌駅前院 院長
備考
- 日本美容外科学会(JSAS) 正会員
- 日本美容皮膚科学会 正会員
- 日本皮膚科学会 正会員
- ボトックスビスタ® 認定医
- ジュビダームビスタ® 認定医
- 日本美容医療学会(JAPSA) 会員