投稿日:2025年01月15日
ピコフラクショナルレーザーは、ニキビ跡や毛穴トラブル、美肌治療ができるとして人気ですが、ダウンタイム期間がどの程度あるか気になる方も少なくありません。
この記事では、ピコフラクショナルレーザーのダウンタイム中の症状や期間、注意点などを紹介します。
従来のCO2フラクショナルレーザーよりもダウンタイムが少ないとされる、ピコフラクショナルレーザーを検討している方は、ぜひご覧ください。
ピコフラクショナルレーザーとは
ピコフラクショナルレーザーは、衝撃波によって肌表面には穴を開けず、内部へ針状に収束したレーザーで空砲を作ることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促す治療です。
ニキビ跡や毛穴の開き、肌のハリ、小ジワなどの改善が期待でき、従来の肌表面を傷つけてしまうCO2フラクショナルレーザーに比べると、ダウンタイムが短い特徴があります。
ピコフラクショナルレーザーのダウンタイムの症状
ピコフラクショナルレーザーの治療後は、以下のようなダウンタイムの症状が現れます。
- 赤み・痛み・熱感
- 肌のざらつき・乾燥
- 湿疹・ニキビ
- 点状出血
症状について、詳しく紹介します。
赤み・痛み・熱感
赤み、痛み、熱感はピコフラクショナルレーザーの治療後数日間続くことがありますが、レーザーによって傷ができ、コラーゲンの生成が促進される過程での通常の反応です。
数時間~数日程度で落ち着きますが、症状を感じたら冷やしたタオルやタオルを巻いた保冷剤などで症状を和らげてください。
ただし、1週間以上症状が続く場合はクリニックに相談することをおすすめします。
肌のざらつき・乾燥
ピコフラクショナルレーザーの治療後、肌が再生する過程で古い角質や衝撃波でダメージを受けた古い細胞が毛穴から肌の表面に押し出され、肌のざらつきとして現れるケースがあります。数日間続きますが、自然に解消するため、無理に落とそうと強く洗顔したりふき取ったりせずに、優しく洗顔して保湿ケアを行ってください。
また、皮膚が乾燥している場合も、同様に保湿ケアが重要ですが、あまりにも乾燥が強い、症状が1週間以上続くなどの場合は医師に相談することをおすすめします。
湿疹・ニキビ
ピコフラクショナルレーザーの衝撃波によって肌の深層にダメージが加わると、皮脂の分泌が一時的に増加したり、毛穴が詰まりやすくなったりして、湿疹やニキビができるケースがあります。症状が出ても自然治癒するため、1週間程度改善するのを待ってください。無理矢理ニキビを潰したり触ったりすると炎症が起こって悪化する可能性があります。
湿疹やニキビが発生した場合は、優しい洗顔で肌を清潔に保ち、油分が少ないスキンケアアイテムを選んでください。
点状出血
ピコフラクショナルレーザーは、微細な皮膚組織の毛細血管にダメージを与えるため、小さな赤い点が現れる点状出血が生じるケースがあります。症状が出ても1週間程度で治まるため心配はいりませんが、肌はデリケートな状態であるため保湿で外部からの刺激を避けてください。
赤みや痛みと同様に、冷やしたタオルで出血を落ち着かせ、強くこする、頻繁に触るなどの刺激を与えないよう心がけましょう。
ダウンタイムの期間
ピコフラクショナルレーザーのダウンタイム期間は、通常1週間程度です。肌が回復する過程や症状が回復するまでの期間を紹介します。
肌の回復には1週間程度の時間が必要
ピコフラクショナルレーザーのダウンタイムは、数時間~1週間程度です。症状によって数時間で解消するものもあれば、1週間ほどかかるものもあります。ただし、シャワーやメイクは治療当日から可能となるため、日常生活へ戻れる期間は治療後すぐといえます。
前述したような副作用が出ている場合、クレンジングや洗顔をしっかり行い、適切なスキンケアを行う必要があると覚えておきましょう。
症状が回復するまでには個人差がある
ピコフラクショナルレーザーの治療後は、ダウンタイムの症状の現れ方や回復するまでの期間に個人差が生じます。年齢、肌質、生活習慣などさまざまな要因で症状が現れるためですが、1週間以上症状が続く場合は肌に異常が生じている可能性があるため医師に相談してください。
また、治療間隔についても個人差があるため医師と相談して次の治療の時期を決めましょう。当院では4週間に1回の間隔で治療可能ですが、肌が十分に回復してから次の治療を受けることで長期的な肌質改善効果が得られます。
ダウンタイム中の注意点
ピコフラクショナルレーザーのダウンタイム中は、以下のことに気をつけて過ごしてください。
- 刺激を与えない
- 血行がよくなる行為をしない
- 紫外線対策を行う
- 保湿対策をする
- 生活リズムを整える
刺激を与えない
ピコフラクショナルレーザーの治療後は、肌が敏感な状態であるため、刺激となる洗顔、タオルドライ、スキンケアなどは普段よりも丁寧に優しく行う必要があります。摩擦を与えたり、強くこすったりするとデリケートな肌には強い刺激となるため控えてください。
化粧水や乳液などのスキンケアは、アルコール成分が含まれていない敏感肌用のものを選び、肌の回復を待ちましょう。
血行がよくなる行為はしない
治療後に激しい運動やサウナ、長時間の入浴などの血行がよくなる行為を行うと、赤みや腫れなどが悪化する可能性があります。さらに、発汗することで肌が乾燥したり、炎症が起こったりする可能性も否定できません。
肌が回復するまでの1週間程度は血行がよくなる行為は避け、肌に負担をかけない生活を心がけてください。
紫外線対策を行う
治療後の肌は一時的にバリア機能が低下し、薄くなっている状態であるため、紫外線の影響を受けやすくなっています。紫外線の影響によって色素沈着が生じるケースもあるため、日焼け止めを塗る、日傘の活用などの対策が効果的です。
どうしても屋外で活動しなければならない場合以外は外出を避け、室内でも日焼け止めを塗ることをおすすめします。
保湿対策をする
治療後の肌は乾燥しやすい状態であるため、保湿対策も重要です。ただし、肌は敏感な状態になっているため、刺激が少ないスキンケア製品を選んで優しく保護してください。
クレンジングや洗顔をした後は、必ず化粧水や乳液、クリームなどを使用して保湿しましょう。日中も保湿スプレーを携帯して、肌が乾燥していると感じたときのこまめな使用も効果的です。
生活リズムを整える
就寝のタイミングやバランスのとれた食生活など、生活リズムを整えることは治療後の肌状態を回復させるために重要です。睡眠をしっかりとって肌の修復や再生を促し、バランスのよい食生活で肌の回復をサポートしてください。
まとめ
ピコフラクショナルレーザーは、従来のCO2レーザーに比べるとダウンタイムが短い治療ですが、1週間程度は症状が出る可能性があると考えてください。万が一、1週間以上ダウンタイムの症状が続く場合や、悪化している場合は、すぐに医師に相談しましょう。
TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるように個別の無料カウンセリングにてしっかりとダウンタイムをご説明します。
ダウンタイム中の症状への不安や疑問などは、ぜひ無料カウンセリングでお伝えください。
本ページの監修医師
肌は年齢や生活環境、日々のストレスなど、多くの要因から影響を受けやすく、人それぞれお悩みが異なります。乾燥やしみ、毛穴やニキビなど、肌トラブルは放置せず、悪化する前に早めの対処をしてください。TCBスキンクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、医師が丁寧にカウンセリングを行い、肌の状態やお悩みに応じたプランをご提案いたします。美しい肌を手に入れるためには正しい知識を持ち、適切な治療を選ぶ必要があります。どんな肌悩みでもお気軽にご相談ください。皆様の理想の肌づくりをサポートいたします。
【町田院】
経歴
- 東京慈恵会医科大学医学部 卒業
- 東京慈恵会医科大学附属病院
- 都内美容クリニック
- 東京中央美容外科 町田院 院長