ダーマペンとピーリングは併用できる?組み合わせるメリットや種類について紹介

投稿日:2025年08月06日

ダーマペンとピーリングは併用できる?組み合わせるメリットや種類について紹介

毛穴ケアやニキビ跡への効果が期待できるダーマペンとピーリングですが、どちらを選ぶべきか悩んでいる方は少なくありません。ご自身の肌状態に向いている治療を選ぶには、それぞれの仕組みや効果を知る必要があります。
この記事では、ダーマペンとピーリングの仕組みや効果、併用治療について紹介します。肌悩みをダーマペンやピーリングで解決したい方は、ぜひご覧ください。

ダーマペンとは

ダーマペンは、極細の針を使用して皮膚表面に目に見えないほどの微小な穴をあけ、肌の自然治癒力を活性化させる治療です。コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、皮膚の再生能力が高まるため、肌トラブルの改善が期待できます。

ダーマペンの仕組み

当院で使用するダーマペン4は、従来のダーマペン3の性能が強化された機種です。ダーマペン4に搭載されている16本の極細針が1秒間に約120回高速振動し、最大1920個の穴をあけて、肌のターンオーバーを促進します。
また、針の長さは0.2ミリから0.3ミリまで0.1ミリ単位で調節可能です。部位や症状に合わせて針の深さを調節すると、より効果的に肌トラブルを改善できます。

ダーマペンの効果

ダーマペンには、主に以下の症状を改善する効果があります。

  • 小ジワ
  • たるみ
  • ニキビ跡
  • 毛穴の開き
  • くすみ
  • 色素沈着

肌のターンオーバーが正常化し、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されるため、さまざまな肌悩みに効果を発揮します。また、薬剤を塗布してダーマペンの治療を行うと、浸透率が向上しさらなる効果が期待できます。

ピーリングとは

ピーリングとは、皮膚の表面に蓄積された古い角質や皮脂、汚れなどを取り除いて肌のターンオーバーを促進する治療です。新しい肌細胞が生成されるため、肌のトーンアップが期待できます。

ピーリングの効果

ピーリングには、主に以下の症状を改善する効果があります。

  • シミ・そばかす
  • ニキビ跡
  • 毛穴の詰まり・黒ずみ
  • 肌のハリや弾力
  • くすみ
  • しわ・小ジワ

ピーリングをすると、バリア機能が高まり健康な肌になるため、ハリやツヤが向上します。凹凸がある部分もなめらかになり、黒ずみやくすみの改善による美白効果も得られる点が特徴です。

ピーリングの種類

ピーリングには、主に以下のような種類があります。

  • ハイドラフェイシャル
  • マッサージピール(コラーゲンピール)
  • ケミカルピーリング(サリチル酸ピーリング)
  • ブラックピール

ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルは、薬剤を使用するのではなく水流によって毛穴の汚れや古い角質を洗浄する治療です。クレンジングやピーリング、毛穴吸引、保湿、美容液導入、保護まで幅広く行える特徴があります。余分な皮脂を取り除いたうえで美容成分を導入するため、より美容液が浸透しやすく透明感やハリのある肌へと導きます。

マッサージピール(コラーゲンピール)

マッサージピールは、PRX-T33と呼ばれる薬剤を使用してコラーゲンの生成を促す治療です。マッサージをしながら薬剤を浸透させ、肌にハリやツヤを与えるとともに、たるみや小ジワなども改善します。薬剤に含まれるコウジ酸は、メラニン抑制効果もあり、シミの改善も期待できます。

ケミカルピーリング(サリチル酸ピーリング)

ケミカルピーリングは、サリチル酸と呼ばれる成分によって古い角質や角栓を除去し、表皮の再生を促す治療です。また、薬剤に含まれるマクロゴールは、皮膚深部に酸が浸透することを抑制するため、肌の表面のみに作用し奥深くにある層は傷つけにくい点が特徴です。

ブラックピール

ブラックピールは、植物性活性炭と乳酸がメインのピーリング剤を使用して行うケミカルピーリングです。ピーリング剤を肌に浸透させてターンオーバーを促進し、同時に薬剤の成分を真皮層まで浸透させます。ピーリングによって古い角質を除去するため、肌全体のトーンアップが叶う治療です。

ダーマペンとピーリングの併用治療について

ダーマペンとピーリングは、併用によってさらに効果が高まるケースもあります。併用治療について詳しく紹介します。

併用のメリット

ダーマペンとピーリングを併用すると、ダーマペンであけた微細な穴からピーリング剤がより深く浸透しやすくなります。単独で受けるよりも肌質改善やニキビ跡、毛穴の開きなどの改善効果が高まる点が特徴です。肌のターンオーバー促進と角質ケアを同時に行えるため、より多くの肌悩みに適応します。

代表的な併用メニュー

ダーマペンとマッサージピールの併用治療はヴェルベットスキンと呼ばれ、代表的な併用メニューです。マッサージピールは、高濃度トリクロロ酢酸・低濃度過酸化水素・コウジ酸が主成分のPRX-T33と呼ばれる薬剤を使用します。ダーマペンであけた穴からPRX-T33を塗布すると、肌の内側からハリやツヤが生まれ、トーンアップが期待できます。

併用する際の注意点

ダーマペンとピーリングを併用する際は、肌の状態や体質に応じて治療内容や頻度を調整する必要があります。医師とよく相談のうえで治療内容を決めてください。

ダーマペンとピーリングの効果を感じるためのポイント

ダーマペンとピーリングを併用して効果を感じるためのポイントを紹介します。

適切な治療間隔

ダーマペンは6~8週間ごとの治療が推奨されますが、ピーリングと併用する際は肌の状態に応じて間隔を長めにとる場合もあります。赤みや炎症がある際は、治まってから治療を受けるようにしましょう。

適切な治療回数

肌悩みによって適切な治療回数は異なりますが、ダーマペンとピーリングの併用は複数回の治療を継続して受けることで効果を実感しやすくなります。一般的には3~10回程度が目安ですが、医師と相談しながら治療回数を決めることが重要です。

アフターケアを怠らない

治療後は、アフターケアが非常に重要です。肌が乾燥しやすくなるため保湿ケアは欠かせません。また、肌がデリケートな状態なので紫外線対策も必須です。日焼け止めや日傘、帽子などを活用して紫外線から肌を守ってください。スキンケアはアルコール成分が入っていない肌に優しい製品を選ぶことをおすすめします。

まとめ

ダーマペンとピーリングを併用すると、それぞれの作用が高まり毛穴の開きやニキビ、ニキビ跡への治療で効果を発揮します。ただし、どのピーリング剤を使用するか、頻度や回数などは医師と相談のうえで決める必要があるため、事前のカウンセリングが重要です。
TCBスキンクリニックでは、医師による丁寧なカウンセリングで、患者様の肌状態やご希望を伺い併用治療を提案いたします。ダーマペンやピーリングで肌悩みの改善を検討中の方は、ぜひ無料カウンセリングにお越しください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【札幌駅前院】
院長 栗林 理佳
詳しいプロフィールを見る
栗林 理佳 医師
経歴
横浜市立大学医学部 卒業
茅ヶ崎市立病院
日本医科大学 皮膚科
東京中央美容外科 札幌駅前院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員
日本皮膚科学会 正会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
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