エラ張りがひどい原因は?放置によって起こるトラブルや治療法を紹介

エラ張りがひどい原因は?放置によって起こるトラブルや治療法を紹介

エラ張りの原因はさまざまにありますが、エラ部分に存在する筋肉が過剰に発達すると、ひどいエラ張りを引き起こす可能性があります。気になるエラ張りには、原因に合わせた治療の選択が大切です。
この記事では、エラ張りがひどい原因や治療法などについて紹介します。

エラ張りがひどい原因

エラ張りの原因には、主に以下の3つがあります。

  • 咬筋の発達
  • 骨格
  • 脂肪

咬筋の発達

エラに存在する咬筋と呼ばれる筋肉が発達しすぎると、ひどいエラ張りを引き起こす原因になります。歯ぎしり・食いしばりの習慣がある方や、硬いものをよく食べる方は、咬筋が鍛えられてエラ張りが目立ちやすくなる場合があります。咬筋の発達によるエラ張りの治療には、エラボトックス注射がおすすめです。

骨格

下顎角と呼ばれるエラの骨の位置が生まれつき低いと、エラ張りが目立ちやすくなる可能性があります。骨格によるエラ張りの治療は、外科的処置が必要になるケースがあります。

脂肪

エラ部分に脂肪が蓄積することで、エラが張って見える場合があります。ダイエットで脂肪が減少する可能性もありますが、脂肪溶解注射を取り入れるとより効果的です。

エラ張りの原因をセルフチェックしよう

まず歯を食いしばり、口を「いー」と横に広げます。このとき、エラ部分が膨らむ場合は咬筋の発達、膨らまない場合は骨格が原因である可能性が考えられます。また、リラックスした状態でエラ部分の皮膚をつまみ、厚みが4ミリ以上あるときは、エラ張りの原因が脂肪である場合があります。
咬筋の発達によるエラ張りにはマッサージ、脂肪によるエラ張りにはダイエットといったセルフケアによってある程度緩和できるケースもあります。しかし、ひどいエラ張りはセルフケアだけでは改善が難しいため、原因に合わせた治療を受けることをおすすめします。

エラ張りの原因で起こりうるトラブル

エラ張りの原因を放置すると、主に以下のトラブルにつながる恐れがあります。

  • 顔が大きく見える
  • 歯の削れやひび割れを引き起こす
  • 顎関節症につながる

顔が大きく見える

エラ張りがひどいと、顔が大きく見られる可能性があります。また、輪郭が四角く見えたり、ゴツゴツした印象を与えたりする場合があります。

歯の削れやひび割れを引き起こす

歯ぎしりや食いしばりを放置すると、歯が削れたり、ひびが入ったりするリスクがあります。歯は人の身体で特に硬い部位と言われていますが、継続的に負荷がかかると損傷する場合があります。さらに、虫歯や歯周病を悪化させる原因にもなるため、適切な治療が必要です。

顎関節症につながる

噛み合わせの悪さは、顎に負担がかかって顎関節症を引き起こす原因につながります。左右でエラの張り方に差がある場合は、噛む力がどちらかに偏っている可能性があり、注意が必要です。また、片側だけで噛む癖がある場合も筋肉の発達に差が出てしまい、エラの左右差にもつながります。

エラ張りの治療法

エラ張りの治療法は「咬筋の発達」「骨格」「脂肪」など、原因によって異なります。
骨格が原因の場合、外科的手術が必要になる可能性がありますが、咬筋の発達や脂肪が原因の場合は「エラボトックス注射」「脂肪溶解注射」などがおすすめです。

エラボトックス注射

エラボトックス注射は、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質を含む薬剤「ボツリヌストキシン」を注入し、エラ張りの改善を目指す治療です。エラに注入すると、筋肉の働きが抑制されて萎縮するため、咬筋の発達によるエラ張りを改善する効果が期待できます。

脂肪溶解注射

エラ張りの原因が脂肪の場合は、脂肪溶解注射がおすすめです。脂肪溶解注射は、脂肪細胞を破壊して排出を促す治療です。エラ張りの原因となる脂肪の減少が目指せます。

エラボトックス注射のメリット

エラ張りの原因である咬筋の発達を改善する効果が期待できるエラボトックス注射には、主に以下3つのメリットがあります。

  • 小顔効果が期待できる
  • 歯ぎしり・食いしばりの改善が目指せる
  • 治療時間やダウンタイムが短い

小顔効果が期待できる

エラボトックス注射でエラ張りが緩和すると、フェイスラインがすっきり見えやすくなります。顔全体が引き締まった印象になり、小顔効果が期待できます。

歯ぎしり・食いしばりの改善が目指せる

エラボトックス注射は、筋肉を萎縮させることで歯ぎしりや食いしばりの改善をサポートします。その結果、筋肉の緊張による頭痛、肩こりの緩和にも有効です。
さらに、就寝時の歯ぎしりや食いしばりを改善することで、起床時に伴う歯や顎の痛みの防止に効果が期待できます。

治療時間やダウンタイムが短い

エラボトックス注射の治療時間は10分程度です。注射を打つだけで1回の治療が完了するため、忙しい方でも受けやすい特徴があります。また、個人差はありますが、ダウンタイムもほとんどなく、出血がなければ当日からメイクをすることも可能です。

エラボトックス注射を受ける場合の注意点

エラボトックス注射を受ける際は、主に以下の4点に注意が必要です。

  • 副作用のリスクがある
  • 治療部位周辺の筋肉が一時的に動かしにくくなるケースがある
  • 身体を温める行為は控える
  • 治療後は一定期間避妊する

副作用のリスクがある

ボトックス注射には、非常にまれですが一時的に頭痛や倦怠感、アレルギー反応が出るリスクがあります。ボトックス注射によって一部の筋肉が動かしにくくなると、普段とは異なる筋肉に負荷がかかり、頭痛や倦怠感につながる可能性があります。数日で落ち着く場合がほとんどですが、長引く際はクリニックにご相談ください。
また、薬剤や注射針などの金属に反応してアレルギー反応が生じる場合があります。薬剤や金属に対してアレルギーがある方は事前にご相談ください。

治療部位周辺の筋肉が動かしにくくなるケースがある

エラボトックス注射の治療後は、治療部位周辺の筋肉が一時的に動かしにくくなる場合があります。また、筋肉が動かしにくくなると表情が不自然になったり、食事の際に咀嚼しにくくなったりする可能性があります。
症状には個人差がありますが、時間の経過とともに効果が弱まると、落ち着くことがほとんどです。気になる症状が続く場合は、クリニックにご相談ください。

身体を温める行為は控える

ボトックスは熱に弱いため、サウナや岩盤浴などの身体を温める行為は治療後1週間程度控える必要があります。また、マッサージは体温を上げるだけではなく、薬剤が広範囲に広がり、効果に影響する恐れがあるため、同じく治療後1週間程度は避けてください。
アルコールの摂取は禁止ではありませんが、血行が促進されて腫れを強める恐れがあり、注意が必要です。

治療後は一定期間避妊する

エラボトックス注射を受けた後は、女性で2ヶ月程度、男性で3ヶ月程度の避妊が必要です。また、妊婦および胎児に対する安全性が確立されていないため、妊娠中の方や、妊娠の可能性がある方は受けられません。さらに、薬剤が母乳へ移行し、子どもに影響する可能性が否定できないため、授乳中の方も治療を避けてください。

まとめ

エラ張りの原因はさまざまですが、咬筋の発達によるひどいエラ張りの改善にはエラボトックス注射がおすすめです。筋肉の緊張を和らげ、輪郭をスッキリさせる効果が期待できます。
TCBスキンクリニックでは、エラ張りの改善を目指す「エラのボトックス小顔注射」を取り扱っております。ひどいエラ張りでお悩みの方は、一度お気軽にご相談ください。

本ページの監修医師

TCBスキンクリニックでは、しわやたるみを改善するエイジングケア治療、理想のフェイスラインにこだわった小顔治療、メスを使わない身体への負担が少ないプチ整形など、さまざまなメニューをご用意しております。患者様がリラックスしてご相談いただける環境を整え、丁寧なカウンセリングを通じて一人ひとりに適したプランをご提案いたします。「顔の印象を変えたい」「理想の見た目に近づきたい」など、治療に関するご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。

TCBスキンクリニック
【新宿東口院】
院長 高柳 佑衣子
詳しいプロフィールを見る
高柳 佑衣子 医師
経歴
東京女子医科大学医学部 卒業
順天堂大学附属順天堂医院 皮膚科
越谷市立病院 皮膚科
東京曳舟病院 皮膚科
同愛会病院 皮膚科
東京中央美容外科 新宿東口院 副院長
東京中央美容外科 渋谷西口院 院長
東京中央美容外科 秋葉原院 院長
東京中央美容外科 新宿東口院 院長
備考
日本皮膚科学会 正会員
日本医師会 認定産業医
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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また、医学研究に携わる医学博士が在籍しており、新薬開発や関連研究に参加しています。
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