美容皮膚科でシミを消す方法とセルフケアでできるシミ予防

投稿日:2025年01月15日

美容皮膚科でシミを消す方法とセルフケアでできるシミ予防

顔にいつの間にか現れるシミは、メイクだけでは隠しきれない、顔全体が老けこんで見えるなど悩みの原因となります。
この記事では、シミの種類や美容皮膚科でシミを消す方法、セルフケアでできる予防方法などについてご紹介します。
シミを消す方法が知りたい方、シミができる前にご自身でセルフケアをしたいと考えている方は、ぜひご覧ください。

シミを消すには美容皮膚科の受診が必要

シミを消すには美容皮膚科の受診が必要

市販のスキンケアアイテムで「シミ消しクリーム」「シミ取りクリーム」などといわれているものがありますが、スキンケアでシミを消すのは難しく、シミを予防する、これ以上濃くしないなどの効果にとどまります。
シミを消すには美容皮膚科で治療を受ける必要があり、医師への相談のもと、シミの種類に適した治療を検討してください。

シミの種類

シミの種類

シミの種類によって適切な治療方法が異なるため、まずはシミの種類を把握する必要があります。以下は、一般的なシミの種類です。

  • 老人性色素斑
  • そばかす
  • 肝斑
  • 炎症後色素沈着
  • ADM

それぞれ詳しく紹介します。

老人性色素斑

一般的なシミと呼ばれるものは老人性色素班で、長年浴び続けた紫外線の影響でメラニン色素が作られ、そのまま排出されない状態です。色は薄茶色~茶色で、境目がはっきりしているのが特徴です。数ミリ~数センチまで大きさもさまざまで、年齢を重ねると徐々に濃くなっていく傾向があります。紫外線が当たりやすい頬、手の甲などにできやすいシミです。

そばかす

雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれるそばかすは、茶色い小さな斑点が大量に出現している状態です。鼻や頬周辺にできる場合が多く、遺伝によってできるのが特徴で、幼少期に発生して中高年以降に薄くなる場合もあります。遺伝要因以外に紫外線が影響して悪化する場合もあるため、紫外線対策は重要です。

肝斑

肝斑は、境目がはっきりしていないぼんやりとしたシミで、薄い褐色のシミが頬、額、口周り、鼻の下などに左右対称に発生します。30~50代の女性に発生するため、60代を過ぎると新たに発生しないだけではなく、すでにある肝斑も薄くなる場合があります。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着は、ニキビや傷、虫刺され、やけどなどの炎症が生じた後にメラニン色素が沈着してできるシミです。通常は肌の赤みが引いたあとに現れ、肌のターンオーバーに合わせて数年経つと消えることもありますが、炎症が強く皮膚深くまでダメージを受けていると消えずに残るケースもあります。

ADM

ADMは「後天性真皮メラノサイトーシス」「両側性太田母斑性色素斑」とも呼ばれるもので、褐色~灰褐色、青みのある色です。通常のシミとは違って病変とされ、原因は不明ですがシミではなくアザの原理で真皮内にできるため、他のシミと混同せずに治療は慎重に行う必要があります。

美容皮膚科でシミを消す方法

美容皮膚科でシミを消す方法

セルフケアでシミを消すのは難しいため、シミを消したい場合は美容皮膚科で治療を受ける必要があります。美容皮膚科で用意している外用薬や内用薬、IPL光治療、ピコレーザーなどの特徴を紹介します。

外用薬

外用薬でシミを消す場合、ハイドロキノンとトレチノインによる治療が行われます。ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれる美白効果が期待できる薬で、メラノサイトの数を減らすため、今あるシミにもこれからできるシミにも効果的です。トレチノインは肌のターンオーバーを促し、メラニンを排出させる作用があります。
ハイドロキノンとトレチノインは、併用する場合もあります。

内服薬

外用薬と併せて内用薬を服用すると、よりシミを薄くする効果が期待できます。以下は、美容皮膚科で処方される主な内服薬です。

トラネキサム酸 プラスミンの働きを抑えて過剰なメラニン生成を防ぐ
シナール配合錠 メラニンの生成を抑える

患者様の症状に合わせて適した内服薬が処方されます。内服薬は副作用として頭痛や吐き気、嘔吐、低血糖などが生じることもあるため、異常を感じたら服用をやめて医師に相談してください。

IPL光治療

IPL光治療は、さまざまな波長の光を肌に照射することでシミの改善を目指す治療です。メラニン色素を分解してシミを除去するとともに、細胞が活性化するためコラーゲンやエラスチンの生成を促す効果も期待できます。
ダウンタイムとして赤みが現れることがありますが、2~3日程度で治まります。

ピコレーザー

ピコレーザーは、ピコ秒(1兆分の1秒)でレーザーを照射することで衝撃波でメラニンを破壊して、シミを除去する治療です。TCBスキンクリニックのピコレーザーには3つの照射モードがあり、レーザー治療が難しいとされる肝斑にも効果が期待できます。
ダウンタイムとして赤みやかゆみが現れることがありますが、2~3日程度で解消します。

セルフケアでできるシミ予防

セルフケアでできるシミ予防

セルフケアでシミを消すことは難しいですが、これ以上シミを作らせないようにしたり、今あるシミを濃くしないようにしたりする予防はできます。セルフケアでできるシミ予防を紹介します。

紫外線対策

シミ予防で重要なのは紫外線対策です。紫外線は、年間を通して降り注いでいるため、常に日焼け止めや日傘などの紫外線対策を怠らないでください。また、紫外線はシミだけではなくたるみの原因にもなるとされるため、過度に浴びないように気をつけましょう。

スキンケア

シミ予防のために、厚生労働省が認可している美白有効成分が配合されている化粧品を選ぶのもおすすめです。美白有効成分は、メラニンが生成される前に力を発揮したり、メラニンが表皮細胞に移動するのを防いだりする効果があります。トラネキサム酸、コウジ酸、アルブチン、ビタミンC誘導体など、効果のある化粧品を取り入れてください。

生活習慣の見直し

紫外線による活性酸素の発生はシミを招くため、活性酸素を抑える抗酸化成分が含まれる食べ物をバランスよく食べるのがおすすめです。ビタミンCやポリフェノールなどを食べるのがよいですが、食事からの摂取が難しい場合はサプリメントを飲む習慣をつけるのも大切です。
また、ストレス解消や質の良い睡眠なども重要です。ゆっくり入浴してストレスを緩和したり、睡眠環境を整えて質を高めたりして生活習慣を見直してみてください。

まとめ

シミを消す方法としては、美容皮膚科で治療を受ける必要があります。美容皮膚科では、患者様のシミの種類をしっかりと把握し、それぞれに合った治療方法を提案します。
ただし、これ以上シミを作りたくない場合はセルフケアとして紫外線対策やスキンケアの見直し、生活習慣を整えるなども必要です。
TCBスキンクリニックでは、シミ治療としてさまざまな治療をご用意しており、患者様の状態をしっかりと見極めて適した治療を提案させていただきます。シミを消したいとお悩みの方は、ぜひ無料カウンセリングにお越しください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【町田院】
医師 中村 杏奈
詳しいプロフィールを見る
中村 杏奈 医師
経歴
東京慈恵会医科大学医学部 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
都内美容クリニック
東京中央美容外科 町田院 院長

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