肌質改善は自力でできる?美容皮膚科で受けられる治療法も紹介

投稿日:2025年08月18日

肌質改善は自力でできる?美容皮膚科で受けられる治療法も紹介

毛穴の開きや黒ずみ、繰り返すニキビなど、慢性的な肌トラブルに悩んでいませんか?
肌の状態は、年齢やホルモンバランスの乱れ、栄養の偏り、睡眠不足、紫外線によるダメージなど、さまざまな要因に影響されます。
肌荒れを繰り返さない肌質を目指すためには、自分の肌タイプを理解し、適切なケア方法を選ぶことが大切です。

本記事では、肌タイプ別の特徴や、自宅で実践できるセルフケア、肌質改善に有効な美容医療について解説します。肌のお悩みを持つ方は、ぜひ参考にしてください。

肌質改善とは

肌質改善とは、ニキビやシミ、しわ、たるみ、毛穴、乾燥などの肌トラブルを改善し、健やかな美肌を目指すことです。
肌質は5つのタイプに分類され、それぞれに適したスキンケア方法があります。そのため、まずは自分の肌質を正しく理解する必要があります。ただし、生活習慣や環境の影響で肌の状態は変化しやすく、ご自身のケアだけでは改善が追いつかないケースも少なくありません。ご自身の肌質でお悩みの方は、美容皮膚科で受けられる治療法を取り入れると、より効果的な肌質改善が可能です。
TCBスキンクリニックでは、ダーマペンやポテンツァ、ケミカルピーリングなど、肌質の向上が期待できる治療を多数ご用意しています。

肌荒れが起きる原因

肌荒れの主な原因として、ターンオーバーの乱れやホルモンバランスの乱れ、肌のバリア機能の低下などがあげられます。これらの変化は、さまざまな外的要因や内的要因によって引き起こされます。外的要因には紫外線や乾燥、摩擦などがあり、内的要因には偏った食生活やストレス、睡眠不足などがあります。複数の要素が重なることで肌環境が不安定になり、肌荒れが起こりやすくなります。

肌質改善の前に知っておきたい!あなたの肌タイプとは?

肌質のタイプは、「乾燥肌」「脂性肌」「敏感肌」「混合肌」「普通肌」の5つに分類されます。
以下の肌タイプ診断を使って、自分の肌質をセルフチェックしてみましょう。

肌タイプ診断表

乾燥肌

乾燥肌とは、水分や皮脂が不足して、肌が乾燥している状態です。「ドライスキン」や「乾皮症」と呼ばれる場合もあります。
全身のかさつきやごわつき、入浴後の肌のつっぱり、粉が吹くなどの症状がみられます。
肌の乾燥を放置すると、わずかな刺激でも赤みやかゆみなどの肌トラブルが起こりやすくなるため、早期の対策が大切です。

【乾燥肌さんのケアポイント】
徹底した保湿:化粧水や乳液、クリームなどを使用して、肌にしっかりと潤いを与えてください。
低刺激な製品選び:アルコールフリーやエタノールフリーなどの製品を選びましょう。
やりがちなNGケア:洗顔時はゴシゴシと強くこすらないようにしてください。

脂性肌

脂性肌は、皮脂腺の働きが活発で、皮脂の分泌量が多い肌質を指します。顔全体がテカリやすく、べたつきを感じやすいのが特徴です。
皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まりやすく、ニキビができやすくなります。また、皮脂の多い鼻やおでこなどの部位は、メイクが崩れやすくなるため注意が必要です。

【脂性肌さんのケアポイント】
正しい洗顔:余分な皮脂をしっかり落とすために、洗顔料を泡立てて優しく洗ってください。
オイルフリーの保湿:べたつきを抑えた化粧品で肌のバランスを整えましょう。
やりがちなNGケア:1日に2回程度を目安に、必要以上に洗顔をしないようにしてください。

敏感肌

肌のバリア機能が低下して、外部からの刺激を受けやすい状態が敏感肌です。化粧品や洗顔料などでヒリヒリしたり、衣類の擦れによってかゆみが生じたりする場合があります。
洗いすぎやこすりすぎ、乾燥、紫外線、化粧品に含まれる成分の刺激などが、敏感肌を引き起こす原因になります。

【敏感肌さんのケアポイント】
低刺激の化粧品選び:肌への負担を減らすために、優しい成分の製品を選びましょう。
すぐに保湿:洗顔後は肌の水分が失われやすいため、できるだけ早めに保湿してください。
やりがちなNGケア:刺激の強い製品や香料入りの製品は使用しないようにしましょう。

混合肌

混合肌とは、皮脂の分泌が多い部分と、乾燥しやすい部分が存在する、脂性肌と乾燥肌が混在した肌タイプです。おでこから鼻先にかけてのTゾーンはテカリやすく、頬からあごにかけてのUゾーンはかさつきやすい傾向があります。
肌表面は潤って見えても内側が乾燥している状態は、「インナードライ肌」と呼ばれる場合があります。

【混合肌さんのケアポイント】
部位に合わせたケア:皮脂が多い部分はしっかり洗い、乾燥しやすい部分は優しく洗いましょう。
保湿の使い分け:Tゾーンはさっぱりタイプ、Uゾーンはしっとりタイプの化粧品の使用がおすすめです。
やりがちなNGケア:顔全体を同じケアで済ませるのは控えてください。

普通肌

普通肌は、水分と皮脂のバランスが取れており、肌のキメが整っている状態です。皮脂の分泌が適量のため、毛穴が目立ちにくく、全体的に肌トラブルが少ない特徴があります。
季節や環境の変化によって肌トラブルが起こる可能性もあるため、適切なスキンケアを心がけることが大切です。

【普通肌さんのケアポイント】
バランスを保つ:肌の水分と油分のバランスが整っているため、基本的な洗顔と保湿を継続しましょう。
丁寧なすすぎ:洗い残しは肌荒れの原因になるため、すすぎ残しのないよう丁寧に洗い流してください。
やりがちなNGケア:肌トラブルがない時も、基本のケアは欠かさないようにしましょう。

肌質改善のために自力でできる対策

自力で肌質改善を目指すためには、生活習慣の見直しや正しいスキンケアなど、外側と内側の両面からアプローチすることが重要です。
自宅で取り組めるセルフケアの方法として、以下の4点について解説します。

栄養バランスの良い食事をとる

肌の調子を整えるためには、タンパク質やビタミン類、亜鉛、食物繊維など、さまざまな栄養素をバランスよく摂取することが大切です。特に、ビタミンAやビタミンC、ビタミンE、亜鉛などは、肌の健康をサポートする働きがあります。いつもの食事に野菜や果物をプラスしたり、おやつをナッツに置き換えたりと、無理のないことから少しずつ始めてみましょう。

正しいスキンケアを行う

間違ったクレンジングや洗顔、保湿は、かえって肌トラブルを引き起こす原因になります。肌の健康を保つためには、肌に合ったスキンケアを正しく行うことが大切です。
すべての肌タイプに共通する、基本のスキンケアステップは以下の3点です。

  • 洗顔:汚れや余分な皮脂を落として、清潔な肌を保つ
  • 保湿:肌の潤いを守り、バリア機能を整える
  • UVケア:紫外線によるダメージから肌を守る

自分の肌質に合った化粧品やケア方法を選び、基本のステップを継続することが、美肌への第一歩となります。

睡眠時間を確保する

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌の修復や再生が促されます。睡眠不足が続くと、肌のターンオーバーが乱れ、肌荒れを引き起こす原因になるため注意が必要です。健康的な肌を保つためには、1日7~8時間程度の質の良い睡眠を確保するようにしましょう。
睡眠の質を高めるためには、ぬるめのお湯にゆっくり浸かったり、寝る直前のスマホ使用を控えたりするのが効果的です。また、いつもより30分早くベッドに入ると、寝る前の時間をリラックスに充てられ、良い睡眠につながりやすくなります。

紫外線対策を行う

紫外線は肌の細胞にダメージを与え、シミやそばかす、しわ、たるみなどの原因となる「光老化」を引き起こします。光老化は加齢による自然な老化とは異なり、紫外線による蓄積ダメージによって促進されるため、効果的な紫外線対策が必要です。
日焼け止めをこまめに塗り直し、日傘や帽子なども活用して、紫外線から肌をしっかり守るように心がけましょう。

肌質改善に効果的な美容医療を紹介

生活習慣やスキンケアを見直しても肌質が改善しない場合は、美容皮膚科の治療が有効です。
当院では、「ダーマペン4」「ポテンツァ」「ケミカルピーリング」「ピコレーザー」「ヒアルロン酸注射」「IPL光治療」など、さまざまな治療法をご用意しています。

ダーマペン4

ニキビ跡・しわ・たるみ・毛穴の開きの改善が期待できるダーマペン4

ダーマペン4とは、極細の針で肌に微細な穴を開け、肌本来が持つ自然治癒力を利用することで、肌質改善を目指す美肌治療です。真皮層に存在する線維芽細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されるため、皮膚にハリや弾力を与える効果があります。ニキビ跡やしわ、たるみ、毛穴の開きなどの改善が期待できます。

【おすすめの人】
  • クレーター肌やニキビ跡が気になる
  • いちご鼻や毛穴の開きを改善したい
  • 顔の小ジワが目立つ

ポテンツァ

毛穴・ニキビ跡・クレーターなど幅広い肌悩みに有効なポテンツァ

ポテンツァとは、マイクロニードルで肌に微細な穴を開け、真皮層にRF(高周波)を照射する治療法です。肌のターンオーバーが促進されると同時に、コラーゲンやエラスチンなどの美容成分が増生されます。毛穴やニキビ跡、クレーターの改善をはじめ、肝斑やたるみ、赤ら顔、小ジワなど幅広い肌悩みに有効です。

【おすすめの人】
  • 毛穴を引き締めたい
  • ニキビ跡やクレーター肌が気になる
  • シミや肝斑に悩んでいる

ケミカルピーリング(サリチル酸ピーリング)

毛穴の開きや黒ずみ、ニキビ跡の改善に適したケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、酸性の薬剤を顔全体に塗布し、古い角質を柔らかくして除去するピーリング治療です。肌のターンオーバーを正常化させる作用があるため、毛穴の開きや黒ずみ、ニキビ跡、色素沈着、小ジワの改善に適しています。顔や背中、脇、お尻への塗布が可能です。

【おすすめの人】
  • 毛穴の開きや黒ずみが気になる
  • ニキビ・ニキビ跡をきれいにしたい
  • くすみや色素沈着を改善して美白になりたい

ピコレーザー

毛穴の開きやニキビ跡、シミ、肝斑に効果的なピコレーザー

ピコレーザーとは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位でレーザーを照射し、熱を使わずに衝撃波でメラニン色素を除去する治療法です。ピコレーザーの照射方法には、「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」「ピコスポット」の3種類があります。
肌質を改善するためには、毛穴の開きやニキビ跡に効果的なピコフラクショナルや、シミや肝斑、くすみに有効なピコトーニングがおすすめです。

【おすすめの人】
  • 毛穴の開きやニキビ跡を改善したい
  • 肝斑やくすみが気になる
  • 肌をトーンアップさせたい

ヒアルロン酸注射

肌のハリや弾力を保つ働きがあるヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射とは、体内にもともと存在するヒアルロン酸を注入し、内側から皮膚を膨らませる治療法です。しわやくぼみの溝にボリュームを与えることで、ほうれい線や肌の凹凸が目立ちにくくなります。ヒアルロン酸は高い保水力を持ち、肌のハリや弾力を保つ働きがあるため、自然な若返りが期待できます。

【おすすめの人】
  • 肌にハリや弾力を与えたい
  • ほうれい線など顔のしわを改善したい
  • 顔のパーツをボリュームアップさせたい

IPL光治療

シミ・そばかす・毛穴の開き・ニキビ跡・赤ら顔を改善するIPL光治療

IPL光治療とは、さまざまな波長の光を肌に照射することで、表皮や真皮などの異なる層にアプローチし、幅広い肌トラブルに対応する美肌治療です。シミやそばかす、毛穴の開き、ニキビ跡、赤ら顔などの改善に適しています。光による熱作用で細胞が活性化し、コラーゲンの再生が促されるため、肌のハリや弾力の向上にもつながります。

【おすすめの人】
  • 毛穴の開きを小さくしたい
  • シミやニキビ跡が気になる
  • くすみを改善して肌をトーンアップさせたい

まとめ

肌質改善を目指すためには、自分の肌タイプを正しく理解し、適切なスキンケアを実践することが大切です。セルフケアでの改善が難しい場合は、美容皮膚科の治療をおすすめします。
TCBスキンクリニックでは、肌質改善が期待できるさまざまな治療をご用意しています。無料カウンセリングを実施しているため、肌トラブルにお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【札幌駅前院】
院長 栗林 理佳
詳しいプロフィールを見る
栗林 理佳 医師
経歴
横浜市立大学医学部 卒業
茅ヶ崎市立病院
日本医科大学 皮膚科
東京中央美容外科 札幌駅前院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員
日本皮膚科学会 正会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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TCBでは高い技術を持つ経験豊富なドクターが在籍し、患者様の願いと理想の実現に全力を尽くしております。
日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
TCBグループの所属ドクター達は美容外科医や医療の第一線で腕を磨いた外科医など高い技量を持ったドクターで常に高いレベルの施術を提供いたします。