ダーマペンはほうれい線の改善に効果あり?ほうれい線の原因やその他の治療について紹介

投稿日:2025年08月06日

ダーマペンはほうれい線の改善に効果あり?ほうれい線の原因やその他の治療について紹介

ほうれい線は、加齢とともに目立つようになるため老けた印象を与えやすく、悩んでいる方は少なくありません。ダーマペンはほうれい線の改善に一定の効果が期待できますが、溝が深い場合などは十分な改善が難しいこともあります。
この記事では、ほうれい線に対するダーマペンの治療効果、ほうれい線の原因、ダーマペン以外の治療について紹介します。年齢とともに目立ってきたほうれい線にお悩みの方は、ぜひご覧ください。

ダーマペンのほうれい線への治療について

ダーマペンは、針で肌に穴を開けてコラーゲンやエラスチンの生成を促進する治療です。小ジワや毛穴のたるみに効果があるダーマペンですが、ほうれい線にはどのような効果が期待できるのか紹介します。

ほうれい線の改善に一定の効果は期待できる

ほうれい線ができる原因はさまざまで、なかでもハリ不足が代表的です。ダーマペンは、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌にハリや弾力を与える治療です。ハリ不足が原因のほうれい線に対しては、ダーマペンで改善する可能性があります。

効果を持続するには継続的な治療が必要

ダーマペンの効果の感じ方には個人差があり、1回の治療で効果を感じる方もいれば、複数回の治療が必要になる方もいます。ほうれい線の深さや状態によっては、継続的に治療を受ける必要があると認識しておきましょう。

たるみの状態によっては効果が感じられない

ダーマペンは、ハリや弾力の回復を促進することで、ほうれい線の目立ちを軽減する効果が期待されます。しかし、ハリや弾力不足以外のほうれい線や、溝が深くたるみが強い状態だと、ダーマペンでは改善が難しい場合もあります。カウンセリングで医師にほうれい線の状態をしっかりと確認してもらい、適切な治療を選んでください。

ほうれい線ができる原因

ほうれい線ができる原因は、主に以下の5つです。

  • 肌のたるみ
  • 表情筋の衰え
  • 生活習慣
  • 骨格
  • 肉付き

肌のたるみ

加齢によって肌のハリや弾力を保っているコラーゲンやエラスチンが減少すると、皮膚がたるみやすくなります。皮膚がたるむとほうれい線の溝が深くなり、目立ちやすくなります。コラーゲンやエラスチンの減少は、加齢だけではなく、紫外線や乾燥などの外部からのダメージによっても起こるのが特徴です。

表情筋の衰え

表情筋は、顔の筋肉を動かすために必要な筋肉の総称です。表情筋が衰えると、皮膚を支える力が弱くなり、皮膚や脂肪が移動してほうれい線が目立ちやすくなります。表情筋は加齢以外にも、無表情で過ごす時間が多いと衰える原因になります。

生活習慣

姿勢が悪い方やうつむきがちな方、就寝時に横向きで寝る方など、日常の動作によって頬がたるむ場合があります。
また、スマートフォンやパソコンを長時間見続けると、眼精疲労によって目の周辺の筋肉が硬くなります。その結果、血行不良や筋肉のバランスの乱れを引き起こし、ほうれい線が目立ちやすくなる原因となります。

骨格

顎が小さい方は、食事を噛む際に筋肉がうまく使用できずに表情筋が衰えやすくなります。また、頬骨の位置が高い方はほうれい線が目立ちやすい傾向にあります。骨格が原因の場合は加齢に関係なく、若いうちからほうれい線に悩まされる方も少なくありません。

肉付き

ほうれい線の内側の脂肪が多いと、頬に厚みが乗って影ができ、ほうれい線が目立つ原因になります。溝が深くなるというよりも影が原因で、脂肪による段差でほうれい線が深く見える点が特徴です。

ほうれい線を目立たなくするダーマペン以外の治療

ほうれい線を目立たなくするダーマペン以外の治療は、主に以下の7つです。

  • 医療ハイフ(HIFU)
  • ポテンツァ
  • ヒアルロン酸注射
  • ボトックス注射
  • リジュラン
  • 線維芽細胞療法
  • 幹細胞エクソソーム点滴

医療ハイフ(HIFU)

ハイフは、高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)の略称で、熱エネルギーを皮膚の深層に照射する治療です。しわやたるみを改善するリフトアップ治療で、熱エネルギーによるダメージを修復する過程でコラーゲンやエラスチンが生成され、肌の弾力やハリをアップさせます。

ポテンツァ

ポテンツァは、マイクロニードルとRF(高周波)を組み合わせた治療です。マイクロニードルで皮膚の表面に極小の穴を開けると、傷を治そうとする創傷治癒力が働き、コラーゲンやエラスチンの生成が促されるとともに、ターンオーバーを促進します。
また、ポテンツァの特徴はドラッグデリバリーシステムがついてる点です。肌に挿入したマイクロニードルの先端から薬剤を注入する治療方法で、薬剤を真皮層に浸透させることで、肌質改善が期待できます。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、ほうれい線のくぼみの部分にヒアルロン酸を注入して、内側から皮膚を膨らませる治療です。ボリュームを補うだけではなく、肌に弾力やハリを与えるため、自然に若々しい肌に見せる効果も期待できます。

ボトックス注射

ボトックス注射は、ボトックスを過剰に働いている筋肉に注入することで、表情筋の働きを抑える治療です。ほうれい線の原因が表情筋である場合に有効です。他にも、眉間、おでこ、目尻などのしわ、肩こりの解消、多汗症の抑制などにも効果があります。

リジュラン

リジュランは、サーモンのDNAから抽出されるポリヌクレオチド(PN)が有効成分の注射です。真皮層の線維芽細胞を活性化させて、肌に弾力やハリを与えるのが特徴です。肌の自然治癒力を高め、ターンオーバーを活性化させる効果も期待できます。

線維芽細胞療法

線維芽細胞療法は、患者様自身の肌細胞を培養し、移植する治療です。加齢や紫外線によって失われた線維芽細胞を増やし、コラーゲンやエラスチンを増生することで、弾力やハリを取り戻します。クレーター肌やニキビ跡、目の下のクマ、毛穴の開きなどにも有効な治療です。

幹細胞エクソソーム点滴

幹細胞エクソソーム点滴は、細胞から分泌されるエクソソームを点滴で血管内に注入する治療です。エクソソームは情報伝達を行う役割を担っている点が特徴で、抗炎症作用や抗酸化作用を高めます。定期的な投与によって全身の細胞に栄養が届けられ、損傷や老化した細胞を活性化させます。

まとめ

ほうれい線はダーマペンで治療できる可能性もありますが、原因によっては他の治療が向いている場合もあります。医師とのカウンセリングでしっかりと肌状態を把握し、ご自身に合った治療を選ぶことが大切です。
TCBスキンクリニックでは、ほうれい線の状態を医師が確認したうえで、患者様に適した治療をご提案します。無料カウンセリングを実施しているため、ほうれい線のお悩みがある方はお気軽にご相談ください。

本ページの監修医師

肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。

TCBスキンクリニック
【札幌駅前院】
院長 栗林 理佳
詳しいプロフィールを見る
栗林 理佳 医師
経歴
横浜市立大学医学部 卒業
茅ヶ崎市立病院
日本医科大学 皮膚科
東京中央美容外科 札幌駅前院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員
日本皮膚科学会 正会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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日本形成外科学会 専門医・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・日本創傷外科学会 正会員・日本形成外科手術手技学会会員・日本マイクロサージャリー学会会員が在籍。
また、医学研究能力を持つ医学博士が在籍しており高度最先端医療、新薬開発に携わることで医療の進歩・向上に貢献しています。
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